概要
防御しながら受けたダメージの一部を相手に返す技。初登場は『ドラゴンクエストモンスターズ』で、その後ナンバリングにも逆輸入された。
要はやいばのよろいの効果を特技として切り出した物。だが反射ダメージは微々たるものであり、ダメージソースとしては頼りない。防御効果にしてもだいぼうぎょなどもっと有効な特技はいくらでもある。あえて覚えさせる必要のない、非常に地味な特技であった。
しかし、『ドラゴンクエストⅩ』では一転して非常に重要な防御スキルとして君臨している。その効果は「すべてのダメージを25%減少させ、それが近接攻撃だった場合、受けたダメージの25%を相手にも与える」というもの。
反射ダメージは相変わらず大したものではないが、注目すべきはもうひとつの全ダメージを25%カットする効果。近接攻撃だけでなく呪文なども含めたあらゆるダメージを大きく下げることができる。エンドコンテンツでは即死級の攻撃が飛び交う戦闘も珍しくないため、蘇生やバフの掛け直しなどの手間を考えればそれらに耐えることができる意義は非常に大きい。
敵も当然使ってくる。プレイヤーはともかく、サポート仲間はやいばのぼうぎょを認識してくれないため、反射ダメージお構いなしに攻撃を仕掛けてしまう。火力のインフレが進んだ昨今ではバトルマスターや魔剣士のような多段攻撃持ちのアタッカーはそれだけで戦闘不能になりかねない。おたけびのような休み系特技でやいばのぼうぎょを解除するなどプレイヤー側でフォローしてあげる必要がある。