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概要

クワガタと名に付くが、どちらかというとダンゴムシグソクムシウオノエなどに近い仲間。

白っぽい体色と赤い目を持つ種が多い。

普段は物陰に潜み、体長も大抵の種が1cm以下と小型な為、沢山いる割にあまり気づかれない。

干潟~深海・南極海まで、世界中の海で様々な種が見られ、その名の通り、雄の成体はクワガタのような立派な大顎を持つ。

大顎はクワガタと同じく雄同士の闘争や、外敵から身を守る為などの武器として使われるとされているが、その姿を見た者はいない。

雌は雄とは異なり、大顎は小さく、卵を抱える育房で胸部が大きく膨らむ。

卵が孵化するとズフェア幼生となり、その後様々なに取り付くとプラニザ幼生となり吸血する。

生体になると何も食べない。

いくつかの種はハーレムを形成する。

プラニザ幼生期の主な天敵は、ホンソメワケベラなどクリーナーフィッシュと呼ばれる、他の魚に付いた寄生虫を食べる魚達だが、体に飛び移って吸血することもある。

ちなみに、等脚目には他にも、ウミセミウミコロギスウミナナフシなどの、昆虫の名が付く種が存在する。

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