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2007年10月1日に豊橋鉄道からバス事業を継承した当社の完全子会社である。

本社は愛知県豊橋市植田町に所在。

愛知県東三河地方に路線バスを運行する他、豊橋・豊川から東京や京都へ向かう高速バスを運行している。

車両はOEM供給含め三菱ふそう製で長らく統一されていた。


来歴編集

豊橋鉄道のバス事業は1935年に前身となる豊橋電気軌道豊橋循環自動車を合併したことに始まる。

1943年に一度豊橋乗合自動車として分社化するが、1949年に再度合併。以後は2007年まで豊橋鉄道の直営となっていた。

観光バス部門は1954年に豊橋観光自動車として設立。2002年に豊橋鉄道の貸切バス部門と合併し豊鉄観光バスとなった。2023年4月に豊鉄バスに吸収合併され現在に至る。


路線編集

一般路線バス編集

路線名称の前の数字は路線系統番号。系統番号導入は1992年のことで、愛知県に本社を構えるバス会社としては名古屋市営バスに次いで2例目の導入である(三重交通は除く)。双方循環系統は右回りと左回りとで番号が変わるが、往復系統は上り・下り関係なく同じ番号が付与される。

豊橋駅前バス停発着

13系統は保美営業所、70・90番台系統は新城営業所、その他は豊橋(植田)営業所が管轄。

05~09中浜大崎線藤沢町・ユタカ自動車学校・豊橋ハートセンターを経由し、大崎・トピー工業前・デンソー前を結ぶ路線。05系統は平日朝に1本だけ運行する、ろう学校前(豊橋聴覚支援学校)まで無停車の急行バス・豊橋ハートセンター行で、この急行系統に限り、藤沢町を経由しない。06系統は豊橋ハートセンター行、07系統はトピー工業前行。08系統は日曜日運休のデンソー前行、09系統は土休日のみ運行する大崎行。06・08(日曜は07)系統がメイン。
11小浜大崎線藤沢町までは中浜大崎線と同一ルート。藤沢町から先、小浜・二回新田を経由して大崎へと向かう路線。終点の1つ内陸寄りにある大崎北までは、後述の13系統が日中1時間に1本程度運行しているが、起終点である大崎バス停には朝と夕方にしか乗り入れないので注意。かつては、豊橋ハートセンター発豊橋駅前行の12系統も存在した。
13伊良湖本線藤沢町・豊橋ハートセンター・渥美病院・田原駅前などを経由し保美営業所へと向かう系統で、豊橋市と田原市を直通する唯一のバス。伊良湖岬へは田原駅前もしくは保美で乗り換えだが、かつては直通運転もあった。日中運行がない小浜・二回新田を経由する小浜大崎線を補完するため、大崎北停留所までは小浜大崎線と同一ルートを走るが、逆に13系統は現状では日中しか運行しない。
21・22・25三本木線北山・三本木町を経由し、くすのき特別支援学校までを結ぶ系統。西高師〜野依(くすのき特別支援学校の1つ北側の停留所)間は2009年から5年ほど運行がなかった。21系統は野依行、22系統はくすのき特別支援学校行、25系統は西高師行。大半は22系統で運行し、21・25系統は出入庫のみ。
32・34~36豊橋技科大線北山・浜道を経由し、技科大前・りすぱ豊橋・福祉村を結ぶ路線。北山までは三本木線と同じルートを走る。32系統は浜道行、34系統は技科大前行、35系統はりすぱ豊橋行、36系統は福祉村行。メインは34系統。
50〜51牛川金田線台町・瓦町・牛川を経由して金田住宅前までを結ぶ路線。51系統は平日朝夕のみ運行する急行便で、朝方下りは新川→東田坂上、夕方上りは東田中郷→前田橋の間が無停車。
61・63飯村(いむれ)岩崎線豊橋医療センター・葦毛湿原を経由し、市内線の終点である赤岩口を結ぶ路線。ただ普通に赤岩口に行くのであれば市内電車に乗った方がいい。本数多いし運賃安いし。61系統は多米東町経由、63系統は柳原団地経由。かつては豊橋医療センター行の62系統も存在した。
45天伯団地線台町・江島町・藤並を経由して天伯団地へと向かう路線。かつてはサイエンスコア経由の47系統もあった。
65西口線台町を経由して西口(県営西口団地・県立豊橋総合支援学校)へ向かう路線。西口とは豊橋市中部の地名で、後述する「西駅前」バス停が「豊橋駅西口(新幹線口)」を名乗れないのは、同地との混乱を避けるためでもある。
68岩田団地線台町・大池を経由して岩田団地へと向かう路線。岩田団地周辺では循環している。
55~57二川線舟原・高師原口を経由して二川駅・シンフォニアテクノロジー・一里山までを結ぶ路線。元々はJR東海バス浜名線の一部だった。不定期運行だが二川駅〜東海大会ホール前系統(無番)もある。56系統はシンフォニアテクノロジー行、57系統は一里山行。55系統は二川駅発豊橋駅前行で、一里山バス停は静岡県湖西市との市境にほど近い。56系統がメインで、57系統は平日1往復のみ、55系統は出庫のみ。
70~75豊橋和田辻線舟原・石巻登山口を経由し、和田辻・嵩山(すせ)・四ツ谷を結ぶ路線。後述の90番台系統ともども、豊橋駅前を発着する路線ながら新城営業所の管轄となっており、バリアフリー非対応車が運用に入ることもある。奇数が豊橋創造大学東経由、偶数が平日のみ運行する豊橋創造大学正門経由。70・71系統は和田辻東行き、72・73系統は嵩山行き、74・75系統は四ツ谷行きで、四ツ谷終点は新城市との市境近くにある。平日は70・71系統、土休日は71系統がメイン。
90~94・96豊川線正岡・牛久保を経由し、豊川体育館前・豊川市民病院・イオンモール豊川・豊川駅前・本宮の湯を結ぶ路線。90系統は豊川体育館前行、92系統は豊川駅行、93系統はイオンモール豊川行、94系統はイオンモール経由豊川駅行、91系統は豊川市民病院発豊橋駅前行。96系統はイオンモール経由本宮の湯行きで一宮支所以北が豊川市コミュニティバス一宮線の一部になっている。
95・97・98新豊線豊川駅前まで豊川線と同じルートを走り、新城営業所最寄りの新城富永までを結ぶ路線。メインは豊川市民病院とイオンモール豊川を経由する98系統で、どちらも経由しない95系統は本数が少なく、豊川市民病院のみ経由する97系統は新城富永発豊橋駅前行のみ。
83・85~89豊橋市民病院線新栄を経由する83・87・88系統と吉川町を経由する85・86・89系統が存在する路線。83・85系統は総合スポーツ公園行、86・87系統は総合卸団地止まり、88・89系統は豊橋市民病院止まりで、番号が若くなるほど遠くに行くのも特徴。吉川町経由はかつて名鉄バス(←三河交通←サンライズバス)の西浦豊橋線、西浜循環線の一部だった。豊橋鉄道初のノンステップバスが導入されたのはこの路線。
84卸団地線吉川町・吉田方地区市民館を経由して総合スポーツ公園までを結ぶ路線。

西駅前(豊橋駅新幹線口)発着

すべて豊橋(植田)営業所管轄。2021年1月16日より系統番号が改変された。

101〜104牟呂線豊橋駅新幹線口にある「西駅前」から、成田記念病院・往完町・築地橋を経由して再び西駅前に戻ってくる101系統と、その逆回りの102系統、西駅前〜築地橋〜往完町〜西部団地の103系統で構成され、102系統には西部団地西止まりの入庫便として104系統もある。途中道幅が狭い区間を通る関係上、小型車や中型車がほぼ専属的に使われる。
106〜112神野ふ頭線西駅前から往完町を経由し西ふ頭北までを結ぶ路線。1日14往復にとどまるが、西部団地を経由する107・108・109・111・112系統と、経由しない106・110系統があり、106・107系統は三河港湾事務所経由西ふ頭北行、108系統は三河港湾事務所を経由しない西ふ頭北行、109系統はライフポート行、112系統は神野新田南止まり。110・111系統は港湾合同庁舎発西駅前行。106・110系統は平日朝のみ。土休日は出庫便の111系統、入庫便の112系統各1便を除きすべて109系統である(平日は5往復が109系統)。神野ふ頭内では往復が同じ停留所に停車するなど利用には若干注意が必要。

その他豊橋市内系統

豊橋(植田)営業所管轄。現状は無番。

レイクタウン線渥美線大清水駅を中心にレイクタウン・豊橋南プラザを結ぶ路線。豊橋南プラザへは日中のみ乗り入れる。

田原地区

すべて保美営業所が管轄。2020年10月に系統番号が改変された。

14〜19伊良湖本線渥美病院・田原駅前を起点に、田原市内の幹となる部分を経由して伊良湖岬まで行く路線。2020年10月に前述の豊橋駅前〜保美と、渥美病院〜伊良湖岬とに分割した。17系統は学期日に伊良湖岬→田原駅前の片道のみ運行する。14系統は渥美病院〜田原駅前〜保美、15系統は渥美病院〜田原駅前〜伊良湖岬、16系統は渥美病院〜田原駅前〜休暇村〜伊良湖岬、18系統は田原駅前〜保美、19系統は保美〜休暇村〜伊良湖岬。渥美病院以西は豊橋駅前発着の13系統も含めて日中でも1時間に2本は運行されている。
20伊良湖支線渥美病院を起点に赤羽根・和地・堀切を経由して保美を結ぶ路線。

新城地区

すべて新城営業所が管轄。ほとんどが無番。

田口新城線新城市民病院を起点に本長篠バスターミナル・鳳来寺を経由して設楽町田口までを結ぶ路線。本長篠バスターミナルから田口まではかつて存在した豊橋鉄道田口線の代替路線となっている。海老車庫前止まりが平日に存在したが2016年3月31日に廃止され、四谷千枚田口発着に改められた。毎年11月の土休日のみ鳳来寺山頂行が存在する。
おでかけ北設津具線もともと豊鉄バスの直営路線だったものを沿線自治体である設楽町が引き継いだもの。ただし運行車両は豊鉄バス新城営業所の車両が使われている。
Sバス作手線新城富永から新城警察署、または東新町を経由して作手高里までを結ぶ路線。豊鉄バスの乗車券は利用できない。
Sバス中宇利線新城東高校から市役所・新城市民病院・富岡を経由して小畑までを結ぶ路線。豊鉄バスの乗車券は利用できない。
Sバス吉川市川線新城市民病院から市役所・市川・吉川公会堂前を経由してまた新城市民病院まで戻ってくる路線。豊鉄バスの乗車券は利用できない。かつては専属車としてKC代規制のエアロミディMJツーステが使用されていた。
豊川市コミュニティバス一宮線豊川駅前から本宮の湯までを結ぶ路線。豊鉄バス豊川線の豊川駅前止まりを延長したような格好で、全便が豊川線へ直通し豊橋駅前発着(前述の96系統)で運転される。
豊川市コミュニティバス豊川国府線豊川駅前から豊川体育館前・豊川市民病院を経由し、名鉄名古屋本線国府駅、ゆうあいの里を結ぶ路線。

高速バス編集

新宿・豊橋エクスプレスほの国号田原駅前・植田車庫前・藤沢町・豊橋駅前を経由し、東京の練馬駅北口を結ぶ高速バス。関東バス丸山営業所との共同運行で夜行便のみ。かつてはJRバス関東JR東海バスとの共同運行だった。
ほの国号路線名としては豊橋京都線。植田車庫・豊橋駅前・東名豊川を経由して京都駅八条口を結ぶ路線。豊鉄バスの単独運行で昼行便のみ。
山の湊号東三河、新城市の亀姫通(新城駅南)から新城市役所・川路(三河東郷駅)を経て地下鉄東山線藤が丘駅リニモ長久手古戦場駅を新東名高速経由で結ぶ路線。新城市が運行を企画し、豊鉄バスが運行する形となる。

車両編集

冒頭でも記述したとおり、車両は大多数が三菱ふそう製で、2008年から2010年にかけて導入された中型車に日産ディーゼル製が存在する。この日産ディーゼル車の車体は当然西日本車体工業製なのでふそうシャーシにふそうボディが大多数を占める豊鉄バスの中では異彩を放っている。

ただ三菱ふそうは、2017年8月以降中型車の生産を取りやめている状況で、中型車の代替はエアロスターの短尺で行われていた。

なお中型車の新車は2022年8月にいすゞエルガミオ2両が納車され、豊鉄バスに分社化されてからは初めて、豊橋鉄道直営時代を含めるとおよそ50年ぶりのいすゞ車導入となった。

日野車は貸切バスにセレガが若干数在籍するのみ。


カラーリング編集

現在はメイン画像のように白地に濃淡グリーン2~4色のグラデーションを纏う「ワン(ノン)ステップグリーンバス」が主力だが、一部に移籍前の名鉄バスの塗り分け(通称岐阜塗り)で運用されている車両やラッピング車、都市新バスシステム対応車を示すシティシャトル色、名鉄グループ共通の赤と白の塗装などもある。渥美営業所には渥美線の車両を思わせる「菜の花号」というラッピング車が在籍している。

実は1両だけ豊鉄バスが直接導入したのにグリーンバス色ではない岐阜塗りで窓下に緑のラインが追加された仕様で導入された車両があるが、現在はラッピングの下に隠されてしまっている。

車両番号編集

各車両に3ケタの固有の番号が割り振られており、百の位に導入年度(2007年導入車までは元号の下一桁、2008年導入車からは西暦の下一桁)、十の位と一の位で固有番号と車種を表す。

例えば605は平成6年導入の路線車を意味する。

  • 01~:1989年~1997年導入の路線車(全廃)
  • 31~:2014年以降導入の路線車。既に全廃されているが1989年から1997年に導入された貸切車もこの固有番号を使用していた
  • 51~:1998年~2003年と2005年~2007年に導入の路線車。名鉄バスから移籍してきたエアロミディはここに含まれる
  • 61~:2004年導入の路線車。名鉄バスから移籍してきたエアロミディMKロングはここに含まれる。
  • 71~:2008年・2009年導入の路線車。余談だが2008年導入車には「874号」が存在する。
  • 81~:1998年から2007年に導入された貸切車と2010年~2013年導入の路線車。

行先表示編集

2002年までに導入されたバスは幕式を採用しており、2003年以降導入車はLED式を採用している。

幕車に限り、前面幕ではデンソー前バス停行き(08系統中浜大崎線)の表示には専用のロゴが使用される。過去にはのんほいパーク行き(路線廃止)、伊良湖フラワーパーク行き(2005年閉園)の路線でも専用のロゴが使用されていた。また回送や「豊橋鉄道」という字が大きく、側面幕全体に表示される。

LED車の側面表示器は2段式になっており、上段に路線名が横書で、下段は主要経由バス停3ヶ所・終着バス停の順で表示される。以前は、始発バス停・主要経由バス停2ヶ所・終着バス停の順だった。


運賃箱編集

小田原機器製の運賃箱が2005年1月より導入されている。バーコード式整理券や小銭の読み取り機能を備え、現状は未対応だが将来のICカードの導入にも対応している(親会社は2011年に対応済み)。ICカードは2025年春を目途にmanacaの導入を予定している。

液晶画面を装備しており、走行中など運賃箱が動作していない時は日付・時刻・系統番号(運賃表示器に設定されたもので行先表示器で表示される路線番号とは異なる)整理券番号が表示され、動作中は運賃・投入金・投入した整理券の番号等を表示する。

なお豊鉄バスの乗車券回数券にはバーコードが印字されておらず、そのまま投入するとエラーを吐くが、一向に改善される気配がない。なお乗車券や回数券を投入してエラーブザーが鳴ったとしてもきちんと運賃を支払っていることに変わりはないので運転士が確認して普通に降ろしてくれる。

バリアフリー対応編集

ノンステップ車編集

平成9年にエアロスターノンステップKC-MP747Kを2台豊橋営業所に導入したのが豊鉄バスのバリアフリー対応車の始まりである。平成10年と11年にも各2台が導入されたが、山間路線を抱える豊鉄バスでは大型ノンステップ車は以後全く導入されていない。

平成13年からノンステップ車は中型車のエアロミディMKや小型車のエアロミディMJが導入されている。

ワンステップ車編集

大型車のバリアフリー対応はワンステップ車で賄われている。現存する最古の大型ワンステップ車は平成17年導入のPJ-MP35JKで、大型車の導入は平成11年導入のKC-MP747K以来6年ぶりのことである。

ワンステップ車は大型車だけでなく中型車にもまとまった数が導入されており、その中に日産ディーゼルのOEM車であるPDG-AR820GANエアロミディSがある。

保有車種一覧編集


グループ会社編集

豊鉄ミディ編集

車両の運行管理・人材派遣業務などを行う会社。田原市のコミュニティバスである「ぐるりんバス」の運行委託を受けている。

こちらが保有する車両は日野自動車のレインボーHRが多数派で、三菱ふそう車は僅か1台だけ。それも名鉄バスからの移籍車である。


関連編集

遠州鉄道:隣のバス会社。ただし現在はエリアが重複しなくなっている。過去には湖西市コミュニティバスの運行を受託していた時期もあったが、後に浜松バスに移管した。

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