1964年10月3日生まれ。大分県出身。
別名義に「須田留貧」「瑳川竜」。
概要
元は雑誌『ホビージャパン』の記者で、模型の解説、『ウルトラシリーズ』の紹介記事、『ゾイド』のジオラマに付属する小説などを手がけ、その際に三条陸の名義を初めて使用した。
1986年、メカデザイナー大畑晃一の推薦により、OVA『装鬼兵MDガイスト』で脚本家デビュー。
翌年には『コミックボンボン』にて、ラジコン漫画『スカイボンバー一直線』(作画・村上としや)で漫画原作者デビュー。
『月刊OUT』にて須田留貧名義で編集業を行ううち、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親である堀井雄二と親交を持つ。
その後、『週刊少年ジャンプ』でゲーム記事やアニメムック制作にかかわるようになると、当時ジャンプ編集部のデスクだった鳥嶋和彦からオファーを受け、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』(作画・稲田浩司)の漫画原作を手がける。これが大ヒットし、代表作となる一方、『ダイ』の仕事で多忙となり、脚本家としての活動は休止する。
2002年から、再び稲田浩司とのコンビで『冒険王ビィト』を手がける。しかし、2006年に稲田が病に倒れ、以降連載は中断されている。
2005年、アニメ『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』で脚本業に復帰。
同年、特撮ヒーロー番組『魔法戦隊マジレンジャー』にて、魔法の呪文を考案するかたちで参加(ノンクレジット)。その際、東映の塚田英明プロデューサーと知り合う。
2007年、『キューティーハニー THE LIVE』で初めて特撮ドラマの脚本を手がける。
2009年、『仮面ライダーW』でメインライターを務める。
2011年、自身が脚本を担当した『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』で、スイーツ・ドーパント役として出演した。
参加作品
漫画原作
『スカイボンバー一直線』1987年 - 作画・村上としや
『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』1989-1996年 - 作画・稲田浩司 監修・堀井雄二
『ウルトラマン超闘士激伝』1993-1997年 - 瑳川竜名義/作画・栗原仁
『サイドボーン』1998年 - 作画・林崎文博
『ギルツ -Guilts the Sun Blade-』1999年 - 作画・加地君也
『光閃堂がいく!』2001年 - 瑳川竜名義/作画・瀬上あきら
『あまえんぼーZ』2003年 - ビジュアライター・木村貴宏/作画・戸橋ことみ
『冒険王ビィト』2002年 - 作画・稲田浩司
『ラビダビスター!』2007年 - 作画・亜月亮
アニメ
『装鬼兵MDガイスト』1986年 - 脚本
『強殖装甲ガイバー』1989年 - 脚本
『聖獣機サイガード -CYBERNETICS・GUARDIAN-』1989年 - 脚本
『ウルトラマン超闘士激伝』1996年 - 脚本/瑳川竜名義
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』2005-2006年 - 脚本/シリーズ構成
『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』2006-2007年 - 脚本/シリーズ構成/隅沢克之と連名
『ゲゲゲの鬼太郎』(第5期)2007-2009年 - 脚本/シリーズ構成/長谷川圭一と連名
『デジモンクロスウォーズ』2010年- - シリーズ構成/脚本
ゲームシナリオ
『邪聖剣ネクロマンサー』1988年
『ライゼリート エフェメラルファンタジア』2000年
特撮
『魔法戦隊マジレンジャー』2005-2006年 - 魔法呪文考案(ノンテロップ)
『キューティーハニー THE LIVE』2007-2008年 - 脚本
『仮面ライダーW』2009-2010年 - メインライター
『仮面ライダーフォーゼ』2011年- - 脚本
『獣電戦隊キョウリュウジャー』2013年- - メインライター