のんほいパーク
のんほいぱーく
1899年3月に豊橋駅前に開園した安藤動物園が前身。広小路通りの整備に伴って1912年1月に花田町守下に移転。1931年に公営化し豊橋市立動物園となった。
1934年には向山町池下に移転するが1945年に戦災により焼失。跡地は現在豊橋市交通児童館となっている。
1954年6月に豊橋公園内に豊橋動物園として再開園。現在も公園内・豊橋市立美術館前に設置されている噴水は当時のもの。豊橋市公式としては豊橋動物園が直接のルーツとしているようで6月7日を開園記念日としている。
1970年8月に豊橋子供自然公園として現在の豊橋市大岩町に移転。
1992年4月に豊橋総合動植物公園(通称:のんほいパーク)にリニューアルされた。
豊橋子供自然公園としての開園時から檻ではなく堀(モート)を使って隔離する「無柵放養式」という当時最先端の展示方式を採用。2016年頃から獣舎のリニューアルが行われるようになりより自然な姿や生息地の環境を身近に感じられるようになっている。
植物園ゾーンは1996年にオープン。「常夏の景」をテーマにした大温室やフランスの画家クロード・モネの描いた「睡蓮」の子孫にあたるスイレンを展示した「すいれんの園」が目玉。
豊橋自然史博物館は1988年オープン。エドモントサウルスの実物化石やティラノサウルスなどの恐竜やマンモスの全身骨格化石が展示されている。
ニホンカモシカエリア
郷土エリア
豊橋子供自然公園時代は遊園地エリアだった場所で、1971年に廃車になったD51形蒸気機関車が展示されている。桜の開花シーズンにはかつて同機が牽引していた特急「さくら」のヘッドマークを掲出している。
ニホンザルエリア
なかよし広場
動物資料館に隣接する広場。滑り台やジャングルジムなどの遊具が設置されているが、その中にはピ○チュウに似た模様に塗られたウサギの遊具もあった。この遊具は老朽化に伴い2023年に豊橋鉄道の路面電車を模したものに置き換えられた。
アジアエリア
大沢池の半分を占めるアジアゾウ舎が最大の特徴。国内最大級のゾウ舎ともいわれている。
水路にはコイも飼育されており橋の上からエサをあげることができる。
大沢池をアジアゾウ舎に改築する前はここにフラミンゴ舎があった。
極地動物館
旭山動物園が参考にしたとされるホッキョクグマのダイビング展示やゴマフアザラシの円柱水槽が特徴。
バードエリア
2017年頃にここに悪そうな顔のスズメの手書きイラスト看板が設置されて話題になった。2020年のレッサーパンダエリア新設に伴うリニューアルで撤去された。
豊鉄バス二川線二川駅バス停から駅南口へ渡り徒歩約6分(東門)。
東名高速道路豊川ICから国道247号・国道1号を経由し豊橋方面へ約40分。
東名高速道路音羽蒲郡ICから国道1号を静岡方面へ約50分。
東名高速道路浜松ICから国道1号を豊橋方面へ約1時間。
国道23号バイパス小松原ICから北へ約5分。
公営動物園にしては珍しくアニメ・漫画作品とのコラボ企画に積極的であり、2017年からは「けものフレンズ」とのコラボイベントを通算7回開催している。
2017年のコラボイベント時に設置されたキャラクターのマンホールは当初5年間の設置予定だったが、継続され2024年現在も設置されている。
また2022年春には愛知県豊橋市を舞台にした「負けヒロインが多すぎる!」とのコラボイベントも開催された。2024年9月からJR東海・豊橋市・とよはしフィルムコミッション連携のボイスラリー・スタンプラリー企画にも参加している。
2022年夏には豊橋自然史博物館と「ポケットモンスター」のコラボイベント「ポケモン化石博物館」が開催され、過去最高の年間入場者数を記録した。このイベントを記念して中央門前にポケモンマンホールが設置されている。
パタスザル(けものフレンズ) コウノトリ(けものフレンズ):同園とのコラボイベントで登場したキャラクター。
けものフレンズ3(アプリ):2023年8月にコラボイベントを開催。新たに以下のキャラクターが登場した。