概要
初出作品は『真・女神転生』で、「妖精」種族最上位の悪魔(仲魔)。
デザインは王冠、蝶の羽根、王族然とした赤い服、サーベルが特徴の美青年。
『デビルサマナーシリーズ』ではカブトムシのような兜をした老人として描かれる。
後者は『真・女神転生Ⅳ』や『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』のような別系列作品でも登場することがある。
攻撃、回復、補助スキルをバランスよく所持する為、敵としても仲魔としても強力な存在である。
『真・女神転生Ⅱ』では妖精が住まう旧新宿の王として君臨しており、戯曲の様にパックの失敗でヒロインにかかった“浮気草の露”を解除してくれる。
『真Ⅱ』の外伝ノベライズ版である『復活のジン』ではクー・フーリンをセンターと対立するシェルター軍に派遣した。
『真・女神転生Ⅲ』では妖精のすみかとなったヨヨギ公園の王、『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』では妖精の街の王として扱われている。
『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』では別件依頼“地図から消された村”で戯曲の如くずる賢く立ち回ってティターニアを魅了し、ライドウを小姓にする為夫婦で襲いかかる。
『真・女神転生Ⅴ』では一般登場悪魔以外に、魔界ダアトの品川区に位置する“妖精の集落”の長を務めるオベロンが登場。
作中ではラフム配下の悪魔たちによって魔界へ拉致された縄印学園の生徒たちを集落内に匿い、配下の妖精たちに命じて負傷者の手当てを施すという人間に友好的な悪魔である。
また、イズンやイシス、主人公のような他神族の悪魔の滞在を許す、集落の枯れかけた樹木を癒すために隠れて働いたケルピーの行状を見逃すことなく評価する等、既存作の放埓で身勝手な性格から一転して寛容で心優しい名君として描かれている。