概要
ドルアーガ配下の騎士たちと異なり、ドルアーガの片腕と言われながら彼に反逆した悪魔・アンシャー直属の配下にある騎士。禍々しい青い鎧をまとい、赤い刃の剣を帯びている。
いずれも精鋭揃いであり、長い冒険を経て疲弊したギルガメスとカイを亡き者にしようと襲い掛かってくる。
特徴
初登場の『イシターの復活』においては、最後のフロア「ENTRANT HALL」にて待ち構える最後の敵(ラスボス)。
見た目はレッドナイトの色違いだが、耐久力などの能力値は非常に高く、攻撃魔法をはじめとする殆どの魔法に完全耐性を持っており、しかもその数は8体もいるという、まさしくラスボスを務めるに相応しい強敵である。攻撃魔法が効かない関係上『ギルが8体全てのアキンドナイトと戦い、カイは回復魔法等でギルをサポートする』というのが唯一の攻略法(※1)である。
8体のアキンドナイトを全て倒すと「MAIN GATE」への扉を開く鍵が出現し、それを入手して扉に入れば晴れてゲームクリアとなる。
注釈
※1…実は「Duo Dimension」の魔法を使用すると誤判定で『アキンドナイトを全て倒した』という扱いになり、鍵が出現する。事実上の裏技であるため通常プレイでクリアするならやはり前述の方法で倒すよりほかない。
ちなみに、この裏技がストーリーに組み込まれた関連作品が存在する。
関連作品・外部出演
アーケード版及びファミコン版の『ドルアーガの塔』には登場しないが、PS1のゲーム『ナムコミュージアム VOL.3』に収録された『ドルアーガの塔』ことPS版ドルアーガの塔(仮)の隠しモード『裏ドルアーガ』では59階にて出現する。
ただ、こちらでは4体と数が減っている上に、レッドナイトほど強くはない。但し『ドルアーガ撃破』の為にもHPは温存すべきなので、交戦を避けるのが賢明である。
『ドルアーガオンライン』においては『イシターの復活』をモチーフにしたクエスト「女神の凱旋」に出現する他、アンシャー復活の様子が描かれるクエスト「もうひとつの悪魔」にも出現し、第三勢力としてドルアーガの魔軍とも敵対する。また、アキンドナイトのバリエーションのみ出現する超高難易度のクエストも存在する。
『namco×CAPCOM』では、ナイト族の中でも最強の能力を持ち、近接攻撃に対してのカウンター技を持っているのが厄介だが、『雷属性の攻撃に弱い』という弱点は他のナイト系の敵ユニットと同様である。
余談
名前の由来は『イシターの復活』のプログラマーである内藤智氏の別名『商人内藤(あきんどないとう)』とされている。ちなみに、この内藤氏はゲーム内の部屋「Knight’s Chamber 」で「Detect Monster」の魔法を用いると姿を見ることができる。
関連タグ
ここからは『イシターの復活』及び『namco×CAPCOM』のネタバレを含むので未クリアの方は閲覧に注意されたし
ソウルオブドルアーガ
『イシターの復活』の隠しモードこと『裏イシター』に登場する隠しボス。
アキンドナイトの代役として登場しているが、その姿はギルに瓜二つであり、アキンドナイトですら行わなかった斜め移動までこなし、『Time Stop』も効かないとアキンドナイト以上の強敵となっている。
ソウルオブドルアーガ(ドルアーガの魂)という名前から考慮するに、『ギルに倒されたドルアーガが、死後その魂をギルに似せた姿に変えて復讐に現れた存在』といった所である。
外部出演
アキンドナイトと同じくアーケード版及びファミコン版『ドルアーガの塔』には登場しないが、PS1のゲーム『ナムコミュージアム VOL.3』に収録された『ドルアーガの塔』の隠しモードこと『裏ドルアーガ』にて登場する。
しかも、クォックススーパー(ドルアーガの第三の化身)とドルアーガの間の形態として登場し、『ジェットブーツ、ドラゴンスレイヤー、レッドラインシールドを装備したギルの姿』と『最終装備で武装したギルの姿』が二体同時に出てくるという豪華演出である。
ただし、どちらか片方を倒せばドルアーガが出現するので、比べて体力も低い前者のソウルオブドルアーガを倒すのが賢明である。
『namco×CAPCOM』でも原典(ドルアーガの塔→イシターの復活)の再現のように、37章でギル達に倒されたドルアーガが44章にてその怨念から自分を倒した忌まわしき宿敵ギルの姿を模して登場を果たす(ゲーム中では『ソウル・オブ・ドルアーガ』表記)。
ユニットとしては能力も高く、固有スキル『呪われた黄金の鎧』によりこちらのスキル効果も受けず・毒状態にならないなどボスに相応しい能力を持つが、アキンドナイト同様雷属性の攻撃に弱いことに加えて、あくまでもギルのみをコピーした姿であるため、近距離は剣による斬撃、遠距離は火炎による攻撃しかしてこない(とはいえギルとカイが二人がかりで行う必殺技『ヒートボディ』を近距離の必殺技として一人だけでこなすのは流石の執念と言うべきか……)。