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レッサーパンダの編集履歴

2024/09/18 08:58:35 版

編集者:ノーマルQ

編集内容:日本国の記事埋め込みなど

レッサーパンダ

れっさーぱんだ

鼻先の短いアライグマや、大きな猫とでも言うべき外見の動物。赤褐色の体毛とリング状の模様が入ったふさふさした尾が特徴的。

ピクシブ百科事典(旧pixpedia)では便宜のため、近縁であるアライグマ科を親記事とする。

概要

哺乳綱食肉目レッサーパンダ科の哺乳動物。外見は大きなネコに似ており、鼻先の短いアライグマにも見える。赤褐色の体毛とリング状の模様が入ったふさふさした尾が特徴的。

生息地のヒマラヤ山脈周辺が寒冷地域のため寒さには比較的強く、飼育個体だと雪が降ると喜んで遊ぶ。

笹を食べるために顔の筋肉が発達しており、そのため顔のパーツが下の方に集まっていておでこが広く、ぬいぐるみのように可愛らしい外見となっている。

立ち上がる威嚇のポーズも人間から見ると可愛いとしか見えなかったりする。

IUCN(国際自然保護連合)レッドリストで絶滅危惧種に指定されているため商取引は禁止されており、一般家庭での飼育はできない。

日本では静岡県日本平動物園の仕切りで日本国内の繁殖計画を行なっており、これに伴い国内で生まれた個体が各地の動物園に移動することがよくある。

生物学的特徴

概要ではレッサーパンダ科としたが、日本では従来のアライグマ科に分類される事が多い。また、ワシントン条約ではクマ科に分類されている。

ジャイアントパンダ同様笹や竹の葉を食べるが、本種はより雑食傾向が強く野生では鳥の卵や昆虫も食べる。

飼育下では竹の葉や果物の他に、野菜やドッグフード、煮干しやゆで卵なども与えることがあるが、中には展示場に迷い込んできた虫や野鳥を狩って食べる個体もいる。

結構甘いものが好きで、日本の動物園ではりんごを喜んで食べる個体が多い。

寿命は野生では10年くらいまで、飼育下では14〜22歳ごろまで生きる。

繁殖可能年齢は2~12歳ごろと言われており飼育下では冬ごろの発情期に雄と雌の同居を行う。

基本的に単独生活で、子育てもメスが独力で行い1〜2頭の子供を産むことが多く、飼育下では1年半〜2年をめどに独り立ちをさせる(個体や飼育状況によってはもっと早まることもある)。

大人になるとあまり鳴かないが子供の頃は「ピーピー」と鳴いておねだりをすることもあり、成長後は繁殖期に「キュルルル」と鳴き、威嚇の際には「ガッガッ」と声を立てることもある。

威嚇の動作を持ち合わせているとはいえ、個体によっては飼育員にもよく懐き、手渡しで餌を食べたりブラッシングをさせることもある(これは健康チェックをしやすくするために行なっている)。

しかし牙も鋭く気性が荒い面もあるため油断は禁物であり一般人がおいそれと触れるわけではない。

木に登るために爪も鋭く、このため人工哺育されている幼獣や担当飼育員によく懐いている個体であってもおやつをねだったり甘えてじゃれついた際に悪気なく引っ掻いてしまうことは多く、動物園では腕や足に生傷の絶えない飼育員も多い。

相性が悪い個体同士の同居だと命に関わる闘争をしたり相手に嫌がらせをするケースもあり、食べ物の選り好みも激しく気に入らない餌はポイ捨てするなど、性格的には扱いの難しい面も多い動物である。

動物園では新鮮な竹の葉の確保に苦心しており、個体の選り好みも勘案して複数箇所の採取地を確保しなければならない。

犬との共通感染症もあるため、厳しい施設だと私生活で犬を飼育しているスタッフはレッサーパンダの担当につけない、と決めているところもある。

「パンダ」の名称について

“パンダ”の名称は元々この動物につけられたモノである。ネパール語で「竹を食べる生きもの」を意味する「ネガリャ・ポニャ」の「ポニャ」が転化したという説が一般的。

後にジャイアントパンダが西洋に知られるようになると、単にパンダと言えばジャイアントパンダを指すようになり、ジャイアントに対して「小さなパンダ」と言う事でレッサーパンダと呼ばれるようになった。

英語圏ではレッサー(Lesser)の語に差別的な意味合いが含まれるということで、美しい赤褐色の毛並みに因んで「Red Panda」と呼ぶ事が多い。またチベット語由来の「Wah」と言う名称で呼ばれることもある。

中国語での表記(漢字名)はもともとは「熊猫」。後に「小熊猫」。後にジャイアントパンダの発見で、あちらが「大熊猫」とされ、それと区分されるため「小熊猫」となった。ジャイアントパンダがネコに似ていない姿なのに、漢字名に「猫」の字が入るのは元々、ネコに似たレッサーパンダの名前が流用されたためである。

主な亜種

  • シセンレッサーパンダ(メイン画像)
  • ニシレッサーパンダ(ネパールレッサーパンダ)

日本国内の動物園で飼育されているのはほとんどシセンで、ニシは熱川バナナワニ園でのみの飼育。両者を比較するとシセンは赤みが強い色合い、ニシは少し白みがかった色合いである。世界全体ではニシの方が飼育数が多い。日本はシセンの飼育頭数では圧倒的に他国をリードする「シセンレッサーパンダ大国」である。同様のことはフンボルトペンギンなどでも当てはまる。

有名な個体

風太は千葉県の動物園にて飼育されている雄の個体。2005年頃に「風太くん」の愛称を付けられてニュースで取り上げられ、全国的に有名になった。二本足で立ち上がる姿は、ブームから15年以上経った現在でも、偶にレッサーパンダの参考資料なり、2005年の世相を示す映像として見かける機会は多い。

風太はその後、多くの子に恵まれ、一族を繁栄させた。彼が起こしたレッサーパンダブームから16年後の2021年には玄孫(孫の孫)もいる「大じいちゃん」となっている。

レッサーパンダは普通に二本足で立つ生き物であったが、風太が特に有名になったのは他の個体より長時間立ち続け、歩いたりすることが多かったからだとか。

日本テレビ系列2019年4月30日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」で風太の現在が放送された。年老いてきて二本足で立つことは減り、子孫達にその習性が受け継がれているとのこと。それから更に二年後の2021年現在では、加齢による老いで立たなくなったとの事。

また、老いによって発病した白内障で片目を失明しているが、本人は元気に暮らしているという。

2021年現在、「風太」の子孫は全国各地に散っており、その中で最も若い世代の子孫が山口県の動物園に三頭ほどいる。しかし、彼の子たちがその次の世代(孫世代)を残せずに死を迎えるケースも年月の経過で生じてきており、その血統は先細り傾向にある(とはいえ、一時の勢いがない、というだけで既にかなりの子孫がいるため、今後も血統が続くことだろう)。

彼とは縁もゆかりもないが、近年は多摩の動物園に居る「フランケン」というカナダからやってきた個体が人気を博した。彼の血統が台頭し、日本のレッサーパンダ界において一定の版図を築いている。

例として、愛知県内の動物園美人レッサーパンダと評判の「リーファ」は彼の娘である。

pixivでは

いたって普通に4本足な作品に混じって、二本足で愛嬌を振りまくイメージの作品が何件か投稿されている。

余談

  • 木の上から落ちない(落ちにくい)という習性から縁起物とされ、レッサーパンダをモチーフにした合格祈願のお守りを売る動物園がいくつかある。
    • さらにゲン担ぎで「レッサーのうんこ」を漉き込んだしおりもあるとか。
  • 直接モチーフになっているわけではないが、『王様戦隊キングオージャー』のギラは、とある仕草がレッサーパンダに例えられている。
    • 「邪悪な王」の振る舞いをする様が(本人の善良さも相まってか)そこまで邪悪に見えないため、「レッサーパンダの威嚇」と評されている(公式側も認知済み)。

関連タグ

哺乳類 食肉目 アライグマ科

パンダ Firefox

2本足/二本足 風太くん

コアリクイ:こちらも見た目が可愛いせいか、人間目線だとそこまで威嚇が怖く見えない。

レッサーパンダの編集履歴

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編集者:ノーマルQ

編集内容:日本国の記事埋め込みなど