概要
原作37巻収録。
ひろしが脱サラして立ち上げた格安航空会社「のはらエアライン」の機内における騒動を描く。
登場人物
本編の人物
おなじみ主人公。役職は「松浦亜弥防衛隊長」。
のはらエアラインの創立者にして機長。
なお、飛行機の操縦資格は自動車の普通免許とゲーム「飛行機でゴー」をクリアして手に入れたもの。
役職は客室乗務員チーフ
ヨシりん&ミッチー
ともにアルバイトで、前者は副操縦士、後者はキャビンアテンダント(作中での表記はスチュワーデス)。
ヨシりんはシリーズ内でも珍しく終始ツッコミ役となっている。
のはらエアラインの乗客。
後述ののはらエアラインのハチャメチャなサービスに次第に苛立っていき……
本作の人物
6月のどんよりした空
長髪サングラス、坊主頭に出っ歯、パンチパーマにタラコ唇の3人組のテロ集団。個別の名前は不明。しんのすけからは痔・アルフィーと間違えられた(坊主頭曰く「共通点3人組っつうだけだろ」パンチパーマ曰く「その痔じゃねぇし」)。
のはらエアラインをハイジャックしようと企むが…
名前の元ネタはミュンヘンオリンピック事件等のテロ行為を行った組織「黒い9月」からだと思われる。
のはらエアラインの特徴
のはらエアラインは他の航空会社の3分の1の料金だが格安故に様々な問題点が存在。当時はLCCも日本では普及前であったため、現実ではありえないツッコミどころが大きなテーマとなっている。
- 空港は廃校舎を再利用しているため、滑走路はグラウンドをそのまま使用(すなわち1周300m)。
- チケットの座席番号はしんのすけが書いているため「ぬの6万6千番」「へのco.jp/ww」「重役のイス」など支離滅裂なものになっている。
- シートベルトはズボンのベルトやゴムひも。
- 昨日の新聞とおとといの新聞は用意してあるが、今日のはない。
- 救命胴衣は普通のうきわ。
- 飛行機はいろんな所から欠陥機や事故を起こした機体のパーツを格安で購入して組み上げた物。
- 損傷した機体の修理にアロンアルファを使用。
- しかし、タイヤはアロンアルファが足りなかったので、スティックのりを使用。また、離陸前に主翼の一部が破損した時にはガムテープで修復。
- サービスドリンクは「かすかべの水道水・みさえの作った薄い麦茶・となりのおばさんの作ったうすいカルピス」
- 機内食にラーメンが出されるが、気流で揺れて大変なことに(なお、現実の航空会社では普通にラーメンが機内食として出されているケースもある)
- 機内上映映画は実際の飛行機事故をテーマとした「生きてこそ」(1993年)。しかもテープが重ね撮りされており途中で3年B組金八先生(絵を見る限り上戸彩演じる鶴本直が登場する第6シリーズ)に変わっている。そのほかに用意されている作品も「エアポート77(ハイジャックがテーマ)」「ダイ・ハード2(空港での事件がテーマ)」「乱気流(航空機内での事件がテーマ)」といった飛行機内で観るには不適切な内容ばかり。
- 機内ラジオ放送では「ひろしが入浴中に歌った歌」や「自然界の音」と題して「カミナリやガケ崩れの音」が流される。