誰からも忘れられてしまったものは一体どこへ行くのでしょう?
消えてなくなってしまうのでしょうか?
いいえ それらは今でも私達のすぐ傍にいるのです
こんな噂知ってますか? “ようせいさん”
概要
漢字表記は『勿怪』。
“ようせいさん”という名前で八尋寧々の通う学校で噂が広まる怪異。
人間の持ち物を盗み、その姿を見た人間は殺されてしまう。
正体
その正体はもっけと呼ばれる怪異が集まったもの。
もっけは臆病な性格で、攻撃するときは合体して巨大で目玉がたくさんついた怪異になる。
本来ならば人を襲うような怪異ではないのだが、大抵の怪異は『噂』に逆らえないため、殺しを行う怪異となってしまっていた。
本来の姿は2頭身の兎のような姿で、身体の大きさや目玉の数、模様などがそれぞれ違う(アニメの提供画面によると、姿は自由に変えられる様子)。
腕がなく、耳を器用に使って持ち運びをする。
古風な言葉をよく使う。好物はアメ。
一連の騒動のあとは寧々が『“ようせいさん”の被害にあったときは、アメを持ち歩けば殺されないし、失くし物も止まる』という噂を流したおかげでようせいさんが人間を襲うことは無くなった。
番外編
どうやら七不思議になりたいようで、七不思議の花子くんをほかほかにしてころそうとしていた。
ことあるごとにぜんいんころして、七不思議になろうとしている。
もっけ…恐ろしい子…!!
(ほかほかにして殺すことは実際に可能)
七不思議になって、学校を滅ぼしてあめばたけを作り、人間全員をそこで働かせるつもりらしい
(想像図には人間じゃない花子くんもなぜかいたが)
余談
- もっけの担当声優3人は、変声機を使っているわけではなく地声。共演する緒方恵美曰く「声が私とオクターブくらい違う」と番組ラジオの『地縛少年花子くん放課後ラジオ』に3人がゲスト出演時に語った。
- 2020年のバレンタインデーにアニメイト池袋本店店頭にてもっけが描かれたチョコが配られた(チロルチョコのDECOチョコ)。
- もっけ役はオーディションがあったようで、寧々と光のオーディション時に一緒にやって、アニメの監督やプロデューサー、果ては原作者のあいだいろ氏まで参加した模様。しかも、あいだいろ氏は相当に上手だったらしい。
- 本作のオリジナルサウンドトラックのイラストは2体のもっけが音符の形をした何かに反応しているイラストになっている。
- Blu-ray・DVD特典にて、放課後少年花子くんがドラマCD化された際、王様ゲームをもっけを含めてするのだが妙にイケボで喋った(寧々に対して壁ドンした時に喋った〈他にゲームをやったメンバーは花子くん、光、輝、土籠〉)。