概要
オスティア騎士団の傭兵→勇者。
貧しい家庭からの出身で、そのため小さい妹を口減らしのために遠くの村へ置くなど、苦しい少年時代を送った。
老いた両親と弟達を養うためにオスティア騎士団に入団した。周囲のように、立派な戦う理由が無いことに引け目を感じている。
性格は真面目で現実主義。目立つ存在ではないが非常に努力家。
ユニット性能
序盤が終わり中盤に差し掛かっていく、というところの8章で自軍増援として登場し、説得なども必要なく自動的に自軍に加入する。初期レベルは3、時期を考えると低いがパラメータの成長率は全体的に良いため育て甲斐のあるキャラと言える。闘技場を使うプレイなら回避型で命中率高めの剣を扱うオージェは安定して勝ちやすい部類に入るので、序盤から育ててきた主力メンバーに追いつかせるのは難しくない。
ただし同じクラスには2章と早い時期に仲間になる上に成長率はオージェと比較してもそこまで劣るわけではないディークがおり、彼と比べると体格の値が低いのがネック。
また剣歩兵として見ると今作ではソードマスターが非常に強いためにライバルとなるキャラが多いのも辛いところ。新たに育てるなら加入がオージェより後かつレベルが1であってもソードマスターにクラスチェンジできるフィルを選ぶという人も少なくないだろう。
加えて、そういったライバルたちと比べると支援相手が偏っているのもオージェの弱み。支援を組めるのはリリーナ、ボールス、バース、ウェンディ、ララムの5人であり、その内3名がアーマーナイトである。しかもララムはルートによっては仲間にならず、今作のヒロインであるリリーナは主人公であるロイと最速で支援が発生するなど、支援を組む際の障害が色々と多い。先述のディーク、フィルは今作最強候補のキャラであるルトガーと支援を組める上に、他にも支援候補に扱いやすく有力なキャラがいるため、この点にはかなりの格差を感じることだろう。
ただ逆に言えば支援相手が身内でほぼ固まっているオスティア組からすれば安定して使いやすく育ちやすいオージェは有力な支援相手であり、それは能力値・成長率に恵まれない上級職キャラが支援相手に多いララムにも言える。リリーナもロイとの支援にこだわらなければ移動力が同じオージェは一緒に行動させやすく相性のいいキャラである。
また加入後は斧持ちの敵が多い西方三島が戦いの舞台となるので闘技場を使わなくても育成自体は楽なのが救いである。後半からは手槍持ちのベルン竜騎士やサカルートなら弓を使う遊牧民が多くなるので、それらに対し勇者へクラスチェンジしていれば手斧で反撃出来る点はソードマスターには無い評価点。
如何せん地味な印象が拭えないが容姿やエンディングでの異名から勇者ローランを思わせるため、デュランダルを持たせるために彼を育てたという人もいるだろう。