いぬあそび。
いぬあそび
「飼えるアイドル」をコンセプトに、犬をモチーフにした衣装や活動戦略を行い、国民的人気を誇るアイドルグループ。
メンバーはチワワをはじめとする、それぞれ犬の犬種になぞらえた「担当」があり、「ペット型アイドル」と呼ばれている。
秋葉原に専用ライブハウス「いぬ小屋」を持ち、ライブ公演や握手会の他、コンサート中にファンが持参したリードを首輪に繋ぎ、パフォーマンスを行ったり、「1日飼育券」をCDに封入する活動を行っている。
魔法少女サイトと出会った魔法少女の一人・穴沢虹海は1年ほど前にメンバー第二期生オーディションに合格し、チワワ担当の「にじみん」としてアイドル活動を始めてからは、直戸圭介をはじめとする熱狂的なファンを多く獲得し、メンバーの中でも特に根強い人気を集めた結果、グループ内においてセンターの立ち位置についた。
…が、その途中で虹海が“学業専念”のために芸能活動を休止して世間を騒然とさせるが、その直後に“心臓発作による病死”で虹海は急死し、その知らせが公になってから世間は悲しみに暮れた。
後日行われた告別式では、彩たち魔法少女をはじめ、残された虹海の母と弟と愛犬、『いぬあそび。』全メンバーが参列し、葬儀場外では大勢のファン達が集まり、虹海の死を悲しんでいた。
しかし、芸能活動を休止した虹海の転校先である高ノ織中学校では、中学生二人が踏切事故で亡くなったり、その事故死した二人の友人関係にあった一人の女子生徒がカッターで首に大怪我を負うなどといった事件が多発してニュースでも騒がれており、虹海の転校先の学校も(名前こそ表明されてはいないが)ネット上で明らかになっていたため、学校は(恐らくこれまでの事件をはじめ、虹海急逝によるマスコミの沈静化も兼ねて)夏休みに入ると同時に臨時休校、「呪われた中学校」として悪評を集めるようになってしまった。