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DATA

別名宇宙獣 (うちゅうじゅう)
身長56m
体重2万2,000t
デザイン百武朋
スーツアクター桑原義樹

概要

ウルトラマンアーク』第3話「想像力を解き放て!」に登場した怪獣。

第1話冒頭の回想シーンでも少しだけ登場。

本作のキーパーソンである怪獣モノゲロスに非常に酷似した怪獣であり、そしてウルトラマンアークの初戦の相手でもある。

後述するようにモノホーンと共鳴するかのような描写やビジュアルから、モノゲロスとかなり近い種族の怪獣であることが明かされている。

ただ、明らかに近縁種ではあるものの、亜種の関係にあるのか、あるいは成体もしくは幼体などの関係にあるのか、はたまた同族間でも角の数や形が違うだけなのかまでは現時点では不明。

また後期OPと映画『超次元大決戦!光と闇のアーク』ではそれぞれ、モノゲロスの角を生やしたディゲロスのような3本角の怪獣角を1本も持たない怪獣の姿も確認されている。

容姿

クワガタムシの顎に近い形状をした、頭部のアーチ型の2本角が最大の特徴にして、1本角を持つモノゲロスとの最大の差異。

両肩にはベロクロンを彷彿とさせるサンゴのような突起を持ち、両腕の先端はヤスリのようになっている。

また、胸部や内腿はマガパンドンのようにひび割れた溶岩のような皮膚を持ち、足にはメフィラス星人のようなゴツゴツした幾何学模様の意匠がある。

背中側は、レッドキングのものを彷彿とさせる蛇腹状の体表になっている。

モノゲロスと同様、全体的なフォルムは黒い細身の人型に近い胴体を持つが、腰を引いたかのような前傾姿勢が特徴的なモノゲロスとは打って変わって、ディゲロスの場合は背筋を伸ばす宇宙人じみた直立姿勢を取る。

そのため本来の顎が真上を向き、普段は目を閉じていることも相まって、頭のレイアウトを把握するのがやや難しい。

喉元の黄色い発光体がゼットンのようにリレー発光しているのもモノゲロスとの大きな差異の一つであり、早い話、モノゲロスの喉だった部分がそのまま顔のようになっている

能力・生態

一見退化した痕跡器官のように見えるモノゲロスの頭部の目は、ディゲロスにおいても機能している

ディゲロスは基本的に目を瞑っているが、一応背後を取られない限りは特に問題なく戦闘が可能らしい(何かしらのセンサー類器官があるか、感覚が途轍もなく優れているのだろうか)。

頭部の2本角からは光線を、喉元の発光体や肩の突起からはそれぞれ光弾を放ち、腕からは火炎球を発射することができる。

宙に浮くことも可能で、浮遊しながら周囲の街に光線を円を描くように発射し、星元市に大規模な被害を齎した

敵からの攻撃に対しては、「ディゲロスシャッター」というバリアを張る防御技を使う。

その防御力は非常に高く、ウルトラマンアークのアークエクサスラッシュやアークファイナライズといった光線技をも難なく防いでしまうなど、初戦の怪獣とは思えない程の性能を誇る上、バリアを張って攻撃を防ぎながら、内側から手だけを出して火炎球を放つという器用な使い方も見せた。

ただし、このバリアは前方にしか張れないという欠点もある。

前々回のシャゴン前回リオドが「生態の関係で人命に危害を及ぼす地球上の生物」として描かれていたのに対し、ディゲロスは「理不尽に人類を脅かす思考の読めない存在」として、明確に地球怪獣と毛色の違う異質感が描写されている。

劇中での動向

K-DAY」から丁度16年後の4月1日、星元市上空に突如出現した"陽炎のようにゆらめく謎の塊の奥に覗く闇"から降り立つ。

モノホーンと共鳴しながら光線や火炎弾で街を蹂躙し、出動した地球防衛隊の戦車や戦闘機の攻撃すらものともせずに大暴れするが、被弾して幼稚園の真上に墜落しそうになった戦闘機を救出すべく、ウルトラマンアークが降臨。

アークが戦闘機を地上に降ろした後、交戦を開始する。

初戦故に戦いに不慣れなユウマ=アークを相手に、「ディゲロスシャッター」を駆使しながらアークの攻撃を防ぐなどして終始圧倒し、一方的に叩きのめした。

しかし、土壇場で想像力を働かせたアークが、アークファイナライズをムチのようにしならせて軌道をシャッターの死角である側面へと変更させたことで、首に風穴を開けられ爆散

モノホーンの如く遺された2本の角も、直後にアークファイナライズで処理された。

何故モノゲロスに類似しているのか何故上空に突如発生した"陽炎のような塊"から現れたのか何を目的に地球へ飛来したのかについては、この時点では全くの謎であったが、その後第1415話で明かされた真相から、の命令でモノゲロスと同じ銀河から飛来し、後続と同じくとある物の捜索並びに解放が目的だった可能性が浮上した。

余談

  • 名前の「ディ」は、2本角である点と“モノ”ゲロス(1本角)の近縁種という点から、ギリシャ語で「2」を意味する「ジ(di)」から来ていると思われる。
  • 玩具はウルトラ怪獣アドバンスで「モノゲロス&ディゲロス」として発売。頭部パーツの付け替えと姿勢の変更で、2体の姿を再現できる。なお、パーツの組み合わせによっては0本角3本角の姿も再現できるようだが…?
    • その後後期OPにおいて3本角、映画の予告において0本角の姿の登場も確定したが、現状名称は不明。見栄えのいい3本角の姿については登場が確定する以前から、モノゲロス・ディゲロスの2体から推測される命名規則に則り「トリゲロス」という仮称がインターネット上の一部のファンの間で用いられている。
  • デザインを担当したのは、前作『ウルトラマンブレーザー』でレヴィーラドルゴを担当した百武朋氏。
  • 容姿や能力はゼットンを連想するものが多いが、現時点では関連性は不明。
  • ウルトラマンネクサス』のガルベロス以来20年ぶりとなる、1話目ではないがウルトラマンの初戦相手の怪獣という珍しいパターンの怪獣となる。また、ガルベロスもディゲロスと同じく回想シーンが初戦である。
  • 最後の撃破シーンでは人形爆破が使われており、『ウルトラマントリガー』のメガロゾーア以来2年半ぶりとなる。
    • 辻本監督ポストによれば、今回のカポック爆破では『トリガー』の時と同様準備期間に加え、特撮スタジオでの爆破だと背景の空を描くホリゾントの壁に傷が付いたり汚れたりなどして今後の撮影に影響が大きいことからオープン撮影で行われており、準備にはかなり苦労した模様。
    • また、同じく監督のポストによれば、爆破用の人形は通常のカポック人形とは異なり、スーツ製作の段階でデザイン担当の百武氏が3Dモデルを用意していたため、そのデータを元に製作されたという。

関連項目

ウルトラマンアーク アーク怪獣 ウルトラ怪獣

宇宙怪獣 宇宙獣 モノゲロス

  • ゼットン:黒い人型の外見や(性能は劣化版も同然だが)バリアの形状など、視聴者の間で類似性が話題になっている怪獣。
  • デスドラゴ:初登場が第1話ではない始まりの怪獣繋がり(ただし、ウルトラマンの初戦の相手ではない)。

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