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チェンジング・アーマー・システムの編集履歴

2025-01-17 15:12:53 バージョン

チェンジング・アーマー・システム

ちぇんじんぐあーまーしすてむ

『ゾイドシリーズ』に登場するシステム。

概要

ゾイドシリーズ』に登場するゾイドのシステム。

略称はCASで、主にライガーゼロの最大の特徴となっている。


これまでのカスタマイズパーツの装備によるゾイドの副次的な火力の増強や機能の追加とは異なり、ゾイド全体の装甲や武装を全て交換することで機体そのもののコンセプトを様々に変える事が可能となり、一機種で多様な任務に対応することが出来る。

一言で言うと、戦闘状況に応じて柔軟に形態を変えることが出来る外装換装機能である。


装甲の交換は主に拠点で行われるが、前線でも換装ができるようにそのための設備が搭載された移動基地型ゾイドのホバーカーゴも開発されている。


バトルストーリー

コンセプト自体はプロトセイバーエレファンダーなどのデータを利用して帝国側が開発していたが、共和国に奪取されて独自の「CAS」が発展したため、帝国側は独自のユニットを開発せざるを得なくなった。


また、完成されて実際に戦場に起用された換装タイプの他にも、様々なタイプが考案されており、例えばシールドライガーブレードライガーを踏襲したタイプも存在した。


一方で、このCASの採用のためにライガーゼロの製造費はブレードライガーの数倍に膨れ上がっている。

加えて従来のCPによる簡単な装備の追加や交換とは違って大型ゾイドの外装全てを付け替えねばならないという仕様上、装備の交換には大掛かりな設備や複雑な作業が必要になっており、現場の状況次第ではすぐには望んだ換装ができないという不都合が生じたり、ゼロの個体やパイロット毎にも装備の相性があったり(HMM設定だと軽量な高機動型であるイェーガーユニットばかりが好まれたとある)、それぞれの装備の性質が特定の機能に特化しすぎているため、場合によっては想定外の事態に対応できなかったりといった細かい問題点も露呈しており、現在でも「CAS」を本格採用しているのはライガーゼロ以外では兄弟機のバーサークフューラーのみである。


後発機の凱龍輝エナジーライガーは、ライガーゼロやバーサークフューラーと同じ野性体を利用しているが、こちらは「B-CAS」を持つ一方で純粋な「CAS」は装備していない。

また、ケーニッヒウルフも当初は「CAS」の搭載が前提で開発されたが、ライガーゼロにおける運用コストの高騰が仇となり、この構想は中止されている。


ブロックス・チェンジング・アーマー・システム

後に開発されたブロックスゾイドとの合体を目的とした発展システム。

略称はB-CAS


武装の交換に専用の施設が必要だったCASであるが、このB-CASはそのブロックスゾイド単体で戦場まで移動し、必要に応じてブロックスユニットを含めた全てのパーツおよび武装をマグネッサーシステムの原理を用いて対応するゾイドの素体に直接装着させるというもので、わざわざ後方の基地やホバーカーゴに戻らずとも素体の強化ができるようになった事でさらに戦略の幅が広がった。


ライガーゼロがフェニックスジェットファルコンなど対応したゾイドと後から合体するコンセプトなのに対し、凱龍輝は最初から小型ブロックスゾイドと合体している状態を基本とし、状況に合わせてそれらを分離させて本体を支援するコンセプトとなっている。


バトストの大戦後の世界を描いた『ゾイドフューザーズ』放送当時の書籍によれば、「B-CAS」は通常ゾイドとブロックスゾイドのそれぞれのゾイドコアを共振させて圧倒的出力を叩き出す仕組みとなっているが、それはゾイドへの負担があまりにも大きすぎ、大戦後ではその負担故にB-CAS搭載ゾイドは殆ど生き残ることはなかった。


アニメ

ゾイド新世紀/ZERO

ライガーゼロの3種類のCAS、シュナイダー、イエーガー、パンツァー(下記参照)が登場。トロス博士3種類のCASを一晩で用意したことで、ビットの上記であるライガーゼロの戦術の幅を増やすことに貢献している。


ゾイドフューザーズ

今作で新たにB-CASに酷似したZiユニゾンが登場。

これはB-CASと違ってゾイド自らが自身達のゾイドコアへの負担を抑えるために、「相性の良いゾイド同士でしか合体できない」「ユニゾンには制限時間が設けられる」といった条件の下で、まるでゾイドの自己防衛本能を伴うかのように発現するようになった。


搭載ゾイド/各形態一覧

詳細は各リンク先参照。


CAS


B-CAS/Ziユニゾン



余談

「戦況に応じて外装を丸ごと変更する、及びそのような特徴を持つゾイド」という点では後年令和で『ゾイドワイルド戦記』及び『列伝』にてゼノレックスゼノエヴォリューションシステムが登場している。ただしこちらは輸送艦からシステムの光線を照射、上書きする形であるためエヴォルトに近いものとなっている。


一方で敵側に「輸送艦で状況に応じて装備を変える」ゾイドとして(こちらは外装丸ごとではなく背部ユニットで換装するというエレファンダーに近い形であり、それとは別に重火器や近接武器をボディに装備する形だが)バーニングライガーコアドライブシステムが登場している。奇しくもバーニングライガーは上記の輸送艦で装備を変える以外に、ライガーゼロ同様帝国軍発のライオンゾイドという共通点がある。


関連タグ

ゾイド ライガーゼロ バーサークフューラー

ブロックスゾイド/ゾイドブロックス


エヴォルトゼノエヴォリューションシステムコアドライブシステム:後の作品の同じ立ち位置のシステム達。


ミッションパックGセイバー:ガンダム版CAS。

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