「仮面ライダー……J!」
CV:望月祐多
変身者
・瀬川耕司
身長:194cm、 体重:84kg、ジャンプ力:一跳び150m
概要
フォッグによってその命を奪われた瀬川耕司が彼の地球を愛する心に感銘を受けた地空人たちにより改造手術を施されて誕生した大自然の守護者。
また現時点では『仮面ライダーアマゾンズ』や『仮面ライダーBLACK SUN』のような派生作品を除き人為的に改造された最後の仮面ライダーである。
ネオライダー最終作でもあり石ノ森氏が本作から数年後に他界してしまったため石ノ森ライダーの大取となった。耕司の腹部にある“Jスピリット”の力により変身する。
聖霊の力・Jパワーを力の源としており、指を“J”の文字の形に構える“Jサイン”にはJパワーを高める効果があるとされる。
戦闘力だけではなく治癒力も優れており、劇中ではフォッグの三幹部の1人であるアギトやズーとの戦闘で受けた傷が直ぐに回復して後のガライとの決戦などに全く支障をきたしていないが平成ライダーから続投しているスタッフ一同の愛着が薄いのか客演に恵まれないため、そういった人知を超えた能力は後年の作品でもオミットされてしまっている。
ちなみに彼の姿は前作に登場した仮面ライダーZOに酷似した姿をしているが、裏設定によれば地空人たちがZOの外観を参考にして改造を施した故である。そのため彼らは兄弟の関係に近い。この二者の関係は仮面ライダー1号を模して作られた仮面ライダー2号も想起させる。
ZOとJの相違点に付いてはこちらで詳しく解説されているので割愛する。
主な必殺技
Jパンチ
ジャンプして相手にパンチを叩き込む必殺技。アギトを倒した。
Jキック
構えを取ってジャンプし、滑空するような軌道で繰り出すJ最強の必殺技。
ちなみに劇中では「ライダーキック」と呼称しているが、公式ではこちらの名前で呼ばれている。Jの作中ではガライ、仮面ライダーワールドでは改造兵士レベル2を倒している。
この二つ以外にも『Jチョップ』、『Jエルボー』という名の技があるらしい。
ジャンボフォーメーション
J固有の特殊能力。
簡単に言えば某宇宙の平和を守る宇宙人たちの様に巨大化する能力で詳しい解説はリンク先で解説されているので省略するが、彼の意思で自由になれる形態という訳ではなく、あくまで地球に未曾有の危機が訪れたときにのみなれる“一度きりの奇跡の形態”である。
……が、彼の代名詞ともいえるフォームのためなのか、はたまたそれにプラスしてインパクトが強すぎたためなのか、近年の作品ではJが登場する際は必ずこのジャンボフォーメーションで登場するため、あんまりそんな風には見えない。
もっとも、Jや他の昭和ライダーが現行作品に登場する時は大体かなり危機的な状況であるため、全くおかしいわけではない。更にメタ的なことを言うと、唯一無二の能力を持つことに加えて姿形がよく似ているZOとの差別化が等身大の状態では難しいという事情もあると思われる。
また、ゲーム『ライダージェネレーション』『ライダーレボリューション』では作劇の都合上、4~5m位のミディアムサイズに変身できるようになっている。
ガンバライド/ガンバライジング/ガンバレジェンズ
ガンバライドではシャバドゥビ5弾でネオライダーとしては最後の参戦。但し参戦時期もかなり遅く、参戦した次弾が最終弾であった為、活躍の場は短かった。
それから4年後、ガンバライジングのボトルマッチ1弾でネオライダーで初参戦を飾った。
ガンバレジェンズではZOと共に第5弾で参戦。シンは3弾で参戦したため、前々作と前作と比べて早い段階でネオライダーが集結した。
ライドウォッチ
ジャンボフォーメーション!大地の精霊の力で巨大化するライダーは…Jだ!
アーマータイム!ジェーイーッ!
プレバン限定「DXライドウォッチ クォーツァーセット02」の一つとして発売。
必殺技は「ジャンボ」。
余談
企画初期に石ノ森章太郎によって描かれたラフ画は、ZOそっくりな顔のライダーがシンプルな緑のボディーに民族衣装のようなものを纏ったデザイン。これを発展させた出渕裕によるデザイン案は、後のアナザーアギトを彷彿とさせるデザインが特徴。
またZOの続編案として雨宮慶太はZOにマフラーとベルトを付けた強化形態のデザイン画を描いている。
現時点では最後の改造人間であり6年後の『仮面ライダークウガ』以降は生身の人間だったり人外が中心となる。
関連項目
仮面ライダーベロバ:令和の巨大ライダー。もっともJとは異なり、こちらは基本形態の時点で巨大である。
昭和最後のヒーロー
ZO → J
→ クウガ