概要
パンダをモデルにしたキャラクターのぱんぞうが主人公として活躍する少年漫画。
かつて小学館のサイト「ネットくん」・「ネットくん+」のコーナー「ぱんぞう屋」にて連載されていた。
現在はネットくん+閉鎖と伴い「ぱんぞう屋ハイパー」に移行した。
また、同タイトルのアニメが2004年4月から2005年5月までぐっとくるサンデー(NHK教育(現NHKEテレ))枠内にて放送された。全20話。
ぱんぞう屋
「みらくる!ぱんぞう」は漫画およびアニメのタイトルであるが、それ以前から「ぱんぞう屋」は存在していた。
「ぱんぞう屋」はゲームサイトとして始まっており、漫画が始まったのは時期を経た後である。
「ぱんぞう屋」では主にShockwaveで作られたブラウザ上で動くフリーゲームも遊ぶ事が出来た。月1作のハイペースでゲームが追加されていた時期があり、インターネット黎明期においては非常に充実したゲームサイトの一つであった。そのため、ぱんぞうと言えばゲームという印象を持つ者も多い。
キャラクター
宇宙警察
- ぱんぞう
声:筒美奈子
本作の主人公。胸に父からもらった青い石を付けている。
宇宙警察として勤務しているがおっちょこちょいな面が多い。
同僚のラビーナに憧れを抱いている。
口調は「~である」。
- まめぞう
声:佐久間レイ
ぱんぞうの相棒のロボット。丸い豆のような形の黄色いロボットで、喜怒哀楽といった感情は豊か。
性格は生真面目で世話焼き。
- ラビーナ
声:神田理江
ウサギをモデルにした少女。頭脳明晰で身体能力抜群のハイスペック女子。
ぱんぞうに好意を抱いている。
- フォッグ
キツネをモデルにした少年。自信家らしく性格は捻くれている面がある。
- 署長
声:坂口候一
宇宙警察庁の署長。
- バスキー
声:関俊彦
- ブーリン
豚がモデルの少年。新入りでぱんぞうには因縁があり、度々嫌がらせをしている。
敵役
- スペースゴリ
声:三宅健太
ゴリラがモデルのロボット。ぱんぞうのライバルでラスボスとして描かれることが多い。
度々事件を起こしぱんぞう達を追い詰めることが多いが、毎回成敗されている。
- トク&ソン
ゴリの手下。カエルがモデル。双子の兄弟の模様。
出番が少ないのを思い悩んでいる面がある。
- うぞんぱ
ぱんぞうの名前を逆さまにした謎の存在。超常現象的なことを起こせ、「ありえない」と発言すると現れる。傲慢な性格でぱんぞうたちを「下等生物」と見下す。
スペースクリーチャー
- ぷにぷに
本作のマスコットキャラクター的存在。見た目は愛らしいが撫でると増殖するという能力を持ち極めて危険とされている。
ゲーム
ゲームボーイアドバンスソフト
アトラスより、ゲームボーイアドバンス用ソフト「みらくる! ぱんぞう 7つの星の宇宙海賊」が2005年11月3日に発売された。
ホームページゲーム
かつてあった小学館のサイト「ネットくん」・「ネットくん+」のコーナー「ぱんぞう屋」内にブラウザ上で遊べる多数のゲームが存在していた。現在はネットくん+閉鎖と伴い「ぱんぞう屋ハイパー」にてゲームを再開している。
Adobe Shockwaveで作られたゲームが多く、Shockwaveは既にサービスが終了しているため、本来であればほぼ全てのゲームがプレイ不可能となる状況であったが、ダウンロードソフト「ぱんぞう屋専用のショックウェーブプレイヤー」を導入する事でかつてのゲームも遊べるようになっている。Shockwave製のゲームを現在も本格的に遊べるサイトはぱんぞう屋だけかもしれない。
Adobe Flashが終了したため、現在はプレイ不可能となったゲームもある。
スピンオフ
みらくる! ぱんぞうのキャラクター「ぷにぷに」が主人公になったスピンオフ作品「ぷにぷにの星」が存在する。正式名称は「ぷにぷにアニメ・ぷにぷにの星」。
なお、ぷにぷには主にゲーム方面に多く出ていたキャラクターである。
かつてあった小学館のサイト「ネットくん」・「ネットくん+」のコーナー「ぱんぞう屋」内ぷにぷにアニメまたはYouTubeにて配信されている。
内容は最強のぷにぷにを目指す、主人公ぷにイチの成長物語である。