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おどろおどろ

おどろおどろ

妖怪の一種。その名の由来は、恐ろしく不気味なさまを表す「おどろおどろしい」という表現が名詞化したもの。
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概要

おどろおどろしい」とは、恐ろしく不気味なさまを表す言葉。実際の情景を表現するほか、幽霊妖怪の登場する怪談ではおなじみの表現である。

これがそのまま名前として付いた妖怪が「おどろおどろ」で、おとろしと呼ばれるものと同一視される。

  • 妖怪研究家の多田克己は、おどろおどろおとろしの関係について、「おどろおどろ」の後半が、同じ語の繰り返しを表す「くの字点」で書かれていたものが誤読されたものが「おとろし」ではないかと考察している。
ゲゲゲの鬼太郎シリーズではおとろしをモチーフ(というよりもおとろしそのものだが…)とした吸血鬼の一種として登場している。


ゲゲゲの鬼太郎に登場する“おどろおどろ”

ゲゲゲの記憶補正110


CV:富田耕生(1期)、北村弘一(3期)、佐藤正治(4期)、西村知道(5期)、増谷康紀(6期)

少年マガジン版、アニメ第1期の設定では、とある科学者が、開発した「毛生え薬」の人体実験を自らの体で行った結果、副作用により妖怪化したという設定で登場。

妖怪になった事で超能力を身に付ける事には成功したものの、その代償に人間の血を吸わなければ生きていけない体となってしまった。当初は血液銀行から買った血を吸っていたが、不味い上に値段がめっぽう高いという理由から、新鮮な子供たちの血に目を付ける。
子供たちを次々に誘拐しては死なない程度に血を吸った後、証拠隠滅の為に“霊界輸送機”で霊界送りにしていた。

息子の正太郎(CV:朝井ゆかり)は、そんな父を止めるべく彼を人間へと戻すための研究を行っており、事件を調査していた鬼太郎に、研究が成功するまでは父を殺さない様にと頼む。

一方、当の本人は既に人間としての心を失って完全な怪物と化しており、本気で秘密を知る者全てを全て葬り去ろうとしていた。霊界送りにした子どもたちも返す気などさらさらなく、鬼太郎をも血を吸い尽くして殺そうとするが、逆に血を吸い取られて絶命。子供たちは無事救出された。

しかし正太郎にとっては、それでもかけがえのない肉親であり、願いを裏切って父の命を奪った鬼太郎に強い怒りと憎しみを抱く。
正太郎は鬼太郎に石を投げつけて涙ながらに罵声を浴びせ、そんな彼の気持ちも理解できる鬼太郎は、ただ「うむ……。」と頷いてゲゲゲの森へと帰っていく、という結末で物語は締めくくられている。

なお、おどろどろのキャラクターは、後に百々爺が鬼太郎を陥れる為に引き起こした「妖怪大裁判」に証人の1人として登場。
そのほか、マガジン掲載の墓場鬼太郎の「下宿屋」のリメイクである『おどろおどろ対吸血鬼』では、オリジナル版の夜叉の代役として登場している。

第3期

第3期の設定では、その正体は天命に背いて自身の欲望の虜となり、人の心を失ってしまった人物に憑りついて変化させる“妖気”

劇中では不老不死の研究に没頭し過ぎた科学者に憑りつき変化させ、獲物となる子供たちを次々に誘拐していた。

今回は息子として隆(CV:塩沢兼人)という名の青年が登場。
隆は父の悪事に手を貸してはいたものの、良心の呵責からその行為に耐えかね「この事件(最近街で頻発している子供たちの誘拐事件)に手を出すな」という脅迫文を妖怪ポストに投函。妖怪が事件に関与している事をさり気なく知らせつつ、鬼太郎を挑発して事件の捜査に乗り出すように仕組む(その他、子供たちの命を護るために死なない程度の血を吸う様に父に頼んでいた)。

最後は第1期と同じ方法で父が鬼太郎に倒された後、隆は警察に自首し事件の真相を告白した。

4期

話の内容はほぼ原作通りだが、こちらでは息子は存在せず、その代わりの役を彼の助手(CV:根谷美智子)が務めており、鬼太郎に事情を説明して助命を懇願。
事情を知った鬼太郎は、おどろおどろに自身の妖気を清めた血を敢えて吸わせる。その結果、原作、1期、3期とは異なり、科学者は無事にもとの姿へと戻る事が出来た。

5期

5期では人間が実験の失敗で妖怪へと変貌してしまった存在ではなく、完全な妖怪そのものという設定で登場。

恋する女学生の生血を好む吸血妖怪で、おどろおどろに血を吸われた人間は人を愛する心を失い、彼(?)の操り人形と成り果ててしまう。
ちなみに吸血鬼と同じ系列の妖怪だが、本人曰く「ドラキュラなどという青っ白い西洋妖怪とは違うのだよ」ヴァンパイア一族と一緒にされる事を心外と考えているようだ。

関谷というどこかで見た事がある様な姿(モデルは上記に記した「おどろおどろ対吸血鬼」に登場するドラキュラ四世)の大学教授に化けてとある大学に潜入し、好物の恋する女学生たちを次々に襲いその生血を啜っていた。

大学を調査しにやって来た鬼太郎と交戦し、鬼太郎の血を吸い尽くそうとしたが、鬼太郎が体内に蓄えていた電気を吸収してしまい感電死するという最期を迎えた。

6期

第6期では、小野崎彰悟という名の生物科学が遺伝子操作で作り出した、不死細胞体を使った人体実験の副作用の成れの果てという設定で登場。

原作及び第1期の物語を現代風にアレンジした上で、より設定を深く掘り下げた内容となっており、内容の物悲しさ、何ともやりきれない後味の悪い結末など、色々と印象深い内容となっている。

6期では息子ではなく美琴という名の娘が登場。
父親が妖怪と化している事を知って思い悩んだ末に、物語の冒頭では自殺を思い立ち、電車に飛び込もうとしていた事を思わせる描写や、追い詰められて犯罪行為を行おうとするなど、より悲壮感が強まっている。
詳細についてはこちらで。

なお、鬼太郎は初めて美琴と接触した際、彼女から微かな妖気を感じ取ってはいたが、あまりにも微弱な為に彼女が妖怪なのか、それとも妖怪に憑りつかれているのかが判別できないと語っていた。
不死細胞が作成者にしか作れなかった事などから、もしかすると今作のおどろおどろも、3期と同じく「神の領域」に踏み込んでしまった、奢れる人間に憑りついて怪物化させる“妖気”そのものが正体だったのかもしれない。

妖怪千年物語

妖怪千年物語では、魂が封印された祠が研究所の改築工事で崩された事で復活。
科学者の髪の毛に憑りつき実体化を果たすと、取り込んだ科学者を人質にして彼の息子である正太郎を脅して模型飛行機を使って子供たちを誘拐させてその生血を啜っていた。

更に鬼太郎の血と妖力までをも吸収して強大な力を得るが、最後は鬼太郎が引き千切ったおどろおどろの髪を受け取った正太郎が彼の指示通りに髪を祠で焼い捨て、その灰を模型飛行機でおどろおどろに浴びせた事で大幅に弱体化。
その隙におどろおどろから陽極を吸い返し、おどろおどろが再び封印される前に科学者を切り離して助け出した。


関連項目

ゲゲゲの鬼太郎 おとろし 哀しき悪役 妖怪

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