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六文銭(ACVI)の編集履歴

2024-07-21 16:42:01 バージョン

六文銭(ACVI)

あーまーどこあしっくすのろくもんせん

ゲーム『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場するACパイロットのひとり。なお、メイン画像は公式ではなく二次創作のイメージイラスト。

「三途の渡しの六文銭 しかと受け取れい!」

概要

CV:小西克幸/英:ジェイミーソン・プライス

ルビコン解放戦線に身を寄せる殺し屋にして独立傭兵

別名「三途の渡しの六文銭」。

名前の由来は死者が三途の川を舟で渡る際に求められる渡し賃(=転じて最期の餞別)である「六文銭」から。

自らの殺し屋としての在り方を名前で表している。


かつての武士のような古風な口調で喋り、失われた古典芸能、「ニンジャ」「カブキ」といった日系移民文化に造詣が深く彼のスタイルに強い影響を与えている。

かつて餓死寸前のところをリトル・ツィイーに救われており、その時施された一宿一飯の恩義に報いるため彼女ら解放戦線に仇なすものを敵としている。


エンブレムは3×2に連なった六枚の円形(賽の目の"6”に近い配置)に被せられた赤い「忍」の一文字。

向きはもとより銭紋に穴が開いていなかったり忍の文字が鏡写しだったりと文化が正しく伝わってこなかったことを窺わせる構成になっている。


アリーナランクは18位でDランク帯のトップ。

後述する戦法と武装によって操作に慣れていないプレイヤーは苦戦しがちで、V.Ⅵメーテルリンクと並んでアリーナ序盤の強敵として知られている。


キャラグラフィックが存在せず、STVの画稿ですらどいつもこいつも背中を向けていたりほぼ背景になっていたりする本作において、顔つきが判明している数少ないキャラクターである。

長髪をオールバックにし後ろで束ねた髪型でサングラス着用、もしくは目に深い影が掛かっており、カブキの着物あるいは袈裟的なよく分からない服を着た中年といった年頃の男性で、リトル・ツィイーと思われる少女におにぎりのような物を食べさせてもらっているのがわかる。


ストーリーでの活躍

チャプター3のミッション「ヴェスパー7排除」にて登場する隠しボス

当ミッションではアーキバスによって占領された貿易拠点「壁」を奪還するべく、その布石としてルビコン解放戦線から当該拠点の指揮官V.Ⅶスウィンバーンの暗殺を依頼される。


ミッションの排除目標であるスウィンバーンは残りHPが30%以下になると両腕部武器をパージし、主人公に対して金をチラつかせて自分を見逃すよう取引を持ち掛ける


助命を無視してそのまま倒したり見逃すフリをして騙し打ちすることも出来るが、この取引に応じるとスウィンバーンは撤退。契約を反故にしたことについて流石にエアからも苦言を呈されるがこれでミッションも終了…


たぶんみんなが思ったこと

信義により立つ任務の不履行 万死に値する


三途の渡しの六文銭 しかと受け取れい!


…などと甘い話がある訳もなく、契約を反故にした報復として直後に六文銭が急襲してくる

ドーモ、レイヴン=サン。六文銭です。任務不履行死すべし!イヤーッ!


金に釣られて敵を見逃したらニンジャが襲ってくるというシチュエーション本人の言動珍妙不可思議な武装ネタキャラと思うかもしれないが直前に戦ったスウィンバーンよりも手強く、道中には補給もないためスウィンバーン戦で消耗し過ぎると苦戦は必須。スウィンバーン共々バトルログの対象でもあるので1週目は素直にスウィンバーンを撃破し、操作に慣れて装備も整ってくる2周目以降に挑戦することをお勧めする。


利によりて行えば怨み多し


不義なる雇われよ

コーラルと共にあれい!


なんとか撃破すると621に対し忠告じみたハイクを遺して六文銭は爆発四散、ようやくミッションクリアとなる。


乗機「シノビ」

彼が搭乗するのは軽量二脚型AC「シノビ」。

優れた移動速度を活かした近距離戦を得意としており、機体フレームはエルカノ製パーツで構成されているが何故かコアとプラズマ機雷投射機、特殊ミサイルはオールマインド

オールマインドの関係者なのかはたまた真面目にログハントをこなしてパーツを手に入れたのかは不明。


戦闘スタイルは近接戦に特化したものであり、素早く接近してショットガンを始めとした高衝撃の武器とブーストキックで速攻を仕掛けてくる。中途半端に距離を取れば威力の高い特殊ミサイルとプラズマ機雷投射機のチャージ攻撃が視界の外から飛んで来て訳も分からずにスタッガーさせられ、そのままケジメさせられてしまうことだろう。


素早い動きと変則的な武装でこちらを翻弄してくる難敵だが軽量機ゆえに防御力とAPは低く、リペアキットやパルスアーマーを考慮しても耐久力は決して高くない。相手をする場合は高火力の武器で速攻するかミサイルなどで遠距離から削っていくと戦いやすい。


また戦闘開始時は高確率でブーストキックを狙ってくるという特徴があり、これはアリーナでも同様。その為、慣れたプレイヤーであればタイミングを合わせてアサルトアーマーパイルバンカーなどでカウンターを仕掛けて瞬殺することも可能。


アセンブル

EL-TH-10 FIRMEZAエルカノ製軽量頭。初期頭より軽く、EN負荷が低い。
コア07-061 MIND ALPHAオールマインド製中量コア。高負荷・高重量だが各種防御性能とジェネレータ補正に優れる。
EL-TA-10 FIRMEZAエルカノ製軽量腕。軽量腕部の中では射撃適性が低めだが腕部積載量に優れ、反動制御もそこそこ。
EL-TA-10 FIRMEZAエルカノ製軽量二脚。最軽量の脚部であるため移動速度は早いが防御性能も相応に低い。
ブースターBST-G2/P06SPDファーロン・ダイナミクス製。QB性能を犠牲にして基本推力に特化している。
FCSFCS-G2/P05ファーロン・ダイナミクス製。全FCS中最も高い中距離適性を持ち、近距離・ミサイルの適性も備える汎用性の高いFCS。
ジェネレータDF-GN-06 MING-TANG大豊製。EN補充性能・容量・出力をそこそこのバランスで両立し、高い復元性能を持つ中量機体向けジェネレータ。
コア拡張PULSE ARMOR機体に追従するパルス防壁を展開し、耐久限界か時間限界まで防御力を飛躍的に高める。

右腕武器SG-026 HALDEMANベイラム製の短距離ショットガン。ショットガンとしては軽量ながら取り回しが良く、近距離でスタッガーを取るのに向く。
左腕武器44-143 HMMRオールマインド製のプラズマ機雷投射器。独特の間合いが特徴的な近接武器で、チャージ攻撃では機雷を投射して軌道上にプラズマ爆発を起こす。一見するとネタ武器に見えるが威力と衝撃力に優れる隠れた強武器。通称プラズマヨーヨー
右肩武器45-091 JVLN BETAオールマインド製の特殊ミサイルで相手を囲むように飛翔し、ミサイルの軌道上に時間差で連鎖爆発を起こす。誰が呼んだか爆導索
左肩武器MA-J-201 RANSETSU-ARBAWS製のバーストアサルトライフルで、命中精度と瞬間火力に優れる腕部武器。本来であれば肩部には装備できないがOSチューニング「ウェポンハンガー」によって肩武器の代わりに装備でき、自由に腕武器と交換可能。

余談

  • 彼が戦闘中発言する芝居がかった台詞だが実は中国古典からの引用である。
    • 不義にして富みかつ貴きは浮雲のごとし論語
      • (意味)汚いやり口で得た地位や財産なぞ浮雲の如く不安定で儚いもの。
    • 利によりて行えば怨み多し(同上)
      • (意味)自らの利益になるかならないかだけで行動すれば多くの人から怨恨を買い続ける。
    • 一飯千金史記
      • (意味)たとえ一膳程度での食事であっても、千金に値する恩義そして価値がある。
    • 道を失えば助け寡なし孟子
      • (意味)道理を通した行いをする人は多くの人が手を貸し、そうでない者は誰の助けも得られず孤独に生きるしかない。

  • 解放戦線の頭目ドルマヤンは解放戦線メンバーの警句の理解度が低いことを常々嘆いているが、六文銭も又その1人。決め台詞のように使用している。

  • 2周目以降で明らかになるがルビコンでは独立傭兵が金に釣られて契約を破棄することは珍しい事ではなく、スウィンバーンを撃破した場合にルビコン解放戦線の窓口担当から解放戦線の中には主人公が敵に懐柔されることを危惧していた者もいたことを告げられる。

命の代価

ミッションを成功させると報奨金として本来の報酬を上回る270'000Cがアーキバスから振り込まれるが、解放戦線からの依頼を放棄したことで本来の報酬分200'000Cが差し引かれてしまうため、実質的な報酬はわずか70'000C。これなら訓練生君(95,000C)を撃墜する方が遥かに手軽であり、六文銭が非常に強いことから慣れないうちは修理代と弾薬費が嵩むため、7万ぽっちでは赤字になることもザラである。やはり早々オイシイ話などないのだ。(一応ストーリーでこのルートを選択した場合はヴェスパー部隊のエンブレムを入手できるので完全に損ではない)


  • ちなみに助命されたスウィンバーンは部隊の品位を下げたとしてV.Ⅱスネイルの手で再教育センターに移送されるので、スウィンバーンを撃破しようが六文銭を返り討ちにしようが結果として解放戦線の「壁」奪還作戦は成功する。しかし、折角奪還した「壁」は後にやってくる惑星封鎖機構によって制圧されてしまうのであった。まさにショッギョ・ムッジョ

  • また、エアは六文銭のニンジャめいた言動をイマイチ理解することができなかったようで、戦闘中に「芝居がかった口上は一種のかく乱戦術」などと的外れな忠告を送ってくる等、珍しいリアクションを起こす。戦闘終了時にも「いろんな人がいるものですね」と感慨に浸っているがこれはスウィンバーンのことなのか六文銭を指しているのかはたまた621のことなのか……

関連タグ

ACVI アーマード・コア(ロボット)

ルビコン解放戦線

殺し屋

サプライズニンジャ理論

NRS:一部のプレイヤー達はアイエエエ!な心境と衝撃が走ったという。

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