アクアヒドラ
あくあひどら
樹界北の洞窟の地下水脈に出現する賞金額17,000Gの賞金首である。
ハンターオフィスのポスターには目の無い白蛇のようなモンスターが描かれている。
過去にもハンター達から退治したという報告はあったものの、しばらくすると何度も出現を繰り返しており、そのたびに賞金は回収されていたという。
地下水脈の最下層で遭遇することになるが、戦車の主砲数発で簡単に倒すことができる。
しかし、探索を続けると3か所で同じものが出現し戦うことになる。
さらに奥に進むと滝壺があり、そこで最終決戦をすることになる。
※イラストはイメージ
滝壺で出現する白蛇はターンとともに頭の数が増え、最終的に6本の頭と戦うことになる。
アクアヒドラとは滝の中に本体がある多頭竜のようなモンスターだったのだ。いわゆるヒュドラ、ハイドラ、ヒドラと呼ばれる類に近い。
最初からある頭は冷気、楕円形の頭は水ビーム(ダメージ)、濃い青の口の頭は霧(煙幕)、口紅の頭は酸の水、赤い口の頭は高圧水(人間、犬を強制離脱)、青い口の頭は毒水(麻痺)を吐いて攻撃してくる。
1本を倒しても3ターンで再生するため、一度に全ての頭を倒さねばならないので、弱点である炎と電気の全体攻撃で攻めると倒しやすい。
見事全ての頭を倒すと複数回使用できる単体麻痺回復のヒドラの一滴、眠り回復のヒドラウォーター、全体麻痺回復のヒドラエキスのいずれかを複数個入手できる。
その正体は蛇のモンスターヒュドラではなく、体のほとんどが水で構成されたイソギンチャクや、刺胞動物のヒドラのような水棲生物ベースの生体兵器であるといわれる。
多頭竜の賞金首は『メタルサーガ砂塵の鎖』に、中世日本のようなトリカミ近くの「蛇の穴」に住む5つの頭を持ち人語を話す竜オロチがいるが、こちらは古代人の想念から生まれた本物で、大破壊のどさくさにより封印が解けたものであるという設定である(夏元雅人作のオリジナル色が強い漫画『メタルマックス2砂漠の空と地を駆ける鋼』にも水竜という超越的な存在が登場している)。
製作者・宮岡寛氏がアシスタントとして関わったドラゴンクエストシリーズのマドハンドの正体も、小説『ドラゴンクエスト モンスター物語』によると地中に隠れた本体から次々と生える触手であるという。