概要
ザフトが立てた偽の「平和の歌姫」ことミーア・キャンベルと、主人公の一人であるザフトのエリートパイロット、アスラン・ザラのカップリングである。
ミーアはアスランに会えるのを楽しみにしており、会えた際はとても喜んでいた。
作中でアスランがミーアに対して好意を抱いていた描写は特にないが、ミーアはかなりノリノリでアスランをからかったりアタックをかましたりしていた。特に角川スニーカー文庫から出された小説版ではそれが顕著である。
ミーアがアスランにアプローチをかけていた理由としては、
- アスランがラクスとかつて婚約関係にあったため、仲睦まじい様子を周囲にアピールすべきと考えた、あるいはそうするようデュランダルに指示されたため
- 加えて、婚約関係が政略ではなく一般的な恋愛によるものと誤解し、2人がプラントを離れた後も交際していると思っていた模様
- 単にアスランが魅力的な異性(美青年で由緒正しいエリート)だったから
などが考えられる。
アスランは恋人以外の異性に見向きもしなかった。しかし既にラクスとの婚約が破棄されていた事を知らなかったミーアは基地で夜這いまでしてきた際には驚愕し「ラクスはこんなことしない!」と本気で叱りつけた。負けじとさらにキスを迫るが、アスランとしてはその気は無く、あしらわれていた。
それでも、自分同様デュランダルの傀儡として良いように使われている彼女のことは気にかけていた。ザフトを脱走する際、君もいずれ殺されるから一緒に行こうと手を差し伸べたが、民衆に必要とされ、愛されるラクスという立場を失うことを恐れたミーアは拒絶した。
このことが巡り巡ってミーアは悲劇的な最期を迎えた時にアスランは涙をこぼす。最初に会った時に自分が代役を認めなければ良かったんだと悔やんでいた。