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小野崎彰悟

おのざきしょうご

小野崎彰悟とは、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の第6シリーズに登場するゲストキャラクターの1人(メイン画像中央の眼鏡の男性)。
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CV:増谷康紀

概要編集

6期鬼太郎第43話『永遠の命おどろおどろ』に登場するゲストキャラの1人で、かつて不死の研究を行っていた生物学者。


人物編集

同話に登場するまなの同級生である美琴の父親で、家庭においては娘を大切にする心優しい人物。

しかし、自身の研究成果を誰1人再現できなかった事に対しては「アイツらの腕が自分より劣っていたからだ‼」と激高するなど、良くも悪くも研究者として高いプライドを持つ。


作中の動向編集

小野崎は長年における研究の末、遂に長年の夢であった生物を不死の存在へと変える不死細胞『小野崎細胞』の開発に成功、その研究成果を大々的に発表し一躍時の人となる。

しかし、自分以外の研究者達が悉く『小野崎細胞』の再現実験に失敗したため捏造疑惑が浮上。手のひらを反す様にペテン師呼ばわりされ、世間から大バッシングを受けてしまう


焦った小野崎は、研究を証明するために人体実験を思い立ち、自身を被験者として『小野崎細胞』を自身の体に注入する。

その結果、どんなに傷付いても血の一滴も出る事無く、瞬時に傷が塞がり治癒してしまう不死身の体になり、実験は成功したかに見えた。ところがその細胞には実はとんでもない副作用があり、小野崎は定期的に人の生血を求めてさ迷い歩く不死身の肉体を持つ化け物、すなわち妖怪“おどろおどろ”へと変貌してしまう


普段は理性を保ち人間として暮らしているが、定期的に吸血衝動に襲われ、家を飛び出しては人を襲う様になり、さらにその周期は月日が経つにつれて短くなっていった。しかも妖怪になっている間の記憶は保持されており、自分がおぞましい化け物に変じた事を苦悩する小野崎は自殺を試みるが、不死細胞の効力で死ぬ事すら叶わなかった

そんなある日、鬼太郎の存在を知った小野崎は、鬼太郎に自分を殺してくれるよう依頼する。


事情が事情だけに考えさせて欲しいと言って立ち去る鬼太郎だが、その直後、衝動を抑えきれなくなった小野崎がおどろおどろと化し人間に襲い掛かったため、やむを得ず対決する事になる。

おどろおどろ=小野崎は娘の美琴が庇った隙をついて一旦は逃げおおせるが、再び吸血衝動に駆られてしまう。

今度はまなに襲い掛かり、彼女を救出しようと割って入ったねこ娘、そして鬼太郎と再び対峙する。

鬼太郎はおどろおどろ=小野崎に人の心がまだ残されている事に賭け、何とか説得を試みようとする。そこへ駆け付けた美琴に気を取られた鬼太郎の隙をついて窮地に追い込むが、その最中に吸血衝動を抑えきれなくなり、遂に愛娘をその手にかけようとする


しかし、ここで小野崎は辛うじて残された理性を振り絞り、鬼太郎に自分を殺すよう促す。彼の思いを察した鬼太郎は、美琴と彼を救うためにその命を絶つ事を決意指鉄砲の一撃を撃ち込んだ

致命傷を受け本来の姿へと戻った小野崎は、駆け寄ってきた美琴に誕生日プレゼントとして貰ったネクタイピンを渡しながら感謝の言葉を述べ、「これでいいんだ……」と言い残して消滅する。


こうして世間を騒がせていた吸血鬼事件は収束し、事件は一応解決した。しかし美琴は、父の命を奪った鬼太郎を許す事などできなかった

後日、小野崎の墓参りに出向いた鬼太郎とすれ違った美琴は、恨みと怒りを込めて「私はあなたを許さない、絶対に」と告げる。鬼太郎は黙してその場を立ち去った。


そして美琴は鬼太郎への憎しみをぶつける様に妖怪の危険性を訴え、妖対法成立を目指す運動を繰り広げる事となる。


関連項目編集

6期鬼太郎


小野崎美琴 おどろおどろ


哀しき悪役


大海獣』に登場した少年科学者。不老不死の研究をしているという共通点があるが、こちらは自分の名誉のためなら他人を平気で犠牲にするエゴイストである(後に改心するが)


  • 泰造

5期鬼太郎に登場した青年科学者。真面目で研究熱心だが、妖怪は迷信だと言い張る頑迷な性格。故郷の村で起きていた、死者が動きだす怪奇現象『死人憑』の研究をしている内に不死の細胞(妖怪の一部)を発見して、不老不死の研究に利用しようとする。

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