概要
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から登場したドラゴン系モンスター。
見た目は『ドラゴンクエストⅧ』に登場した「竜神王(白銀の巨竜)」にそっくりだが、翼と頬びれが薄紫色なのが竜神王で、こっちは灰色がかっている。またゲーム内では真っ白だが、イラストでは微妙に紫っぽい(あとジョーカーでは背びれが黒い)。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』の豆知識や『ドラゴンクエスト 25thアニバーサリー モンスター大図鑑』によれば「別の世界ではマスタードラゴンと呼ばれる竜の神」、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では「もっとも神に近づいたドラゴンが進化した姿」らしい。
前者の設定なら、『ドラゴンクエストⅤ』に出てきたプサンと同様に「マスタードラゴンの化身」ということになるが、「もっとも神に近いドラゴン」との設定に従えば、さぞ徳高い聖者みたいな存在なのだろう。
ちなみにマスタードラゴンはコイツに先んじて『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』でモンスターズデビューを果たしているものの、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』には出ていないので「マスタードラゴンの化身」という設定にも説得力があった。しかしコイツらは『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』で再登場・共演しているため、その辻褄合わせで設定が変わったと思われる。まあ整合性なんぞ気にしていたらこのシリーズ自体成り立たないし……。
そんなマスタードラゴンとはくりゅうおうだが、難儀なことにサイズが合わず(マスタードラゴンは3枠の巨大モンスターでコイツは2枠)一緒に並べることができず、4枠に増えた『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』でようやく竜神王との紅白コンビが組めるようになった程度。ジョーカー3ではサイズを縮めることもできるようになった……が、コイツが欠席して相変わらず組めていない。嗚呼……
体型が似ているからか、登場以来りゅうおう(ドラゴン形態)の配合素材になっており、他にもドルマゲスやオルゴ・デミーラ(『ジョーカー2』まで)などを作れる。竜神王はりゅうおうと暗黒神ラプソーンで作れるので、間接的にはコイツも絡んでくる。
なおコイツ自身はメカバーンとギガントドラゴンで作れる(『テリーのワンダーランド3D』と『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではギガントドラゴンの代わりにバラモスゾンビでも可)。ちょっと手間はかかるが、そこまでめんどくさいという程でもないので余裕のある時に作っておこう。配合ツリーの上位を目指していくと結構入り用になりがち。
戦力としても結構強く、2枠故の能力の高さ、時々状態異常を直す「光のはどう」や火力を上げる「炎ブレスブレイク」などなかなかの実力者。欠点は1~2回行動なのでムラがあることと、それ故にテンションアップを生かしづらいこと。
攻撃力・かしこさの両方とも高く割とマルチな立ち回りができるため、コイツを使うなら中途半端にならないようなスキル構成を心がけよう。