アリーテ姫
ありーてひめ
ダイアナ・コールス作のイギリス童話『アリーテ姫の冒険』を原作にした日本のアニメ映画。
2001年に片渕須直が監督と脚本を務め制作されたSTUDIO4℃作品。第1回「新世紀東京国際アニメフェア21」劇場映画部門優秀作品賞を受賞。
原作とはかなり違った脚色がされている。
中世ヨーロッパのとある国。その国のお姫様・アリーテ姫は高い塔の部屋で暮らし、多くの書物を読み漁ったり、城下の人々を眺め、密かに街に出ては人々の暮らしや仕事の営みを見ていた。
しかし、自分には何ができるのか。どんな可能性があるのかアリーテは苦悩していた。
自分の花嫁候補の騎士達が世界に散らばる魔法使いの宝を集めてくるも、全てアリーテの知らぬところで話が進むことで、騎士達もアリーテにとっては失望する人物ばかりだった。
その直後に小さな魔女が現れ、探している不思議な水晶玉を尋ねてきた。去ろうとする魔女と話をしたアリーテはある決意をする。
その翌日、空飛ぶ乗り物に乗って魔法使い・ボックスが城に現れ、アリーテを我が妻にしたいと言い出した。言葉巧みなボックスの話を大臣達は受け入れ、アリーテの嫁入りが決まる。
しかしその直前にアリーテは旅に出ようと城を抜け出し、連れ戻されてもその意志は固く、周りは呪いなのではと狼狽するばかり。そこへ現れたボックスの魔法によってアリーテはたおやかなお姫君に姿を変えられ、本来の心を封印されてしまう。
そのまま乗り物に乗って二人はボックスの居城へ向かい、アリーテは地下牢へ幽閉されてしまう。アリーテは自分を取り戻せるのか。
アリーテ姫(CV.桑島法子)
幼く凡庸な顔立ちの王国の王女。城の高い塔で暮らしているが、好奇心旺盛で多くの書を読み、密かに城下に出ては見聞を広めている。周囲の人が思っているよりも多くの知識と勇気を持っている。
魔法使いボックス(CV.小山剛志)
滅んだはずの魔法使いの生き残り。荒れ地の朽ち果てた城に住み、同族が訪れるのを待ち望んでいるが、ある理由でアリーテが自分にとって危険であると知り、アリーテを連れ出す。水晶球や魔道具を使う。
魔女(CV.こおろぎさとみ)
子供のように小さな魔女。魔法の力の源である水晶玉を探して旅をしており、アリーテの城に現れる。アリーテの言葉を受けて自分と見つめ直し、姿を変えられたアリーテに3つ願い事が叶う指輪を贈る。
アンプル(CV.高山みなみ)
ボックスの城に出入りしている近隣の村人。村に水をもたらす代わりにボックスに食事を届けており、祖母の代から続いている。アリーテを心配し彼女を助け出そうと考える。
グロベル:沼田祐介
ボックスの従僕。ボックスが退屈凌ぎに話し相手としてカエルを魔法で人に変えたもの。
騎士ダラボア(CV.竹本英史)
アリーテの花婿候補の騎士。魔道具を手に入れて、アリーテの夫になって一国一城の主になる野望を持っているが、アリーテにとっては失望させる人物に過ぎなかった。
王様(CV.長嶝高士)
アリーテ姫の父。あらゆることをすでに諦めてしまっていてほぼ動かず、政治の全てを大臣達に任せている。
王国の政治の実権を握り、花婿候補の騎士達を利用して宝探しをさせて、それを売って王国の経済の一部にしていた。
金髪の騎士(CV.森訓久)
侍女(CV.進藤尚美)
仕立て屋の親方(CV.西松和彦)
少年ボックス(CV.陶山章央)
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翌朝の鈴木新子先生「やらかしたぁ。。。。」 前日ボックスには「おお、今ワタシ、すっごいカッコ良いこと言った」な、いいセリフを投げ掛けたのに。。。 まさかまさかの、「翌日の物語」。 果たして千年の魔法はいまひとたび奇跡を起こしてしまうのか、否か! 舞台はそう!1945年6月22日 呉市!5,159文字pixiv小説作品