概要
旧密林とはモンスターハンターシリーズに登場するフィールドの一つである。
初出は初代モンスターハンター。
正式名称は「メタペ湿密林」で、かつては「ジャングル」と呼ばれていたが、MHP2Gにて復活した際に、ドスで登場した密林と区別をつけるために「旧密林」の名前を与えられた。
海外名はシンプルに「Old Jungle」。
地形
現大陸南西沿岸部に位置し、西部はメタペ湾、東部はジォ・クルーク海に面している。
森丘の南に位置するようで、ココット村からメタペタットと呼ばれる村を経由して赴く。
メタペタットの他にも付近には漁村があり、好漁場であるようである。
大河の近隣に位置する密林地帯で、多種多様な生命で溢れている。
生い茂った樹木は視界を阻害するほどに密度が高い(後述)。
各地には人の頭を象った石像や巨大な遺跡が見られ、かつてはここにも文明が存在していたようである。
澄み切った水を湛えた鍾乳洞はホットドリンクが必要なほど冷え切っていて、とある飛竜が徘徊している。
また、背景としてザリガニや蛇などの生物が見ることができ、探索していて飽きない。
絶望的な視界の悪さ
実は、旧密林はとんでもなく視界が悪い。
先述の通り旧密林は樹木が生い茂った空間が大部分を占めているのだが、その樹木によりモンスターが見えない、狩れない、力尽きると悪名が高い。
また、ここを舞台としたガノトトス亜種2頭同時狩猟クエストも存在し、緑の鱗が保護色になり見失ったら最後、亜空間タックルや水ブレスで死亡するという事態に。
そのことから、一部のプレイヤーからはクソマップの一角と呼ばれることもある。
エリア
ベースキャンプ
断崖絶壁の側に設置されたベースキャンプ。
崖からは多数の大瀑布やその下の密林が見える絶景スポットでもある。
南に向かうとエリア1に、西の遺跡に入るとエリア2に続く道がある。
エリア1
密林の名の通り、多数の植物が鬱蒼と生い茂ったエリア。
高低差はなく障害物も少ないが、植物のせいでとにかく視界が悪いのが特徴。
ただし、エリア端付近には地面が露出して視界の開けた場所も点在している。
ランボスやイーオスといった小型鳥竜種が主に生息しているほか、大型モンスターも頻繁に現れるが視界の悪さゆえに戦闘は困難。
南東に抜けるとエリア3、南西の洞窟に入るとエリア4に進む。
エリア2
広場状の地形が2つ繋がった砂時計のような構造のエリア。
北部はエリア1以上に多種多様な植物が茂り、南部は古代遺跡が木々に埋もれているのが特徴。
キノコを目当てにモスが徘徊しているほか、アプトノスがいるので生肉を入手しやすい。
大型モンスターも現れる頻度が高い。やはり視界が悪さが障害となるが、遺跡の周囲は植物の密度が薄く視界が開けているので南部が主戦場となるだろう。
エリア中央部には蜂の巣があり、森丘のものよりハチミツが入手できる可能性が高い。
南部の倒木からはエリア3、北東の大樹の側を抜けるとエリア5に進む。
エリア3
広い川に面した熱帯雨林が広がるエリア。
例のごとく高密度の樹木が茂っているうえに霧まで立ち込めているので視界は最悪。
ブルファンゴやメラルーといった厄介な小型モンスターがいるほか、大型モンスターの出現頻度も高いので、どうしても主戦場となりがち。たまにガノトトスも遡上してくる。
木々に隠れているので確認しづらいが、ネコ地蔵も存在している。
川沿いに西部へ進むとエリア7に入る。
エリア4
北から南に向けて地下水が流れている細長い形状の洞窟エリア。
寒冷環境なのでホットドリンクを飲まないとスタミナが削られてしまう。
ランゴスタやカンタロス、ブルファンゴが現れるので狩場に使うなら駆除は必須。
また、多数の採掘ポイントがあり、貴重な鉱石を手に入れやすい。
南に進むとエリア6に入れる。
エリア5
山菜じいさんがいるエリア。巨大な大木に囲まれた広場のような場所。
モンスターは全くおらず、無害な蛇が居るが近付くとすぐに逃げてしまう。
虫取り以外で来る意味はあまりないものの、隠れた絶景ポイントと言える。
エリア6
高所に存在する広場のようなエリア。
標高が高いせいか植物が全く生えておらず、地形も平坦なので非常に戦いやすい。
また、飛竜の巣が存在するのでリオレイアとの戦闘の舞台になりがち。キリンの巡回ルートでもあるので、地形的にもここで待ち伏せるのがベストと言える。
南西からエリア7の高所に落下できる。
エリア7
川に沿った広大な平地で形成されたエリア。
旧密林の中では特に広い面積を誇り、植物も背の低いものばかりなので視界は悪くない。
霧が立ち込めているので遠距離の相手は若干見えにくいが、比較的戦いやすいエリアと言える。
その為、大型モンスターの出現頻度も高く、特にガノトトス戦はここが主戦場となる。
西側の高台から蔦を登るとエリア6、南部の洞窟からエリア8に進む。
エリア8
周囲を多数の滝に囲まれた幻想的な光景が広がるエリア。
足下は川の浅瀬となっており採取は出来ないがザリガニが泳いでいるのが特徴。
広い上に視界もよく戦いやすいエリアなのだが、意外と大型モンスターの出現頻度は低い。
安全だからかアプトノスが棲息しているが、クイーンランゴスタが現れることもある。
薬草や釣り餌などの採取ポイントがあるので、補給に適した地でもある。
巨木の隙間からエリア9に進める。
エリア9
地下水脈が流れる寒冷な洞窟エリア。例のごとくホットドリンクが必要。
ランゴスタやカンタロスが大量に出るほか、マンドラゴラ目当てなのかモスも徘徊している。
棲息している大型モンスターはフルフルのみ。
希少な魚が釣れる釣りポイントや、鉱石採掘ポイントも存在する。
更に奥へ進むとエリア10に入る。
エリア10
巨大な鍾乳石が点在する旧密林の最深部。当然ホットドリンクが必要。
キノコが生えているせいかたまにモスが棲息している。
出現する大型モンスターはフルフルのみ。最深部にはフルフルのねぐらがあるが、高所なのでボウガンを持っていなければ手出しできず、起きるまで待つしかないという問題を抱えている。
鉱石採掘ポイント、釣りポイントのほか、龍殺しの実を拾えるのが特徴。
生息モンスター
多種多様なモンスターが生息していて、リオレイアが生態系の頂点に立っている。
興味深いことに密林地帯ではイャンクックとゲリョスが、それぞれ昆虫食と雑食で共存し、河岸ではガノトトス(亜種)が、鍾乳洞ではフルフルが捕食者として君臨し、見事に棲み分けによる立ち位置が確立されている。
草食種
獣人種
甲虫種
甲殻種
鳥竜種
牙獣種
飛竜種
魚竜種
古龍種
余談
鍾乳洞
鍾乳洞エリアには瀕死時にフルフルが休眠を取りに来るが、剣士では届かない横穴に潜り込んで眠り始める。
やっとこさ瀕死にまで追い詰めたのにこれで時間切れになってしまうことも多いらしい。
また、当時のフルフルの圧倒的火力&ハメ性能の高さもありトラウマクエストとして地獄を見たものも多い。
ジャングルガビアル
メタペ湿密林にはジャングルガビアルと呼ばれるワニが生息していて、近年まで大河の頂点捕食者と考えられてきたが、ガノトトスの発見によりその王座を追われた。
ハンター大全にその姿が描かれているが、捕食するガノトトスに抵抗しようと巻き付く大きさは10mはありそうである。
ゲーム内には登場していないが、もし復活することがあればその姿を拝めるかもしれない。
汎用bgm
太古の律動/リオレイア
初代モンスターハンターのオープニングにも使われた曲。
MHP2Gを最後に原曲自体は登場していないが、その後もリオレイアの登場ムービーなどでちょくちょく使われている。
なおMHP2Gではリオレイアは旧密林に出没しない。