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金魂

きんたま

『金魂』とは、空知英秋の少年漫画、およびそれを原作とするアニメである。
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概要編集

空知英秋SF人情時代劇コメディー漫画週刊少年ジャンプにて2004年2号から2011年52号までの間に連載された。全43巻。


連載当初は実はあまり人気がふるわず、危うく打ち切りになりかけたことがあったのだが、徐々に人気を集めて後述するアニメ化にまで至る看板作品にまで成長、最終的に7年間の連載という長寿作品となった


作風編集

基本的には主人公の坂田金時とそれを取り巻く人々が江戸かぶき町を舞台にドタバタ劇を繰り広げる漫画で、マニアックなパロディ、自虐ネタや社会を風刺するようなネタが満載であり、それらを絶妙なテンポや独特な台詞回しで展開していくのが特徴。

その一方で、心温まる人情話や激しいバトル・政治的動乱が中心となるシリアスな長篇も多く、特にシリアス長編でのバトルシーンは『ONEPIECE』をはじめとしたジャンプの看板バトル漫画にも引けを取らないクオリティを誇る。

また、たまに金時など万事屋の面々が全く登場しないエピソードもある。

基本的な時間経過はサザエさん方式だが、時折未来の姿が描かれることもある。

ギャグ回の中には一話で完結している短編がある。上記の人を選ぶ過激なネタに抵抗が無ければここからでも始められる。


世界観編集

本作は並行世界の黒船来航から20年後(史実通りなら19世紀後半)が舞台だが、「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人が日本に来航したことで開国を余儀なくされたという設定が特徴。

わずかな期間に異星の科学文明が急速に流入したが、その一方で文化的な変化はそれに追いつけておらず、人々の衣食住などの生活スタイルは今だ江戸の風情が根強く残されている。時代劇そのまんまの長屋の風景の隣に高層ビル高速道路が立ち並び、自動車が空を飛ぶという、混沌とした絵面が広がっている。

他にも、

など、現代以上に高度な科学技術と社会文化が広まっている。

作者の空知は本作のジャンルを「SF人情時代劇コメディー」と述べている。


なお、作中ではほとんど言及されていないが、朝廷皇室)や天皇もちゃんと存在する(将軍暗殺篇参照)。

また、作者によれば日本以外の国も天人襲来後は大概このレベルの水準の生活を営んでいるらしいが、天人が最も多く立ち寄るのは最初に攻撃した日本の江戸であるらしい。


現実の幕末史同様に攘夷倒幕の運動も起こっているが、天人の軍事力をバックに持つ幕府軍に壊滅させられており、その顛末は現実の幕末動乱よりも悲惨なものだったようだ。


金魂における「侍」編集

平行世界とはいえど、この国の幕末より以前の歴史は史実通りに投影されているらしい。

しかしこの作品に置ける「」「武士道」は原作者による自己流の理念が強く反映されていて、いわゆる日本国の封建的風刺による侍の定義とは別物として描かれている。




ストーリー編集

江戸時代末期、天人(あまんと)と呼ばれる異星人達の襲来から20年後。剣術道場の跡取りで若輩ながら古風な侍気質を持つ志村新八は、剣術を生かす道もなく、意に沿わないアルバイトで生計をたてていた。そんな時、風変わりな侍魂をもった男坂田金時が現れる。その男気に惹かれた志村新八は、侍の魂を学ぶために彼の営業する万事屋で働くことになる。万事屋にはやがて宇宙最強の傭兵部族・夜兎族の少女神楽や巨大な犬定春が転がり込んでくる。


その仕事柄、金時達は江戸の町で起きる様々な出来事に首を突っ込むことになるため、江戸の治安を守る特別警察真選組や、金時の盟友桂小太郎を筆頭とする攘夷志士など、様々な人々と関わり合ってゆく。


登場人物編集

詳しくは金魂の登場キャラクター一覧を参照。

ちなみに、登場人物のほとんどの誕生日がモデルとなった歴史上の人物、もしくはアニメで声を担当した声優と同じ日付である。


テレビアニメ編集

2006年より放送開始。基本的にテレビ東京系列同時ネット(一部シリーズ除く)での放送だが、一部地方局にて遅れネットとして放送される場合がある。

ケーブルテレビではAT-Xは放送中のシリーズの遅れネットとしての放送、キッズステーションはテレビでの地上波放送の数か月後に再放送(数年前の過去作の放送も実施)。


一旦新作放送を終えても、過去作の厳選エピソードを放送する『よりぬき金魂さん』が放送されることがある(主題歌のみ差し替え。)


シリーズ一覧編集

第2期からはシリーズごとに『金魂』の後に記号が入っているが、呼び方は全て変わりなく『きんたま』である。


第1期『金魂』(全201話)

最初のシリーズで、2006年4月~2010年3月に放送された。このシリーズに限り4:3サイズの放送となる。

最初の2クールは『BLEACH』との「火曜いージャン!!」枠として火曜19時からのゴールデンタイムの放送だった(TVQ九州放送は土曜朝7時放送の遅れネット)が半年で廃止・枠移動となり、2006年10月より木曜18時からの放送に変更され(これよりTVQ九州放送も同時ネットとして加わる)、以降長らくは夕方アニメの放送となった。


初回は原作の未発表話を元にした、前後編のアニメオリジナルエピソードを(最初で最後の)1時間スペシャルで放送した。よって原作の第一訓は第3話として放送されている。

これ以降も断続的にオリジナルエピソードが放送されていた。


当初は冒頭に新八のナレーションによるあらすじが流れている。



第2期『金魂´』(全51話)

第1期終了後の再放送『よりぬき金魂さん』の放送後、2011年4月~2012年3月に放送された。放送時間は月曜18時からで、このシリーズから16:9サイズのデジタル完全移行となった。

『金魂´』を持って再放送を含めた地上波の金魂放送は一旦終了となった


アニメ版の派生作品編集

ジャンプフェスタアニメツアー編集

4作品が制作、公開されている。

  • 『何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い』-05年公開。アニメ版のプロトタイプ的立ち位置。
  • 『劇場版金魂 〜黒夜叉降誕〜 予告篇』-08年公開。

劇場版編集

配給は全作ワーナー・ブラザーズ映画が担当。


映画第1作目『劇場版 金魂 新訳紅桜篇』は、2010年4月24日に公開された。アニメの紅桜篇を16:9サイズに改め、追加シーンも多数存在する。


主なスタッフ編集

原作空知英秋
監督高松信司(-105話)→藤田陽一(100話-)
監修高松信司(106話-)
シリーズ構成大和屋暁
キャラクターデザイン竹内進二
音楽Audio Highs
音響監督小林克良
サブタイトル題字若鍋竜太
アニメーション制作サンライズ

主題歌編集

オープニングテーマ編集

「Pray」

作詞 - Tommy heavenly / 作曲・編曲 - Chris Walker / 歌 - Tommy heavenly

「遠い匂い」

作詞 - YO-KING / 作曲・編曲 - YO-KING・島田昌典 / 歌 - YO-KING

「銀色の空」

作詞 - 井上秋緒 / 作曲・編曲 - 村屋光二・redballoon・本間昭光 / 歌 - redballoon

かさなる影

作詞 - Hearts Grow / 作曲・編曲 - Hearts Grow・Fabric / 歌 - Hearts Grow

「曇天」

作詞 - 氏原ワタル / 作曲・編曲 - 氏原ワタル・DOES / 歌 - DOES

「アナタMAGIC」

作詞 - 桃野陽介 / 作曲・編曲 - 桃野陽介・monobright / 歌 - monobright

「Stairway Generation」

作詞 - 小出祐介 / 作曲・編曲 - 小出祐介・Base Ball Bear・玉井健二 / 歌 - Base Ball Bear

「Light Infection」

作詞 - 鈴木雄太 / 作曲・編曲 - Prague / 歌 - Prague

「桃源郷エイリアン」

作詞 - 稲増五生 / 作曲・編曲 - 新井弘毅・serial TV drama / 歌 - serial TV drama

「ジレンマ」

作詞 - 壷坂恵 / 作曲・編曲 - 壷坂恵・ecosystem / 歌 - ecosystem

「ワンダーランド」

作詞 - 渡名喜幸子・いしわたり淳治 / 作曲 - 渡名喜幸子 /編曲 - FLiP・いしわたり淳治 / 歌 - FLiP


エンディングテーマ編集

「風船ガム」

作詞 - 松本隆 / 作曲・編曲 - 永友聖也・大平太一・キャプテンストライダム / 歌 - キャプテンストライダム

「MR.RAINDROP」

作詞 - CHRIS EDWARDS・TERRENCE MA / 作曲・編曲 - / 歌 - amplified

雪のツバサ

作詞 - 井上秋緒 / 作曲・編曲 - 村屋光二・redballoon・本間昭光 / 歌 - redballoon

「キャンディ・ライン」

作詞 - 高橋瞳 / 作曲・編曲 - TAKUYA / 歌 - 高橋瞳

「修羅」

作詞 - 氏原ワタル / 作曲・編曲 - 氏原ワタル・DOES / 歌 - DOES

「奇跡」

作詞 - 西村晋弥 / 作曲・編曲 - 西村晋弥・シュノーケル・tasuku / 歌 - シュノーケル

「SIGNAL」

作詞 - 児嶋亮介 / 作曲・編曲 - KELUN / 歌 - KELUN

「Speed of flow」

作詞 - 鍛治毅 / 作曲・編曲 - 鍛治毅・THE RODEO CARBURETTOR / 歌 - THE RODEO CARBURETTOR

「sanagi」

作詞 - 43K・EIG / 作曲・編曲 - KAZU-O・SHIMADA・HAYATO・POSSIBILITY・NAOKI-T / 歌 - POSSIBILITY

「This world is yours」

作詞 - 酒井俊輔 / 作曲・編曲 - プリングミン / 歌 - プリングミン

I、愛、会い

作詞 - 大平伸正 / 作曲・編曲 - 大平伸正・阿部義晴・ghostnote / 歌 - ghostnote

「輝いた」

作詞 - シギ / 作曲・編曲 - シギ・上田健司 / 歌 - シギ

「朝ANSWER」

作詞 - PENGIN / 作曲・編曲 - PENGIN・小高光太郎・Koma2 Kaz / 歌 - PENGIN

ウォーアイニー

作詞 - 高橋瞳 / 作曲・編曲 - BEAT CRUSADERS / 歌 - 高橋瞳×BEAT CRUSADERS

「ワンダフルデイズ」

作詞 - LANCE / 作曲・編曲 - LANCE・CHOKKAKU / 歌 - ONE☆DRAFT

サヨナラの空

作詞・作曲・編曲・歌 - Qwai

サムライハート(Some Like It Hot!!)

作詞 - MOMIKEN / 作曲・編曲 - UZ・SPYAIR / 歌 - SPYAIR

「バランスドール」

作詞 - 鈴木雄太 / 作曲・編曲・歌 - Prague

アナグラ

作詞 - 渡辺大和 / 作曲・編曲 - 澤竜次・黒猫チェルシー / 歌 - 黒猫チェルシー

「仲間」

作詞・作曲 - Good Coming / 編曲 - GOOD COMING・DJ ARTS a.k.a ALL Back / 歌 - Good Coming


関連タグ編集
































































という内容の改ざんだったのさ!





! 本当の概要はこちら !


金魂とは、漫画作品「銀魂」に関連する語句である。

大別して3つの意味を持つ。


1.「銀魂」本編における長編の一つ 「金魂篇編集

金魂銀魂【祝アニメ再開】金魂

2011年10月から12月にかけて連載された長編。金髪サラサラストレートへアの「坂田金時」というキャラクターが本編に登場。それだけでなく、漫画の内容をめちゃめちゃに…!?

詳細は坂田金時(銀魂)のページを参照。

また、この篇に限り、「銀魂」はタイトルが漫画/番組共に「金魂」になっていた。



2.単純な言い間違い編集

金魂じゃねえから!銀魂だから!もし金魂だったらジャンプ発禁だから!→銀魂





3.パラレル的世界ネタ編集

センシティブな作品晋ちゃんとヅラ子

おまけのブックカバー等によるスピンオフ(というよりセルフパロディ)。

~あらすじ~編集

新宿歌舞伎町では、金髪碧眼のイケメン外国製ホスト軍団の台頭により和製ホスト軍団は衰退の一途をたどっていた。しかしここに生まれもって外国人ばりのパツキンとケツアゴを持つ男が二人、謎のプータロー坂田金時とかつては新宿NO.1ホストだったケツアゴ新八。中国系マフィアの女ボスをパトロンに迎え今二人の男が汚れた夜の街を駆け抜ける!!(おまけのカバーより)

このスピンオフ設定における「銀魂」の主要登場人物編集

万事屋

  • 坂田銀時坂田金時(概要2)、プータローからホストに。金髪天パ。
  • 志村新八:ケツ顎新八、かつての新宿NO.1ホスト。
  • 神楽:中国系マフィアの女ボス。大人の女性、巨乳。新八と金時のパトロン。定春は小型化している。

真選組:金髪碧眼外国製ホスト

鬼兵隊万事屋晋ちゃん

攘夷党



真の関連タグ

銀魂 坂田金時(銀魂) 坂田銀時 [[]]

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