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竜神王

りゅうじんおう

『ドラゴンクエストⅧ』のキャラクター及び隠しボス。以降の作品ではモンスターとしても登場。
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CV:津田健次郎(Nintendo 3DS版『ドラゴンクエストⅧ』)

概要編集

人界から隔離された村に暮らす「竜神族」の長。

異界の奥にある天の祭壇で人間の姿を捨てる儀式を行うが失敗し、理性を失い暴走。深紅の巨大な竜になり、他の竜神族の力を吸収する厄災と化していた。


主人公に倒された後は正気を取り戻し、主人公の出生に関する秘密を話してくれる。


戦闘では編集

当初は暴走状態。

これに勝てば理性を取り戻し、再び天の祭壇に行くと主人公達に「竜の試練」と称して2連戦を挑む。

最初は人型だが、これに勝利するとドラゴン形態に変身する。巨竜に勝利するとご褒美を1つもらえ、再び戦いを挑むと、前より強い巨竜に変身。


なおクリア報酬にスカウトモンスターが関わる都合なのか、モリーからのモンスターバトルロード出場試験をクリアしていなかった場合、願い事の選択肢に「すごいチームモンスターをもらう」は登場せず、願い事に数を合わせるためか深緑の巨竜との戦いが省かれる。


人間形態編集

竜の試練では毎回前座で戦うことになる。

一ターン目に竜神の封印という技で主人公達を包み込み、3~4ターンの間行動不能にする。

ただしこれが効くのは主人公のみ(しかも必中ではない)。チーム呼びでモンスターチームに受け止めてもらえばよく、対策は容易。


深紅の巨竜編集

初の竜の試練で戦う第二形態。暴走状態と同じく真紅の姿で、以降作品でもなぜかこの姿が定着している。

「おたけび」や「ジゴフラッシュ」(雑魚敵の海竜が使っていたマヌーサ効果付きの発光呪文攻撃)を使って攻撃してくる。


深緑の巨竜編集

二回目の竜の試練での第二形態。

緑色の巨竜形態。


あまいいき」、「やけつくいき」、「もうどくのきり」と多彩な状態異常を仕掛けてくる。


白銀の巨竜編集

三回目の竜の試練での第二形態。プラチナカラーの巨竜形態。

「かがやく息」や「つうこんのいちげき」を放ってくる。稀に「マホトーン」も使う。そのため、回復役の魔法を封じ込まれた際のリカバリー手段は必須。

攻撃力は553に達し、僅差ではあるが、あのやみのころもを纏ったゾーマ以上の攻撃力を持つ。

 

黄金の巨竜編集

四回目の竜の試練での第二形態。

金色の巨竜形態。

守備力が非常に高いので物理攻撃は通りづらく、「ルカニ」等も効かない。また頻繁にテンションをためてくる。


対策は「大まじん斬り」や「雷光一閃突き」といった直撃すると必ず「かいしんのいちげき」になる特技、耐性がないデイン呪文や「おっさん呼び」等々。


黒鉄の巨竜編集

五回目の竜の試練での第二形態。くろがね。

黒色の巨竜形態。


最終形態除くと最強候補の姿。

なんと攻撃力613、守備力578、耐性はメタル系並に多い、完全3回行動というデタラメなステータス。その代わりHPは1690と隠しボスにしてはかなり低い。


ここまで行くとまともな攻撃手段は通用せず、やっぱり「大まじん斬り」や「雷光一閃突き」で「かいしんのいちげき」を狙った方が良い。「おっさん呼び」は効かないので注意。

なお「いてつくはどう」は使ってこないので「スクルト」で守備力を高めるという手もあるが、このとんでもない物理攻撃の連続では耐えれるまで上げれるかも怪しく、装備を回避率を上げるものを揃え、回避に専念した方がマシ。


ニンテンドー3DS版ではこちら側の無属性規定ダメージ特技が増えた為、弱くなってはないのだが攻略難易度は激下がりしてしまった。


聖なる巨竜編集

六回目の竜の試練での第二形態。

薄青色の巨竜形態。

完全2回行動で「かがやくいき」による全体攻撃やテンション連続溜めから一撃も脅威。

耐性も多く「ルカニ」も効かないので注意。

 

永遠の巨竜編集

とこしえの竜

全てのご褒美をもらった後に戦いを挑み、人間形態に勝利すると今までの巨竜に順番通りに変身していき、最終的には『ドラゴンクエスト』のりゅうおう(ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズでの頭身アップバージョン)に似た紫色の巨竜に変身する。


各形態は初戦時からHPが半分になっているので、ここまできたのなら苦戦はしないのだが、最終形態だけあってこの姿は桁違いに強い。

なんとあの「マダンテ」を使ってくる。しかも自力でMPを回復するので、この戦いの中で複数回使ってくる。ただしこの特技はMP量依存であり、そこまでの数値じゃないのでキチンと対策すれば凌げるレベル(それでも全体に約280ダメージの破壊力)。


脅威なのはテンション上げ、一度に二段階上げてくることも。テンションを二〜三段上げてからの各種ブレス攻撃は500~600ダメージというとんでもない数値を叩き出す。

「つうこんのいちげき」はないものの、攻撃力760とさらに凄まじいステータス化した状態では通常攻撃ですら脅威。当然のことながら「フバーハ」等での属性ダメージ対策は必須。テンションが高くなってきたらぼうぎょのコマンドを取る等々、要警戒が必要。


願い事を叶え切った後なので勝っても何かアイテムがもらえるわけではないのだが、モンスター図鑑コンプリートには永遠の巨竜撃破が必要なので、全ての要素をやり込むにはいずれは戦う事になる。


ニンテンドー3DS版ではただでさえ高かった攻撃力がなんと912まで増加。ただしこれでもこの作品の中では二位である。攻撃力一位は追加隠しボスの…


報酬編集

願いごと詳細備考
竜神のつるぎをもらう竜神のつるぎが貰える
竜神のよろいをもらう竜神のよろいが貰える
竜神のたてをもらう竜神のよろいが貰える
竜神のかぶとをもらう竜神のかぶとが貰える
すごいチームモンスターをもらうトロデーン城南にてスカウトモンスターの一体、メタルキングのスマイルが現れるようになる
錬金釜をパワーアップする錬金釜がパワーアップし、材料を入れると即座に完成するようになるPlayStation 2版のみ
超スキルのたねをもらうスキルの種の2倍のスキルポイントが上昇する『超スキルのたね』というアイテムが10個もらえるスマートフォン版のみ
すごい修行場がほしい本編ストーリーで戦ってきたボスたちの超・強化版と戦える新たな隠しダンジョン『追憶の回廊』が開かれるニンテンドー3DS版のみ

竜の試練で撃破後には選択肢で選んだ願いごとを叶えてくれる。しんりゅうエッグラ&チキーラネルセンの試練と違ってターン制限は無し。

過去作では主人公専用の伝説の武具がストーリーに関わる事もあったが、今作でそれらに該当する竜神装備は隠しボス撃破のご褒美となっている。


なお、それらの入手や錬金釜の強化でパーティーを強化してご褒美コンプリート…というのは悪くない発想ではあるが、その場合は竜神のつるぎは後回しがいいだろう。実は竜神王はドラゴン姿のボスゆえにドラゴンスレイヤー(ドラゴンキラーとごうけつの腕輪を材料に錬金釜で作成できる武器)のドラゴン系特攻効果でぶん殴った方がダメージが大きいのである。

これ以外にも竜神のつるぎの立場を危うくさせる装備が他にも存在し、シリーズのファンから最もぞんざいな扱いをされている伝説の剣となっている。



他作品での出演編集

ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から参戦。

 

登場以来ずっとドラゴン系のSSランクモンスターとして登場。

どの作品でもMPは壊滅的に低いが耐性・能力・特性のいずれも強く、当時脅威だった「マダンテ」が無効、「かいしんのいちげき」が出やすい事から多くのプレイヤーに使用された。


事実、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』の公式全国大会優勝者は竜神王を使用している。優勝者のパーティは竜神王、竜王、ゴールデンスライムの3体であり、全国大会本戦の他のプレイヤーがそれらをこぞって使用していた(竜神王自体も本戦では8人中3人使用、竜王は8人中6人使用、ゴールデンスライムに至っては8人全員が使用)ことを考えれば、それら3体は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』の結論パとも言える。ただし、公式全国大会は命令戦で行わたことに留意が必要である。


続く『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では2枠になったので編成に制限がかかった(1枠としか組めない)が、その強さは健在で、HPと攻撃力はMサイズモンスターの中でもトップクラス。状態異常にも滅法強い。オマケに自動HP回復まで備える隙のなさ。

また固有スキルの『竜神王』も優秀で、「マダンテ」や「ギガブレイク」といった強力な特技を取得でき、さらなる配合を進めるなら受け継がせたいスキルとなっている。

マイナーチェンジの『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』では自動回復没収+素早さが大きくダウンのかわりに1~2回行動になったので調子がよければ追撃してくれる。『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』での2・3枠モンスターは『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』で1回行動だった連中も等しく複数回行動できるようになっており、中にはエスタークや答申レオソードのように無印ではランダム複数だったのが確定2回になったやつもいる。

 

欠点としてはMPが壊滅的に低く、出身作品では脅威だった「マダンテ」もへっぽこ火力ということ。

だが普通に殴るだけでも破壊力バッチリなのでここぞという時に使わせれば……と言いたいところだが、2回目の技はコイツが自分で判断するので、やっぱりマネジメントはしておきたい。

またどの作品でもラプソーン(通称デブソーン)と竜王の組み合わせでのみ作れるのは変わらないものの、このラプソーンが曲者。ただでさえ手順が多くめんどくさかったのが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』からは「ゾーマ×デスタムーア×オルゴ・デミーラ×ミルドラース」と旧作の魔王の皆様を惜しみなく使ったうえ、エスタークすら配合してやっとデブソーンの出来上がりとなる始末。

反面、「キャプテン・クロウ×はくりゅうおう×りゅうおう(ヒト型)×ゴールデンスライム」と鬼のような難易度だった竜王が「はくりゅうおう×りゅうおう」で作れるため気休め程度には楽になった。

 

耐性高いし相変わらずの火力で暴れてくれるので手間に見合う強さはあるものの、Aランク以下の全モンスターに解禁された「最強化」で頭角を現した連中(特にゲモンやれんごく天馬)もちらほらおり、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』ほどの脅威はなくなった。

NPCではピピッ島クリア後にGJことゴルッテじいさんが繰り出す。「ばくれつけん」を使うので「アタックカンタ」でも貫通する上、相方のレオパルドもかなり強い(ギガキラー持ちなので2・3枠モンスターは危険)。一応道具は使えるし命令もできるが、なんとかヒヒュドラードを倒した程度では返り討ちにされるだろう。コイツを余裕をもって倒せるか、超強化されたエスタークを10ターン以内に倒せるようなパーティを用意して挑もう。

 

※最強化:片方がレベル50以上、かつ同種モンスターで配合すると、本来のランクに関係なくSランクに昇格し、上限値・レベルアップ時の伸び幅が上がる。ただしCランク以下だとレベル20で配合し「強種族」にする必要があり、この「強種族」から改めてレベル50まで育てなければならない(つまりCランク以下は最強種族を生み出すのに通常版が4匹要る)。

※ゲモン・れんごく天馬:最強化で「つねにマホカンタ」「つねにアタックカンタ」を得るため、大抵の相手は封殺できるとして恐れられたタッグ。対策は多々あるものの、AI任せで命令ができないルールでは脅威であり、当時の対戦環境では竜神王の立場も危うかった。


ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズではレジェンドクエストⅧの最終章に聖なる巨竜の姿で登場した。


関連タグ編集

ドラゴンクエスト ドラゴンクエストⅧ

少年シドー…同シリーズの声優繋がり。

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