概要
『榛名日和』や『幸せライス』など、同人作家 久彦氏が描く作品ではキャラクター達が親しみやすい三頭身サイズにデフォルメされる形で描かれる事が多いが、中でも一部のキャラクターは幼児サイズ程に小さく、場合によっては性格や知性さえも幼児化されて、全く別キャラとなって登場するパターンもある。
それらのキャラクターは総じて、マスコット的な愛らしさを持つが故に読者・ファンの心を忽ち掴んでいき、今や久彦作品を語る上で風物詩のひとつとなっていった。
そして、その元祖的存在である艦隊これくしょんの葛城=通称『らぎすけ』の愛称にちなみ、彼女をベースとしたデザインにデフォルメ化されたキャラクター達は、誰が呼んだかいつしか『すけスケ軍団』の愛称を頂戴される事となったのだった。
すけスケ軍団の特徴
その1『基本喋らないor口数が極端に少ない』
すけスケ軍団は基本的に見た目同様に中身も外見相応に幼児化している(ムススケ、ムスメスケに至っては元ネタである久彦氏の息子さん、娘さん自身が登場時はまだ子供or赤ちゃんであった)のが基本で、元祖であるラギスケを筆頭に単語単位の言葉しか話せなかったり、らきすけの様に実は流暢に話せるものの、基本無口を貫こうとするパターンのどちらかで、基本的にジェスチャーや表情で、感情や自己主張を顕にする。
その2『取り扱い大事』
久彦作品では時に破天荒が過ぎたキャラクターに対して、ツッコミ役のキャラクターから過激なお仕置きが加えられたり、時折バイオレンスなドタバタ劇が繰り広げられる事もあるが、すけスケ軍団はその見た目故にそうした物騒な事案に巻き込まれるケースは原則ない。例外としてらきすけが一度だけ、あるキャラクターからアイアンクローを食らう描写が見られた。
他にも共通項を見出した方がいらっしゃいましたら追記の程、よろしくお願いします…。
すけスケ軍団一覧
すけスケ軍団1号
栄えあるすけスケ軍団の開祖・始まりの存在。
詳細はラギスケの項目を参照。
すけスケ軍団2号
ばるすけ
けものフレンズの主人公サーバルをラギスケのようにデフォルメ化させた(ラギスケ化)キャラクター。登場当初は一部のユーザーの間で「サバスケ」とするか「バルスケ」とするか議論となっていたが最終的に「ばるすけ」で決まり、後に作中でも正式にその呼び名が登場している。
ラギスケと違い、同作には原典と同じサイズのサーバルが登場しており、作中では新たに発生したサンドスターによって誕生したサーバルの別個体という設定となっている。当初は彼女の存在に戸惑っていたサーバルだったが、次第に情が移っていき、「ばるちゃん」と呼んで娘のように接している。
ただし、アライさんは何故か、「アライさん(自分)がばするけのお父さんでフェネックがお母さん、サーバルはフェネックの妹(つまりはばるすけの叔母さん)」と不可解な解釈をして、サーバルを困惑させている(なお、「ばるすけ」と呼び出したのはアライさん)。
登場当初からラギスケとの共演を希望されていたが、『らぎすけ ばるすけ』にて実現している(※メイン画面参照)。
すけスケ軍団3号
らきすけ
Fate/GrandOrderに登場するサーヴァントの一人茨木童子 をラギスケ化させたキャラクター。登場当初は他に「イバラギスケ」という仮称のタグもあったが「イバラギ」ではなく「イバラキ」である為、これは誤称である。
原典同様に甘いものには目がない。坂田金時と酒呑童子の仲を深める為にさり気なく手助けをしたり、自分をお迎えしたマスターに好物のドーナツを振る舞おうとする等、ラギスケやばるすけ同様の優しさや気遣いを見せる反面、プレゼント用のドーナツを一口ずつつまみ食いするなど、ラギスケ達に比べると我が強く、やや乱暴な一面もある。
また、登場から長い間、言葉をほとんど発していなかったが、2018年8月20日更新分の回にて、実はラギスケやばるすけと違い、流暢に言葉を話せる事が判明した。
登場してから長らく榛名日和のキャラクターとの共演はなかったが、2021年1月27日更新分のイラストにてラギスケを差し置いて、榛名、比叡と初共演が実現した。
ちなみに『猫の漫画』では久彦氏一家に猫の生態や赤ちゃんの子育てに関して、助言を授ける妖精(別名『ようせすけ』)として登場している。
すけスケ軍団4号&5号
ムススケ&ムスメスケ
作者・久彦氏のエッセイマンガ『猫の漫画』に登場する久彦氏の息子さんと2020年に生まれたばかりの娘さん。ユーザー方の間で息子さんは『ムススケ』、娘さんは『ムスメスケ』または『スメスケ』と渾名を付けられている。上記のイラストを見てもわかるとおり、デザインはラギスケやばるすけ、らきすけとは少し異なるが、頭身が似ている事や同じくマスコットキャラ的存在の為にここに表記する。
ちなみにムススケは現時点におけるすけスケ軍団の黒一点である。
すけスケ軍団6号&7号
サトスケ&キタスケ
ウマ娘プリティーダービーに登場するウマ娘、サトノダイヤモンドとキタサンブラックをラギスケ化させたキャラクター。同一作品から複数のキャラクターがラギスケ化させるのはこれが初例である。
ファンからの愛称は各々他に「ダイスケ」、「ブラスケ」がある。
一見してわかるとおり、サトスケはラギスケやそれまでのばるすけ、らきすけと同様の顔貌、目つきであるのに対し、キタスケはムススケ、ムスメスケに似た目つきとなっている。
また、キタスケはその小柄な体型に反して腕っぷしが超強く、マンハッタンカフェのお友だちの姿を見れるばかりか、直接触れる事も可能だったりする他、サトスケは電話一本で自衛隊の専用機を使って、物資運搬を依頼できる程の強いコネクションを持っている等、それぞれ非凡な能力の持ち主。
すけスケ軍団8号
ルドスケ
同じくウマ娘プリティーダービーに登場するウマ娘、シンボリルドルフが、「小柄の馬は競馬で勝てない」という通説を覆す実験を試みたアグネスタキオンの開発した赤と青のキャンディーによってラギスケ化された姿。これまでのすけスケ軍団と異なり、最初は等身大のサイズで登場していたキャラクターが後天的にラギスケ化し、またラギスケ化の理由が示唆の形であれど判明しているという異色の存在といえる。
ちなみにラギスケ化した事で小柄になったにもかかわらず、その俊足ぶりは健在の模様。
すけスケ軍団アルバム
関連タグ
榛名日和、ジャパリ日和、カイニスの日常、猫の漫画、幸せライス…すけスケ軍団枠のキャラクターが登場する久彦氏の連載漫画。