曖昧さ回避
- 接吻のこと→キスの項目を参照。
- スズキ目スズキ亜目の魚のこと→鱚の項目を参照。
- 講談社が刊行しているヤングレディース向け月刊漫画雑誌→Kiss(漫画雑誌)の項目を参照
- 日本のアイドルグループの名称
- 韓国の音楽グループの名称
- ドイツの鉄道模型のメーカー
- アダルトゲームブランド→Kiss(メーカー)の項目を参照。
- アメリカ・デトロイト生まれのバンドの名称。本項で解説。
概要
読みは「キス」ではなく「キッス」が正しい。
一度見たら忘れられない白をベースにしたド派手なメイクが特徴的。幾度ものメンバーチェンジを経て現在も活動中。聖飢魔IIやXJAPANも彼らの影響を濃く受け継いでいる(実際、XJAPANのドラマーYOSHIKIとは親交があり、2019年の紅白歌合戦でコラボを行った)。
海外アーティストを呼ぶ機会の多いミュージックステーションには二度も出演している。
1996年の一度目はライブ会場からの中継だったが、2013年の二度目の出演ではスタジオでド派手なパフォーマンスを見せた。
ビジュアルだけでなくライブパフォーマンスにも定評があり、実は一番売れたのもライブ盤。
2014年、ようやくロックの殿堂入りとなったものの、対象者がオリジナルメンバー4人のみということに彼らは「歴代メンバー全員を評価してほしかった。」とスピーチ後、受賞者恒例の演奏を拒否している。
ロゴの「S」のジグザグしたデザインがナチス親衛隊に似ているため、ドイツでは違うフォントが使われる。
メンバー
参考画像前列右。リードボーカル兼リズムギター。通称スターチャイルド。ジミ・ヘンドリックスやピート・タウンゼントと並ぶギターの壊し屋。
参考画像前列左。ベース兼ボーカル。通称デーモン。バンドのリーダー。火や血を吐くパフォーマンスは彼が担当。
参考画像後列左。初代リードギター兼ボーカル。通称スペースマン。1982年脱退、1996年復帰、2002年再脱退。
参考画像後列右。初代ドラムス兼ボーカル。通称キャットマン。1980年脱退、1996年復帰、2001年再脱退、2002年再復帰、2004年再々脱退。
2代目ドラムス。ザ・フォックスと題し狐のメイクをしていた。ピーターの後任として加入したが、1991年に癌で死去。ちなみに全く同じ日にはQueenのボーカルフレディ・マーキュリーも亡くなっている。
3代目ドラムス。1985年から1987年までブラックサバスに所属。その後ゲイリー・ムーア・バンドなどを経て1991年にエリック・カーの後任として加入。その後ピーターの復帰でサポートメンバーに降格するが、2004年以降はピーターに代わるキャットマンとして定着。
2代目リードギター。古代エジプトの象徴図像であるアンクをイメージしたメイクをした。エースの後任として加入するが、ポールやジーンを差し置いて目立とうとしたため2人の怒りを買い1984年に解雇される。その後自分のバンドを立ち上げるが、レコード会社の倒産や妻への暴行容疑で逮捕されるなど相変わらずトラブル続きである。
3代目リードギター。ノーメイク時のメンバー。ヴィニーの後任として加入するが、関節炎を発症したためすぐに解雇される。2007年に脳内出血で死去。
4代目リードギター。ノーメイク時のメンバー。マークの後任として加入。特に問題はなかったが、1996年のエース復帰に伴いメンバーを外され、2度と招聘されることはなかった。現在はグランド・ファンク・レイルロードに所属。
5代目リードギター。1985年からKISSの前座を務め、2002年にエースの後任としてスペースマンとなる。
2015年、ももいろクローバーZとのコラボ楽曲「夢の浮世に咲いてみな」を発表。KISSが3月3日に行う東京ドーム公演でのゲストにももクロが招かれる。
2019年大晦日に放送された紅白歌合戦にて、YOSHIKIとコラボ。
一夜限りのコラボグループ“YOSHIKISS”として、代表曲「Rock & Roll All Nite」を披露した。
パロディ・オマージュなど
インパクトある見た目からアニメなどでもよくパロディに使われ、特にデトロイト・メタル・シティのクラウザーさんはあまりにも有名。
『ラブライブ!』の二期6話でも当バンドの格好をオマージュしたシーンがあったが、何とそれに反応した外国人の手によりその回の最速放送直後に出回ったキャプチャーがメンバーのジーン・シモンズ本人に送信されるという事態が起こった事もある。なお、当エピソードでは、米国のドラマ『glee』のオマージュが随所に見られ、gleeの劇中でも、登場人物がKISSのコスプレを行うシーンがある。
また、『ポケモン剣盾』で登場したガラルジグザグマ→ガラルマッスグマ→タチフサグマはKISSがモチーフの1つになっていると言われている(実際、タチフサグマ自身がとあるポケモンバンドのボーカルを務めていたり、彼を使役するジムリーダーがロックミュージシャン風のシンガーソングライターであったりと、KISSへのオマージュと思われる要素もある)。
これについてジーン・シモンズは「ポケモンがKISSへ敬意を表してくれたことを喜ばしく思う」と好意的なコメントを寄せている。
『SPY×FAMILY』第4話にて、ジーン・シモンズのメイクのような斑を顔に付けた牛が登場する。こちらもアニメ一期4話にて忠実に再現され、ネットの人伝でジーン・シモンズ本人に伝わり、好意的な反応を表している。
また、彼らをフィーチャリングしたアメコミ化も何度か行われた。
70年代には、マーベルコミック社の、ミュージシャンをフューチャーしたシリーズから発刊。メンバーから採血した血液(登録した正規の看護師が行った)を、赤インクに混ぜ込んで印刷したとの事。
90年代末に、「SPAWN」で有名なトッド・マクファーレンの「イメージコミック」社より、「Kiss:PsychoCircus」が発刊。これは同名のKISSのアルバムに関連しているが、劇中に登場するKISSはバンドではなく、実際の悪魔や精霊など、超自然的存在になっている。
また、マクファーレンからは当時にKISSのアクションフィギュアを発売していた。
ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ポール・スタンレー、ピーター・クリスの四人がフィギュア化。マクファーレンによると、「顔のメイクがちゃんとしていれば、どんなフィギュアを発売してもいい」という契約を結んでいたとの事。
そのため、当初はミュージシャンとしてのフィギュアを販売していたが、後にはコミック版「PsychoCircus」に登場した四人もフィギュア化されている(変身前のサーカス団員を付属、ドラゴンを模した武器なども追加するなど)。
コミックに関しては、上記以外では70年代にレボリューショナリーコミック社から無版権のものが発売。
公式には他に、2002年からダークホースコミック社から、2007年にプラチナスタジオ、2011年にアーチ―コミック社から、2012年にIDW社から、2016年にダイナマイトエンターテイメント社から、それぞれ発売されている。