私が壊して差し上げましょう
プロフィール
概要
敗戦の色濃いE.U.軍で特別に編成された特殊部隊「wZERO」に召集されたイレブン(日系人)の一人。
人物像
感情を余り表に出さず、事実を淡々と述べる為一見クールに見えるが、時折何をするか分からない危うさを漂わせる。
それでも任務や約束には忠実であり、護衛していたレイラがヨアンに絡まれているのを見て強引に止めに入ったり、共に出たナルヴァ作戦で戦死した同僚たちの墓を作り弔ったりしている。また、意外とユーモアの利く一面もある。
ちなみに、魚嫌いは相当なもので、常のクールさが消える事から第三章でリョウとアヤノにいじられている。
シン・ヒュウガ・シャイングは生き別れた兄だが、母の不義を隠していたので、厳密には異父兄に当たる。劇中の描写から一族はそれなりの良家であり、兄弟の仲は良好だったのだが、十数年前に自身の両親の醜悪な人間模様を目の当たりにしたシンは世界そのものに絶望し、愛する者に死を命ずるギアスで母を含めた一族の者達を自死に至らしめる。
しかしアキトは幼すぎたために「死」という概念が理解できずに生き残ることとなった。
その後、シンとは生き別れることとなったが、日向家に仕えていた使用人によって保護され学校を卒業し、軍へ入隊し現在へと至る(使用人とはこの期間において死別している)。
幼い頃に掛けられたギアスの影響は今も残っており、戦闘時には普段とはうって変わった凶暴性と鬼神の如き活躍をみせる。実際に仲間が自爆特攻を命令されて敵に向かっていく中で唯一生き残り、相手が多勢にもかかわらず圧倒している。
なお、ギアスに関することもよく分かっていないので、本人は幼いころギアスをかけられたことに対して、「一度死んだ」と表現している。
一族が死に絶えたトラウマもあって、他者とは距離を置いていたが部隊への編入当初から自身に強い関心を抱いていたレイラ・マルカルやワイヴァン隊に加わった佐山リョウ達と心を通わせ、特にレイラとは最終的に恋仲にまで発展した。
そして、ワイヴァーン隊の一員としてブリタニア軍と戦う中でユーロ・ブリタニアの聖ミカエル騎士団の騎士となった兄・シンと再会。「wZERO」部隊の本拠地ヴァイスヴォルフ城を攻撃し、最終的には世界をも壊さんとするシンを止めるために対峙する事となる。
舞台挨拶や公式ツイッターによると後ろの長い三つ編みは、元々はアキトの母が女の子が欲しくてせめて見た目だけでもかわいくしようと結っていたもの。ちなみにこれは最終章で切り落とし、レイラに形見として預けている。
余談
イレブン(日本人)でありながら支配者に従い、祖国を占領した国の女性と心を通わせる。ギアスの呪いによって並外れた戦闘力を発揮する、搭乗機が白いなど枢木スザクとは共通点が多い。決定的な違いはかけられたギアスがスザクが信念をねじ曲げてまで「生きる」のを強要するのに対し、アキトは行動原理が「死ぬため」という正反対の意味によるギアスをかけられている。
派生作品
初登場作品。
10を超える並行世界の運命を賭けた戦いを描いており、「コードギアス」の世界観を内包するワールドは第4世界と呼称されている。
2章より登場し、『双貌のオズ』の主人公オルドリン・ジヴォンと因縁ができる等、異世界のゲートの影響故か既に原作とは若干異なる展開に進んでおり、更にプレイヤー部隊「ディバイン・ドゥアーズ」との出会いを機に、兄シンとの決着をつけた後の運命が完全に一変。
ゲートがもたらす災いを知ったレイラは「wZERO」解散後も戦う事を選択し、ディバイン・ドゥアーズへ参加。彼女と恋仲になったアキトも同行する事になり、やがて本来ならば関わらない筈だった『R2』の戦いにも参戦。数奇な因縁はあれど出会う機会の無かったルルーシュ(ゼロ)率いる「黒の騎士団」との共闘と、スザクを含めたナイトオブラウンズとの直接対決が実現する。
関連イラスト
関連タグ
コードギアス亡国のアキト 亡国のアキト ヒュウガ・アキト アレクサンダ
レイラ・マルカル 佐山リョウ 成瀬ユキヤ 香坂アヤノ シン・ヒュウガ・シャイング アシュレイ・アシュラ
シンエイ・ノウゼン:死神の異名を持つ、幼い頃に兄から殺されかけ後に直接対決する、司令官と恋仲(に近い関係)になるなど共通点が多い他作キャラ。
以下、ネタバレ注意!!
wZEROの解散後はレイラ達と5人で旅をしており、ゼロレクイエムによって世界が平和になった約7年後の『コードギアス 奪還のロゼ』にて初めて訪日。
神戸を観光していたが、突然現れた謎の殺戮兵器を前に、久々に戦いへと身を投じることになる。