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概要編集

1990年代からリリースされているビデオ。主にビクター講談社から発売されていた。

2000年代初頭までは数多くリリースされていたが、DVDへの媒体変更が間に合わなかったか、ブームの沈静化からか2000年代半ば以降は新規作品の発売数が減少する。


数多くリリースされていた時期に幼少期を過ごした世代からは現在でも一定の人気を集めている。

また、使用されるフリーBGMを特定し、愛好する層も存在する。


主なフォーマット編集

1巻につき30~60分程度の再生時間で、次々と登場する乗り物ごとに簡単な解説をしていく、というパターンが基本的である。

例:「(E5系新幹線が登場する) これは、E5系新幹線といって、東北新幹線ではやぶさ号として走っているんだ。最高速度は時速320キロで日本一速いよ。」

ナレーションは単一ではなくキャラクター同士の掛け合いの形となっている場合がある。

例:A「これはパワーショベルといって、アームと呼ばれる大きな腕で土を掘るんだ」

  (穴を掘るパワーショベル)

  B「うわぁ!すごい力だね!」

また、ビデオによっては車両の紹介後に歌のコーナーを挟むケースのものも存在する。


子供向けということもあって専用のオープニング・エンディングテーマがある作品もあるが、取材VTRの尺が長くなるにつれて短縮されてフルコーラスだったのが1番のみになったりすることもある。


関連動画編集

2015年アップロードだが、過去に発売された映像ソフトのため内容は2010年頃のものとなっている。



主な作品編集

1988年~1993年製作・日本ビクター。のりものビデオとしては最古参に当たる。解説役の「お姉さん」とリアクション役の「でんたくん」、「カーくん」、「ブンくん」、「プカちゃん」が進行する。

1989年~1994年製作・講談社。のりものビデオとしては初期の作品であり、なんと静止画のみのスライドショー形式になっている回もあった。ナレーションひとりで進行する。

1993年製作・キングレコード。「のりもの博物館」のスピンオフでJR東日本の電車を紹介する。ナレーションは新録しているがひとりで進行する。

1990年~1994年製作・バンダイビジュアル&ビクター音楽産業。いわゆるのりものビデオの基本フォーマットとなっている作品。ナレーションは解説役の「博士」とリアクション役の「帽子」のふたり。

1992年~1997年製作・ビコム。解説役の「鉄道博士」とリアクション役の「けん太くん」のふたりが進行する。

もちろん「でんしゃ」と言いつつ気動車を紹介することもある上、第1回から南部縦貫鉄道のレールバスを紹介している妙に渋い作品。

2003年と2008年に新作DVDも発売されていたが、後述の「列車大行進」に統合された。2008年発売の最終作のみ登場した新キャラクター「さっちゃん」は映画「劇場版しんかんせん大集合」シリーズに登場した。

進行役のキャラクターふたりは「列車大行進」にも続投。前述のさっちゃんも一部作品に登場している。

1993年製作・ポニーキャニオン&TBS。ナレーションひとりで進行する。

1994年~2002年製作・ビクターエンタテイメント。解説役の「のりロボ」とリアクション役の「のり坊」のふたりで進行する。

「のりものバンザイ!!」のリメイク版要素もあり、同作の映像を一部流用している。

1995年~2005年製作・バンダイビジュアル&NHKサービスセンター。「のりものバンザイ!!」の後継でのりものビデオの中でも比較的長期間制作されたシリーズ。進行役が実際に関係者に取材してナレーションがリアクションをするという珍しい形を取っている。

1995年~1999年製作・アポロン。サブタイトルは「○○大集合」で統一されており、「は・た・ら・く・く・る・ま 大・集・合!」のように1文字ずつ読み上げるタイトルコールが特徴。

珍しいことに案内役のキャラクターがアニメで動き、オープニングや幕間・エンディングで会話する。解説役の「ノリジ」とリアクション役の「ワッツ」のふたり。当時としては珍しいCGで作画されCGキャラクターとして紹介されていた。

1996年~1997年製作・講談社。同社の子供向け教育ビデオ「ぽん・ぱ」の同名コーナーを乗り物のテーマごとにまとめた総集編。

ナレーションひとりで進行する。

1998年~製作・PSG。上記の「のりものだいすき!!」とは無関係。主に「スペシャル50」「スペシャル100」というタイトルの作品が多くジャンルごとに乗り物を紹介している。初期は子供の声のナレーションによる解説だったが2007年以降の作品では解説役の「博士」とリアクション役の「まさおくん」の2人のキャラクターによって進行。

1999年~製作・PSG。「日本の特急」「走れ!〇〇(新幹線やスーパー特急などが入る)」等の作品が発売。このほか江ノ電923形、E5系をメインに紹介した作品にもこのタイトルが付けられている。「かっこいいぞ!にほんのれっしゃ」「でんしゃがいっぱい!!」など派生作品も出ていた。

1997年~2002年製作・ポニーキャニオン。主に鉄道車両を紹介する。

珍しいことにすでに引退済みの車両を紹介し「すでに引退しています」というテロップを付けるという体裁をとっている。

1991年~製作・ビコム。一般向け鉄道ビデオの体裁をとっているが2002年以降に制作されたDVDには「キッズナレーション」という副音声がある。

解説役の「鉄道博士」とリアクション役の「けん太くん」のふたりで、「たのしいでんしゃ」の事実上後継となっている。

2004年~2011年製作・ビコム。「列車大行進」の総集編で、登場キャラクターも「鉄道博士」、「けん太くん」に「ミュー」と「アルファ」を足した当時の「列車大行進」キッズナレーションと同じ面々。サブタイトルも姉妹編であることを示すように「〇〇大行進」であることが多かった。

1991年~2004年製作・日本コロムビア

厳密にこのジャンルには当てはまらないが、乗り物の歌を特集した巻が存在する。


関連タグ編集

乗り物 鉄道 電車 自動車 飛行機

のりスタ:ビデオではないが、乗り物を特集した子供向け番組。

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