さなめくじとは、長年カエルとヘビに挟まれ続けた結果ナメクジと化した東風谷早苗である。
概要
三すくみに従って残りの一柱が蛞蝓とされるのはある意味当然の帰結と云える。
傾向
融合せず完全に分離したものから
綱手姫よろしく巨大なナメクジに搭乗した物
早苗のパーツが申し訳程度に付いたナメクジまで様々だが
いずれもナメクジに相応しく画面の向こうまで強烈なヌメリが伝わってきそうである。
ギシギスした八坂神奈子と洩矢諏訪子の間に早苗が入ると途端に和気藹々とした守矢一家になる二次創作の傾向から
喧嘩が絶えない二柱の仲裁役として書かれる事も多い。
注意
無論この設定は二次創作であり、そもそも諏訪信仰のタケミナカタと洩矢神及び同一視されるミシャグジ様に蛞蝓のイメージは含まれていない。
そもそもカエルのイメージ自体諏訪子からヘビのイメージを簒奪した神奈子が押し付けたものであり、三すくみ全体の事までは考慮されてはいない可能性が高い。
当然ながら、早苗のモデルであろう守矢早苗もナメクジとは無関係である。
余談
神様のイメージを持たず民間療法に託けて祀られるカタツムリと比較してもマイナーなナメクジだが、信仰する者も皆無と云う訳では無い。
岐阜県中津川市の大杉地蔵尊では、境内にある文覚上人(1139~1203)の墓に毎年夏のある時期になると一斉に蛞蝓が這い上がると云う怪奇現象が起きる。
この蛞蝓は文覚が横恋慕の末に殺害したとされる袈裟午前の化身と恐れられており、文月九日には蛞蝓を鎮める「なめくじ祭」が行われる。
関連イラスト
別名・表記ゆれ