概要
株式会社バンダイスピリッツより、ゲームセンター向けのプライズ景品(バンプレストブランド)として展開されている、ぬいぐるみのシリーズ。
高さ約11cmのうち7cmを頭部が占める体型相応に顔つきもデフォルメされており、文字通りの「ちび」だけではなく「ちびっとフォルムが愛くるしい、まっすぐな瞳にびびっときちゃう」というキャッチコピーが込められている。
バッグのアクセサリーや屋外のぬい撮りにも適した持ち運びやすさが公式サイトでもアピールされている。
その体型ゆえに自立せず寝そべってしまい、商品としては縫い付けられているストラップまたはボールチェーンによる持ち運びが想定されているため、補助スタンドなどを別途購入することが望ましい。
第一弾は2021年2月13日に登場した『エリオスライジングヒーローズちびぐるみvol.1』。
ラインナップ
第一弾を見ての通り、プライズという点で近年展開されている作品、ぬいぐるみという点で女性向け作品(女性受けしている作品)が強い傾向は見られるものの、バンダイナムコグループという大手が手がけていることもあって、ラインナップは老若男女問わず幅広い。
長期間・多数ラインナップされている作品に、自社コンテンツの「アイドルマスターシリーズ」「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」、2021年のシリーズ開始に前後して人気を得ている「原神」「ツイステッドワンダーランド」「東京卍リベンジャーズ」「ブルーロック」などが挙げられる。
ナムコ実店舗やナンジャタウンでのキャンペーン開催にあわせた展開も強力に行っており、2025年初頭にはアニメ化も発表されていない現在はグッズ発売でさえ稀な「ジャンケットバンク」が登場している。(こちら)
この他、好評を得てシリーズが継続していることもあって、派生商品も多数登場している。
- ちびぐるみ専用の「ポーチ」や「ポンチョ」といった周辺アクセサリー。
- ちびぐるみの特徴はそのままにサイズをアレンジした「チビちびぐるみ(約8cm)」「大きくなったちびぐるみ(約21cm)」「もっと大きくなったちびぐるみ(約32cm)」。
- 「ちびぐるみ」というデフォルメを概念化したイラスト(いわば「ねんどろいど」のような)を使用した「缶バッジ」「ラバーキーホルダー」「アクリルプレート」など。
入手難易度
サイズ感やデフォルメが好評を得てシリーズ化されている一方で、入手難易度の高さに限っては非常に評判が悪い。
- 入手方法・販路が限定されたものが多い。
- そもそもプライズ景品は、腕前や店舗の設定によって、入手までに必要な時間や金額には大きな差が生じる。
- 加えて当商品は、バンダイナムコ製ということで自社グループである「ナムコ限定」(およびそのオンラインクレーン)というパターンが非常に多い。
- 次点でバンダイとコネの強い「イオン限定(モーリーファンタジー・PALO)」も多い。
- ややこしいことに「ナムコ・イオン限定」「ナムコ限定」「イオン限定」など複数のパターンが存在する。
- 獲得が難しい。
- 易々と逆立ちできるほど頭部が重く身体が軽いという偏ったバランスで、掴み・移動させることが難しい。
- ちびぐるみの評判、販路限定、ゲームセンターの立地、様々な理由からゲーム機の「確率・天井」も、他景品と比べて店側有利に設定されている(足下を見られている)と思っていい。
- 同時登場のラインナップが多い。
- 一つの「Vol(第○弾)」につきラインナップされる個数が3~6種とやや多め。
- チームやグループ単位で登場キャラクターが多い場合、同じ日に弾が複数登場することも度々あり、一度に高額な投入が必要になりかねない。
- この最たる例が「アイマス」で、「学園アイドルマスター」では全12種(うち3種は再販)、「シャイニーカラーズ」では全16種、「SideM」では全10種以上の同時登場が2年間で3回あった。
- こういった様々な事情で、入荷初日は各地で行列が作られ、整理券または入場抽選など特殊な対応を取られることが珍しくもない。
- 特に入手難易度・需要の高いもの、例えば「文豪ストレイドッグス」「学園アイドルマスター(手毬ぬい)」では1個だけで1万円前後で取引されているほど高騰した事例も確認できる。
関連イラスト
関連リンク
- バンプレストプライズ公式サイト「ちびぐるみシリーズ」
- サイトリニューアルなどの影響か、2022年以降の景品のみ掲載されており、2021年の初登場から空白の一年間を確認することが難しくなっている。
関連タグ
- 手毬ぬい:『学園アイドルマスター』に登場する月村手毬のちびぐるみ。作品の勢いと見た目の面白さが掛け算になって圧倒的な人気を得ている個体。