概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場するカエルか何かのちっちゃい妖怪(らしい)。主人公の赤鬼(ヒロイン)・小紅の友達。実は第1話の最後に、ちょこんと初登場している。
言葉は話せないが、(小さい体躯ゆえに愛らしさもあわさって)明確な意思表示は出来るなど、妖怪として「知性」は高い方だと窺える(本作の「妖怪」は、誕生する時に「知性」の個体差がある)。
小紅と行動を共にしており、普段は肩乗りや頭乗り、彼女の頭巾(フード)に隠れている。
彼女によく懐いているが、主人公の坊主・桃の事はムカつく言動が多いため毛嫌いしている。
稀に画(コマ)の片隅や小紅の肩とかにちょこんと乗ってるなど愛嬌ある仕草をしており、本作の緩和剤的(マスコットキャラクター)な立ち位置にいる物の怪でもある。
容姿
ちっちゃなお人形さんみたいに可愛らしい姿をしている。
全体的に橙色の体色で、手足と垂れ耳の先っちょは白い。手足と尻尾は丸みを帯びている。
クリっとしたまん丸のお目々に、ふにゃんとしてる横長の顔立ち。一見だと分からないが、ちゃんと口はある。
他、緑色の帽子を被り紅い布(マフラー)を首に巻いている。
能力
風船のようにプクウと体を大きく膨らませる事ができる。膨張時の姿を観察すると、頭部を中心に膨らんでる模様。
また、大きく膨らんだぷわ太郎の体当たりを受けていた桃が平気な様子から、いわゆる威嚇行動みたいな能力と思われる。
関連項目
妖怪 / 物の怪 小紅(月歌の始まり)
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
主人公の赤鬼(ヒロイン)・小紅が、物語序盤から使用していた「大鬼に化ける」「腕を膨らませる」といった鬼技(おにわざ:超能力)は、実はぷわ太郎の力を借りたもの。
小紅の鬼技(おにわざ:超能力)は『鬼岸(きがん)の交わり』という能力名で、その力は「物や妖(あやかし)と融合して その力を借りる能力」という、他者との協力関係が必須の力。普段のぷわ太郎が小紅へ常に寄り添うのは、彼女と友達だからだけでなく、言葉通り「小紅の力」になるためも兼ねていると窺える。
しかし、能力の制約として『鬼岸(きがん)の交わり』で協力してくれる相手が、(ある程度は)正常の状態でないと使えない。ある場面で、ぷわ太郎がお酒を飲んでべろんべろんになってしまった時、小紅は『鬼岸(きがん)の交わり』を使えなかった。