CV:根谷美智子
概要
かつてレイス家の屋敷で使用人として働いていたロッド・レイスの妾で、ヒストリア・レイスの母親。
領主であるロッドが、実弟のウーリ・レイスが父と同じ初代王の思想に支配されていき、理解者が消えた際、彼女と関係を持ち、ヒストリアを授かる。
アルマはロッドとの間に宿ったヒストリアを産めば領主の妻になれると思い、彼女を産んだが、実際は王政にとっても邪魔な存在でしかなったため、暇を出された。
それからは実家の牧場の仕事はせず、いつも本を読んでおり、夜になると派手に着飾って馬車で街へ出かけていた。
娘であるヒストリアのことに関しては無関心で、彼女が好奇心から抱きついた時には、彼女を突き飛ばし、涙ぐみながら「こいつを殺す勇気が私にあれば」と言って、その日以来彼女の前から姿を消した。
しかし、数年後の「ウォール・マリア陥落」の数日後、陥落当日にグリシャ・イェーガーによって、正妻と実子であるフリーダ、ウルクリン、ディルク、エーベル、フロリアンを殺され、「始祖の巨人」を奪われたロッドが始祖を奪還した際の継承先として確保するためにヒストリアの前に現れ、彼女と共にロッドと暮らすはずだったが、そこへ議会の命を受け、王家の穢れを清めるべく彼女とヒストリアの存在を「無かったことに」しようと現れた中央憲兵団に行方を阻まれ、ケニー・アッカーマン達に取り押さえられる。
その際にヒストリアとは無関係と主張したが、ロッドから「自分とは無関係だ」と言われ、議会の命令通り「無かったこと」にされるため、ケニーに首を掻っ切られ殺された。
その時、最期の言葉として、自身に対し「お母さん」と呼んだヒストリアに対し、「お前さえ産まなければ」と言い遺した。
なお、ロッドはそれなりにアルマを愛してはいたようで、自分の愛人となったばかりにヒストリア諸共不遇を囲う羽目になったことには、多少後ろめたさを感じていた模様。
また、ヒストリアとアルマを亡き者にせんと企む議会に先んじて、二人を密かに保護しようと独断で動いたことなどからも、その様子が窺い知れる。