『コードギアス 奪還のロゼ』第3幕ネタバレにつき注意!!
スタンリー「配備は完了済み」
ジノ「何なんだ、こいつは……!」
ナラ「ノーランドの仕業か……!」
ロゼ「何が始まったんだ……」
概要
ナナシの傭兵と七煌星団らがホッカイドウブロックをネオ・ブリタニア帝国から奪還しようとする戦いは、突如としてネオ・ブリタニア側から超合集国への和平交渉の提案という、これまでの態度からあり得ざる事態が起きた。
それへの手出しは逆にこちらが平和を乱すものとして正当性を失うため、手出しはできず、数ヶ月間戦況が停滞することとなった。
そして、和平交渉が巧妙にネオ・ブリタニア側に有利になる条件で進行していた中で、皇神楽耶の超合集国への代表復帰で不利は覆される、そう思えた中で惨劇は始まった。
全世界で
秘密裏に全世界の沿岸付近の海底に配備されていた潜水母艦から大型KMFサイズの円筒状の正体不明兵器が大量に射出され、沿岸から上陸。
他の生物には目もくれず人間だけを探知し、人間を吸い込み、内側のカッターでミキサーのように人間を切り刻み血煙に変える。
ブリタニア共和国、ジルクスタン王国、ネオ・ブリタニア帝国など、あらゆる国家を問わず、全ての人類に対する無人殺戮兵器による殺戮の行脚。
史上最低最悪の所業がここに始まった。
あまりにも類を見ない兵器とその所業によってジノは絶句し、ナラは黒幕がノーランドだと断定した。
この所業によってノーランド・フォン・リューネベルクに纏わりついていた違和感と殺戮を徹底して行う矛盾の正体が開示された。
なぜナタリアによるイレブン特区を許していたのか、同じ陣営であっても失態を犯した者を許さず殺したのか、なぜ時間稼ぎをしていたのか
全人類に浄化という名の殺戮をすること
それこそがノーランドの真の目的。いずれ全ての人類を殺戮するからこそ、全ての出来事はどうでもよかった。
人類に仇なす、真性の悪そのもの。
スタンリーに命じて作らせていた兵器はこれかと思われる。時間稼ぎをしていたのはこの無人殺戮兵器を秘密裏に全世界に配備するための時間稼ぎでしかなかった。
この事態を前に現在も公務に身を置く者、軍を脱退していた者、世間から身を隠していた者達も否応なく戦わざるを得ない事態となった。
斯くしてユーフェミアが起こした、イレブン虐殺事件を上回る惨劇が幕を開けようとしていた。
戦闘力においては7年前における量産機であった暁、ヴィンセント・ウォードでは相手にならないほどの高い戦闘力を有している。
惨劇を前にKMFに乗れる者を片っ端から集めざるを得ないほどの逼迫した状況で黒の騎士団は防衛にあたっているが、高い戦闘力だけでなく阻止限界点の言葉が出ていることから、世界各国の軍事力を上回るほどの信じられない規模の物量を有している。
ノーランドのKMFファウルバウトとの連携調整をこの殺戮以前に準備していたため、統制指揮に類するなんらかのリンクが確立されている。殺戮を終わらせるためにはファウルバウトの完全破壊が最低要件となる。
現時点では正式名称は不明。
その所業から、他作品である『機動戦士ガンダムF91』の似たような所業を行ったマシーンのバグという呼称になぞらえて、令和のバグ。あるいは自動掃除機ルンバのように自動徘徊して人を吸い込んで殺戮したことからデスルンバと視聴者から呼ばれている。
余談だがアッシュ役の古川慎氏や制作スタッフも視聴者からこの兵器がデスルンバと呼ばれてるのを周知しており、最終幕公開3日前にはこの兵器に猫のエリザを乗せたカウントダウンイラストを公開している。
また、同じCLAMPがキャラクター原案を務めた作品『BLOOD-C』では人間だけを徹底的に探し、掃除機のようにまとめて殺戮する八頭身ウサギという視聴者が唖然としたおぞましい所業を行った存在も登場している。
関連タグ
- 擬似兵器
- バグ(ガンダム):機動戦士ガンダムF91に登場する元祖無人殺戮兵器。
- オートマトン:機動戦士ガンダム00に登場する同じような殺人ロボット。
- プルーマ:機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズに登場する巨大MAハシュマルの子機MAで人類抹殺を目的していることが共通。
- ピレスロイド:クロスアンジュ天使と竜の輪舞に登場する似た兵器その1。スーパーロボット大戦Xではシーブックやセシリーからは特殊戦闘台詞も存在し、カロッゾ・ロナに至っては「バグ以上に対人殺傷能力が高い」という理由で代わりとして出してくる。
- ヘリアンサス型:ACVIに登場する似た兵器その2。バグをより巨大・凶悪化し、殺意を高めたような風貌だが飛べず地上を爆走する程度に留まる。どっちかというと輪入道やパンジャンドラム、車輪スケルトンに近い。
- スマートクリーナー:ACVIに登場する似た兵器その3。ルビコニアン・デスルンバ。