オペラ座館・第三の殺人
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おぺらざかんだいさんのさつじん
俺は三度オペラ座館にやって来た。恐ろしく、そして悲しい殺人事件の舞台となったこの荘厳な洋館は、何も語らず俺たちを見下ろしていた・・・・
黒沢オーナーが亡くなり、「オペラ座館」が取り壊されることになった。亡き黒沢オーナーを偲ぶ公演に招かれたハジメ、美雪、剣持は「オペラ座館」を三度訪れる。
しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、怪人ファントムの仕業かのような恐ろしい殺人劇だった。
- 城龍也(声:三木眞一郎/演:増田昇太):劇団「遊民蜂起」の劇団員。28歳。今回の公演のファントム役。美土里の元恋人。
- 湖月レオナ(声:折笠富美子/演:山本舞香):劇団「遊民蜂起」の劇団員。20歳。高い容姿と優れた演技力から劇団内外での人気が高い。合宿所の火事に遭ったことが原因で火恐怖症になる。
- 絵門いずみ(声:山崎和佳奈/演:石川萌香):劇団「遊民蜂起」の劇団員。25歳。レオナと親しくしていることから準主役に近い役を得ている。
- 三鬼谷巧(演:六角慎司):劇団「遊民蜂起」の劇団員。22歳。レオナに並々ならぬ好意を寄せており、手首に彼女の名前の刺青を入れている。
- 氷森冬彦(声:坂口大助/演:七瀬公):劇団「遊民蜂起」の劇団員。20歳。かつてレオナに振られているが今も好意を寄せている。
- 影島十三(声:山路和弘/演:コング桑田):演出家。45歳。黒沢の一番弟子。ミステリー演劇の演出では日本の第一人者。
- 響静歌(声:藤田淑子/演:霧島れいか):元作曲家。50歳。高名な作曲家で数々の舞台の楽曲を創っていた。黒沢から「オペラ座館」を買い取った新オーナー。黒沢とは旧知の間柄だった。
- 響美土里 静歌の娘。17歳。母親に対し反抗的な態度をとる。城の元恋人。レオナを敵視している。
- 白神海人(演:戸塚純貴):ミステリールポライター。28歳。「オペラ座館」の昔の所有者一族の末裔。「オペラ座館」にまつわる話を語る。合気道3段。
- 霧生鋭治(声:古谷徹/演:古川雄大):劇団「遊民蜂起」の元劇団員。優れた演技の才能の持ち主だったが、合宿所の火事により顔に火傷を負い役者生命を絶たれ、新人公演を最後に劇団を去る。
アニメ版では、『オペラ座館・最後の殺人』とタイトルを変更し1時間スペシャルとして放映された。その時は、放送時間の都合上、容疑者が一部カットされた。
道枝駿佑主演のドラマ版では、最終回として前後編で放映された。また舞台となるオペラ座館は、離れ小島ではなくロープウェイを使わないと行けない高所にある建物として変更された。なお、その時のタイトルは『オペラ座館・ファントムの殺人』となっている。
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