概要
アクションゲーム『ゴッドオブウォー』に登場するサブウェポンの1つであり、シリーズを通して作中屈指のキーウェポンになっていく代物。
元々はオリュンポスの神々の王であるゼウスが、タイタン族との大戦・ティタノマキアを終結させる為に、天と地より造り上げた大剣である。長らく続いていたタイタン族との戦いに終止符を打った最終兵器であり、必殺技は地面に剣を突き刺し、自身を中心に巨大な竜巻を発生させる『デバイン・リコニング(英語で「神罰」の意味)』。ティタノマキアではこの一撃で、ほぼ全てのタイタン族を、まとめて冥界の深淵であるタルタロスへ叩き落した。
2作目の序盤にて、ゼウスがクレイトスへの助太刀として渡した(正確には天空から落として地面に突き立てた)が、本当は彼の持つ神としての能力を剣に注ぎこませる事で封印し、クレイトスをただの人間に戻して殺すという意図があった。その策略に気付かず、クレイトスは剣を引き抜いて己の武器とする代償に神としての力を失い、辛うじてロードス島の巨像コロッサスを打ち倒すも力尽きてしまう。その直後に現れたゼウスによってクレイトスは倒され、スパルタの残党達もこの剣による一閃で殆どが虐殺された。
そして、この剣は再びゼウスの手に戻ったが、タイタン族の加護を受けて復活したクレイトスは運命の三女神を屠り、自身がゼウスに殺された瞬間に戻って剣を奪い返し、ゼウスとの決戦に用いられる(この際に、事ある毎にゼウスが取り返しては使用しようとしている辺り、いかにこの武器が重要かが分かるだろう)。激闘の末に、遂にトドメを刺さんというところで、間に割って入ったアテナに誤ってこの剣を突き立ててしまい彼女を死なせてしまう原因になった。その後は、クレイトスがティタノマキアの時代から現代へと呼び出したタイタン族と、オリュンポスの最終決戦でもこの剣は存分に使われる。
この最終決戦では、クレイトスが再びゼウスに冥界へ堕とされた際に一度は失ってしまうも、ハデスとの決戦の前に取り戻す事になり、決別したタイタン族のペルスス・クロノス・ガイアらを屠るのにも用いられた。そして遂にゼウスを倒した後、クレイトスはゼウスを打ち倒した自身の中に眠っていた力である「希望」をアテナには渡さずに世界へと解き放つ為に、この剣で自ら切腹した。
ゼウスを倒して復讐を終えた彼は、そのまま自らも死ぬつもりであったが、彼の驚異的な生命力がそれを許さなかった。
各作品での活躍
2作目
ゲームをクリアすると、データ引継ぎプレイにおいてオリュンポスの剣のアップグレードが解除されるようになる。アップグレードすると、周囲にバリアを張って触れた敵からレッドオーブを吸収する「デバイン・サクリファイス」や、普通の□や△の攻撃で飛ぶ斬撃を放つ「アンガー・オブ・ゴッド」を習得できる。
メインウエポンであるブレイズオブアテナと比較すると、リーチが短いが非常に高い威力を誇っており、これで雑魚敵を斬殺するとボーナスでレッドオーブが10貰える。
3作目
序盤の戦闘では、ブレイズオブアテナの専用魔法としてデバイン・リコニングが使える。リーチが非常に短く敵1体につき最大9コンボのダメージしか与えられない為、攻撃としては使い勝手は非常に悪い。しかし、発動中の無敵時間がそれなりに長い為、最初のボスであるポセイドン戦では難易度が高い程に回避技として有効となる。
ハデス戦の前に取り戻した後は、本作のレイジ技「レイジ・オブ・スパルタ」の専用武器として使用する事になる。発動するとレイジゲージが尽きるまで斬る・叩き付け・衝撃波の3種類の攻撃で戦う。発動中は無敵ではないが、攻撃力および攻撃速度が向上し、敵の攻撃を受けても一切ひるまなくなるなど防御力も大幅に向上する。
アセンション
マルチプレイでゼウスを選択した際に使用可能。レベルがMax40になった際に、一度レベルをリセットする代わりに、さらに強力な武器や防具を得られる「デミゴッド・アセンション」を行う事で、獲得したアセンショントークン3つを対価とする事で得られる。
ヘビーアタックに「デバイン・リコニング」と、電撃を纏って周囲360度に斬撃を放つ「スパルタン・ラメント」がある。