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第32回ジャパンカップの編集履歴

2024-11-25 00:51:16 バージョン

第32回ジャパンカップ

さんかんばにとうちょくせつたいけつ

今年の三冠牝馬と前年の牡馬三冠馬、直接対決…!

概要


2012年、この年の牝馬クラシック路線はジェンティルドンナ桜花賞オークス秋華賞を制して牝馬三冠を達成。その後ジェンティルドンナ陣営は古馬との初対戦に牝馬限定のエリザベス女王杯ではなく牝牡混合のジャパンカップを選択した。

このジャパンカップは前走でフランス凱旋門賞に挑んで2着だった牡馬三冠馬オルフェーヴルが帰国後の初戦として出走を表明し、1985年のミスターシービーシンボリルドルフの天皇賞(春)以来の三冠馬同士の直接対決となった。

また凱旋門賞でオルフェーヴルを倒したフランスのソレミアも参戦したことでオルフェーヴル陣営にとってはホームリターンマッチであった。


出走17頭全てが重賞馬、うちG1勝ち馬が11頭という豪華な面子となった。


  • オルフェーヴルの池江厩舎はトーセンジョーダンとの2頭出し。

出馬表

性齢騎手調教師
1ビートブラック(JPN)牡5石橋脩(美浦)
2スリプトラ(GB)牡6N.カランR.ヴェリアン(GB)
3ジャガーメイル(JPN)牡8W.ビュイック(GB)堀宣行(美浦)
4フェノーメノ(JPN)牡3蛯名正義(美浦)戸田博文(美浦)
5マウントアトス(IRE)セ5R.ムーア(GB)L.クマーニ(GB)
6レッドカドー(GB)セ6G.モッセ(FR)E.ダンロップ(GB)
7メイショウカンパク(JPN)牡5内田博幸(美浦)荒川義之(栗東)
8エイシンフラッシュ(JPN)牡5C.ルメール(FR)藤原英昭(栗東)
9オウケンブルースリ(JPN)牡7浜中俊(栗東)音無秀孝(栗東)
10ダークシャドウ(JPN)牡5M.デムーロ(ITR)堀宣行(美浦)
11ジャッカルベリー(IRE)牡6C.オドノヒュー(IRE)M.ボッティ(GB)
12ローズキングダム(JPN)牡5武豊(栗東)橋口弘次郎(栗東)
13ルーラーシップ(JPN)牡5C.ウィリアムズ(AUS)角居勝彦(栗東)
14ソレミア(IRE)牝4O.ペリエ(FR)C.ラフォンパリアス(FR)
15ジェンティルドンナ(JPN)牝3岩田康誠(栗東)石坂正(栗東)
16トーセンジョーダン(JPN)牡6C.スミヨン(FR)池江泰寿(栗東)
17オルフェーヴル(JPN)牡4池添謙一(栗東)池江泰寿(栗東)

レース動画


結果

スタートすると(案の定)ルーラーシップが出遅れ、外枠発走だったジェンティルドンナとオルフェーヴルは前と後ろに分かれてポジションを取った。

単騎で逃げたビートブラックに対し、最終コーナーからオルフェーヴルが捲っていき直線で並びかけるが、先行策を取ったジェンティルドンナもインコースから襲い掛かり、三冠馬2頭が馬体を合わせての叩き合いとなりジェンティルドンナがハナ差先着して優勝した。勝ちタイムは2:23:1。3着はルーラーシップが追い込み、ソレミアは伸びがなく13着。

3歳牝馬がJCを勝つのは史上初であり、岩田騎手は前年のブエナビスタに次ぐJC連覇となった。


最後の直線でジェンティルドンナが下がってくるビートブラックと内に寄ってくるオルフェーヴルとの間に挟まれ進路がなくなりかけたところを岩田騎手がオルフェーヴルを押し返すような形で外に持ち出したことが審議の対象になったが、結局着順は変わらずに決着した。しかし鞍上の岩田騎手は強引な騎乗だったとして二日間の騎乗停止処分を受けた。

暴君vs貴婦人


またレッドカドーもフェノーメノとトーセンジョーダンに進路を妨害されたという審議が行われたが、これも着順通りになった。


着順馬名タイム/着差
1ジェンティルドンナ2:23:1
2オルフェーヴルハナ
3ルーラーシップ
4ダークシャドウアタマ
5フェノーメノ

掲示板に入った5頭のうち、ダークシャドウを除いた4頭はサンデーレーシング所属の競走馬である。


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