概要
「ばんからさんが通る」とは、空知英秋が、本誌企画「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」で描いた読み切り作品である(週刊少年ジャンプ2010年46号掲載)。
空知英秋の描いた読み切りの中では、一番新しい作品。
「銀魂」単行本第38巻に収録されている。
体の一部を機械化し取り入れることが世の常という、遠い未来の時間軸に繰り広げられる学園物。
主要キャラの名前は某国民的猫型ロボット漫画の登場キャラから捩られている。
(先だっての)用語解説
- 機人化(サイバーか)
新技術によって人体の一部に機械を組み込む事。
- 機巧革命(サイバーかくめい)
その新技術を行ったのは世界的な規模である。
- 機巧悪漢(サイバーヤンキー)
違法改造により凶暴化した不良生徒たち。腕を銃にしたり、バイクと合体してたりする。
- 蛮漢高校(ばんからこうこう)
舞台となる学校。設定をたどるなら150年以上前から建っていることになる。
- 風紀委員一族(ふうきいいんいちぞく)
番長と風紀委員はもはや区分けされており、長らく抗争を繰り広げてきた。
番長はこの作品の時間軸では絶滅危惧種。
主要キャラクター
- 剛田猛(ごうだ たける)
蛮漢高校の番長。かつて起こったある事件により150年間意識がある状態で封印され続けていたが静の手違いで解放され復活を遂げた。しかし長きにわたる凍結の影響で体はなまりきってしまい、外見はただの悪ガキレベルに成り果てているが、見た目伴わずの167歳。
なおここで言う「150年前」はほぼ今の私達が生きる時代であり、他の登場人物のほとんどが私達から見れば未来人である。
- 宮本静(みやもと しずか)
風紀委員長。先祖代々文武省に仕え、学舎の風紀を護り続けてきた風紀委員一族の令嬢。機人化した右腕と日本刀が武器。普段は風紀に厳しく品行方正だが、私生活はジャージ姿でだらしなく過ごしているらしい。
- 茂布茂歩太(もぶ もぶた)
風紀委員会書記。まめに活動日誌を書く。体内に超高性能音楽プレイヤーが内蔵されているが、剛田からは「ただの家電製品」と言われる。
- 滑川常雄(なめかわ つねお)
不良のトップ的存在。全校の9割の生徒に焼きそばパンを買いに行かせる勢力を持つ。
全身の90%を機人化した、機巧悪漢。
全身の9割が機械、全校の9割を支配、といつもギリギリなことから、猛に「寸止め番長」と言われてしまった。しかし白馬先生ですら勝てる自信が無いほどの実力者でもある。
- 白馬先生(しらませんせい)
蛮漢高校の厳格な教師。校則違反に対して一切容赦しない態度・恐ろしく高い戦闘力から校内の機巧悪漢達に恐れられている。
名前に因むのに固執した果てとしか思えない、機巧悪漢の違法改造が合法に見えるほどの異形の姿から「ホワイトベース」の渾名で呼ばれることもある。
実は彼と滑川は少なくとも150年以上は生きており、彼に至ってはとある人物とは親密な仲だったことが示唆されている。
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はいからさんが通る…タイトルの元ネタ