オラビソウケ
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おらびそうけ
長崎県北部や佐賀県北西部に伝わる妖怪。
民俗学者柳田國男による『妖怪談義』の「妖怪名彙」などに記述される妖怪。
肥前国松浦郡(長崎県北部、佐賀県東松浦郡)で伝承されており、山中でこの妖怪に出会った者が「おらび」かけると「おらび」返してくるのだという。
「オラブ/オラビ」という言葉は九州の方言で「叫ぶ」という意味で、ソウケの意味は不詳である。
福岡県八女市星野村仁田原ではヤマオラビと呼ばれ、山に入った者が「ヤイヤイ」とおらびかけると、同じように「ヤイヤイ」とおらび返してきて、おらびかけた者は死んでしまうと恐れられるが、割れ鐘を叩けば助かるといわれている。
なお、声を返してくる妖怪として山彦が知られるが、それとは異なるものであるとされる。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成25年11月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。
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