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概要編集

ドルアーガの塔』をはじめとするバビロニアンキャッスルサーガの世界観は、基本的に古代バビロニア神話をモチーフにしているが、主人公のギルガメスをはじめとした戦士や兵士は「騎士(ナイト)」つまり中世ヨーロッパにおける戦士階級としての呼称で呼ばれる(ちなみに、バビロニアンキャッスルサーガシリーズには馬に乗る騎兵は滅多に登場せず、その意味で「ナイト」という呼び名が使われることは殆どない)。中世ファンタジー要素の混在(ギルの武器に『アーサー王伝説』にまつわる「エクスカリバー」が登場していることなど)に違和感を感じるかもしれないが、日本のゲーム作品黎明期ゆえの大らかな世界観として見るべきであろう。


装備編集

本作のナイトは基本的にアーマーヘルメット籠手ガントレット足甲ブーツ)で全身を覆っている。武器は、原作『ドルアーガの塔』では全員が片手剣ソード)とシールド)を用いているが、続編や関連作品では片刃のサーベルや刺突用のレイピア両手剣であるクレイモアなどの他、ランスメイスなど剣以外の武器を使う様子も描かれている。


「黄金の騎士」ギルガメス編集

主人公であるギルガメスは、元々軍隊を持たない国の王子であり、その優しい性格もあって戦闘の経験を持っていなかった。しかし、悪魔ドルアーガの復活と恋人である巫女のカイが塔の頂上に囚われたことを受けて主神アヌに力を求めて祈り、勇気を力に変える黄金の鎧を授かって黄金の騎士ギルガメスとなり、単身ドルアーガの塔に挑んでいく。

そして、塔での多くの苦難の末に手に入れた財宝によりギルは更なるパワーアップを遂げ、ドルアーガを打ち破ってカイを救出し、地上に平和を取り戻した最強の騎士として語り継がれていくことになる。


敵キャラクターとしてのナイト編集

ドルアーガ配下のナイトは、ギルの生国であるバビリムを蹂躙した隣国・スーマール帝国の兵士たちがドルアーガの魔力でモンスターと化した姿である。かつてはブルークリスタルロッドの力で封じられていたが、ドルアーガの復活と共にナイトたちもまた蘇った。


原作『ドルアーガの塔』では、ナイト族は共通してフロアを常に歩き回っている。ナイトの種類によって強さは異なるが、ギルが剣を出した状態で歩きながら交差することでダメージを与えることができ、何度か交戦すれば倒すことができる。但し、ギルにも隠しパラメータとして体力が存在し、敵の剣に当たると体力を消耗するため、背後や側面から攻撃するなどなるべくダメージを受けない戦い方が肝要になる。また、ナイトを倒すと体力が一定量回復するため、複数の敵を相手にする場合は1匹ずつ確実に倒すことが重要である。


『ドルアーガの塔』のナイト族一覧編集

ブルーナイト編集

青いナイト。ナイトの中では一番弱い。スーマール帝国の下級兵士のなれの果て。

詳細はブルーナイト(ドルアーガの塔)を参照。

ブラックナイト編集

黒いナイト。ブルーナイトより僅かに強い程度。スーマール帝国の勇敢な騎士のなれの果て。

詳細はブラックナイト(ドルアーガの塔)を参照。

ミラーナイト編集

銀のナイト。強さはブラックナイト程度だが、「ミラー」の名の通りギルと同速度で移動する。

詳細はミラーナイト(ドルアーガの塔)を参照。

ハイパーナイト編集

茶色のナイト。ブラックナイトより強く、装備を強化していないと勝てなくなる。

詳細はハイパーナイト(ドルアーガの塔)を参照。

レッドナイト編集

赤いナイト。体力が多く、倒した際の体力の回復値が少ない最強のナイト。

詳細はレッドナイト(ドルアーガの塔)を参照。

リザードマン編集

緑色の身体をした、トカゲ獣人のナイト。左利きで、ギルへのダメージが2倍。

詳細はリザードマン(ドルアーガの塔)を参照。


その他編集

続編や関連作品には、上記のナイト族のパワーアップ版が登場する他、アキンドナイトなど更なるナイト族が登場するものもある。


関連タグ編集

ドルアーガの塔

ギルガメス

騎士

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