概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『銀魂』連載初期の長編エピソード。
原作は第11~12巻に収録。アニメは第58-61話(全4話)。
武装組織・鬼兵隊及びその総督にして坂田銀時のかつての盟友たる高杉晋助が本格登場したエピソード、そしてそれまで謎に包まれていた銀時の過去の一端が明らかになる重要な章でもある。
これまでギャグ・コメディ漫画だと認識されていた銀魂だったが、この章でシリアスやバトル要素も一気に加わるようになり、銀魂という作品そのもののイメージをがらりと変えた章である。
その為、章の中でもかなり有名な方であり「此処からが銀魂の物語が本当に始まる章」とファンの中でそう呼ばれている。
TVアニメ版のほか、2010年に『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』のタイトルで映画版としてリメイクされている。
さらに2017年公開の実写版映画のエピソードとしても採用されており、『銀魂』メディアミックスにおける鉄板コンテンツとなっている。
漫画・TVアニメ・映画・実写版と、それぞれで演出や登場キャラクターが異なる部分があるので、見比べてみるのも一興である。
特に劇場版においては、終盤の銀時と桂小太郎による春雨相手への無双シーンがTV版とは比べものにならないクオリティでリメイクされており必見である。
あらすじ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ある月夜の晩、江戸の街で頻発する辻斬りに出くわし姿を消した桂小太郎。一人残されたエリザベスは万事屋に助けを求める。
神楽や志村新八が桂の捜索に乗り出す中、銀時は刀鍛冶の村田兄妹から「蔵から盗まれた刀を取り戻してほしい」という依頼を受ける。兄妹の父が打ったというその妖刀の名は「紅桜」。
一見関係が薄いように思われた2つの事件は、その晩に再び起きた辻斬りにより結びつき、思いもよらぬ真実へと繋がってゆく。
辻斬りに遭った桂はどこへ消えたのか?
妖刀「紅桜」に秘められた驚愕の事実とは?
全ての謎の答えが明らかとなった時、数多の勢力を巻き込み銀時らの大立ち回りが幕を開ける…!
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
このエピソードが上述のように重宝されている理由としては、長編の中ではコンパクトにまとまった話であること、初期の話であるためまだ登場人物も少なく原作未読でもわかりやすいこと、銀時と桂が、高杉率いる鬼兵隊と作中初めて直接対決すること、真選組も登場しちょうど良い配置で人気キャラクターを揃えられること、クライマックスが空中決戦となっており見栄えがよくアクションが派手、辺りが挙げられるだろう。
役者が揃っており、尺もちょうど良く、原作未読でも話がわかりやすい、…等々の理由でかなり使いやすいのだろうが、企画が通るということはそもそも作者の空知英秋が気に入っているエピソードでもあるのだろう。
関連イラスト![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
紅桜編(表記揺れ)