拘束
こうそく
概要
犯人や不審者・人質などの逃走や反撃・証拠隠滅を防いだり、外部との連絡を絶つことで制御・管理を容易とするもの。動物の場合は「捕獲」と呼ばれる場合も多い。自由は少ないが一定範囲を動けるものは軟禁とも呼ばれる。
拘束されたまま見知らぬ場所に連れていかれたり、街道や裁判・メディアで大勢の前に晒し者にされる場合もある。
イラストにおいては、主にSMや凌辱描写のある作品にこのタグが使用される。
その為、ほとんどのイラストには、このタグと一緒にR-18及びR-18Gのタグが付いてしまう。
道具としては 拘束具を参照。
拘束の種類
ストラパド
前手に吊り、足首に重しを付けた状態で揺らしたり落としたりする拘束方法。
獣縛り
「獣吊り」と混同されることが多いが、「獣縛り」は四肢をひとまとめにした縛りであり、それを吊すことをも指す。一方の「獣吊り」(※前出)は、四肢を前肢と後肢(両腕と両脚)に分けて縛り、間隔を開けた形で棒に固定して吊すことを指す。
「獣縛り」は、昔の日本では拷問に掛ける際の定番の吊しである一方で、運ぶのには適さない。これに対して「獣吊り」のほうは、運ぶことにこそ適しており、仕留めた大型獣を運ぶのに用いられてきた。
拘束ベルト
ぐるぐる巻き
「ぐるぐる巻き」という語は拘束の方法だけに限ったものではないが、後述する「簀巻き」と「マミフィケーション」を含意しており、pixivでもそれらと同じ意味でタグ付けされている例が多く見られる。
「簀巻き」と「マミフィケーション」はよく混同されており、pixivでタグ付けされている作品でも、両者を取り違えている例は非常に多い。例えば「マミフィケーション」で4番目に例示したイラストはタイトル名に「簀巻き」とあるが、簀に相当するものは宛がわれておらず、縄でぐるぐる巻きにされているそのさまは「ミイラ化」と呼ぶべきであろう(※暴れる相手に縄だけでそうはならんやろというツッコミは無しで)。
「簀巻き」は文字どおりに「簀(す|筵〈むしろ〉の一種)で巻く」緊縛法であり、巻いた上から縄掛けすることによって完成する。これに対して「マミー化」すなわち「ミイラ化」を意味する「マミフィケーション」は、エジプトのミイラのように包帯でぐるぐる巻きにするのが基本形で、とにかく、テープ状の物で全身をミイラ状に包み込んでしまう緊縛法である。サブカルチャーにおけるマミフィケーションは、その基本形から用法が広がり、蜘蛛の糸に全身を絡め取られてミイラ状にされてしまったり、触手によって包帯巻きのような状態にされる描写も、このカテゴリーに含まれると解釈されている。ところで、巴マミがテープを使ったマミフィケーション攻撃を得意としているのは偶然なのだろうか(ちょっとひねったイラスト例示)。