概要
雲(くも)と鳳(おおとり)から取られているネーミング。
史実的には大鳳の初陣にして轟沈した海戦であるマリアナ沖海戦の後に雲龍が竣工したため史実とは関わりは薄いものの末期戦で活躍も出来なかった空母同士という共通点がある。
また雲龍型は改造時の装備で601航空隊の艦載機を持ってくるが、大鳳も台詞で601航空隊を放っている事も共通点と言えるであろう。
実際のところ、史実でもゲーム上でも接点は少ない。
そんな二人の組み合わせが生まれたきっかけは、正規空母のうち大鳳の次に着任したのが雲龍で、後輩二人組としてまとまったことだと思われる。
もとより正規空母は一航戦・二航戦・五航戦と常に二人組で実装されてきたため、大鳳が実装された段階では空母関係の創作に参加させづらかった(五航戦とのトリオで新一航戦という組み合わせはあった)。
そこに雲龍が加わり、大鳳の友人あるいは訓練・出撃時のパートナーとして雲龍が付くことで、大鳳が既存の組み合わせを崩さずに一人ぼっちから脱却することが可能となった。これにより、空母関係の創作において使いやすくなったのだと考えられる。
これだけ見ると発展性が見られない組み合わせに思えるが、「高身長・巨乳・天然」「低身長・貧乳・素直」という対比が美しく、また空母界隈が艦これの中でも人気のあるジャンルという追い風もあり、少しずつ普及が進んでいるようである。
ノベライズ『鶴翼の絆』では、初登場となった5巻時点ではライバル関係となっており、事ある度にいがみ合って天城などの制止を受けるほどだったが、その後の戦いで丸くなり、続く6巻では雲龍が大鳳の指揮は見事なものだったと(恥ずかしがりながらも)認めるまでになっている。