アフリカ産の魔法動物で、体重は1トンにもなり灰色のサイのような外見をしている。厚く硬い皮膚は、大方の呪文も呪いも跳ね返してしまう程の防御力を持っている。鼻の上に大きな鋭い角があり、この角は金属などの固いものも簡単に貫くだけでなく、致死的な毒液を有しているために角からその液体を注入された物体は全て破裂するか液状に溶かされてしまう。
ひどく刺激しなければ攻撃することはないが、いったん攻撃してくると上記の特性から大抵大惨事になる。交尾シーズンになると、オスはしばしば互いを破裂させ合うので、エルンペントの生息数は多くない。
ニュートのトランクにはメスのエルンペントが一頭住んでおり、彼のトランク内に住んでいる魔法動物の中では最大サイズを誇る。第1作では逃げ出した魔法動物の中で最もニューヨークの街に被害を及ぼしてしまっている。だが性質はやはり通常のエルンペントと変わらなく大人しい性格で、ぱっと見た時の黒くて円らな瞳は少し可愛げがある。