概要
ヨーロッパの伝承でいう大洋に生息すると言われるモンスター。名前はギリシャ語で『蛇亀』。
普段は沖を漂っており、苔の生えた硬い背中が島のようになっているという。語源こそ亀だが、その姿は亀であったり、クジラや巨大魚など一定しない。大抵の創作作品では亀の姿で表される。
船乗り達が島と誤認して上陸、焚き火をしだした所、驚いたアスピドケロンが潜水し始めて船乗り達は溺死してしまったという話が伝わっている。
類似話
見慣れぬ島の正体が海の魔物であるという話は、世界中に伝わっており、日本ではエイの妖怪あかえい、アラビア語圏ではカニの魔物ザラタン、北欧では頭足類の魔物クラーケンがそうした魔物の代表格と言える。