概要
学名:Oxalaia quilombensis
白亜紀後期セノマニアン期の南米に棲息していたスピノサウルス科の肉食恐竜。
発見された化石はブラジル北東部にあるカジュアル島にて発見された上顎の先端など頭骨の一部だけだが、そこから推定される頭骨の長さは1.35mもあり、推定全長も12~14mと、スピノサウルスに匹敵する巨体を誇るとともに、系統的にもスピノサウルスにかなり近縁だったと推測されており、復元イラストはスピノサウルスのものと酷似しているものが多い。
生態は他のスピノサウルス同様、魚を主食とした半水棲だったようであり、時にほかの恐竜や翼竜も捕食していたと推測される。
しかし、本種の化石は2018年に起きた火災により収蔵されていた博物館もろとも焼失してしまった模様。
2020年にはスピノサウルス・エジプティアクスに含める考えが出された。