概要
CV:井上喜久子(ぱびりおん〜)※
※クレジットが公開されたのはようジャパから。
絶滅動物の研究などが行われているジャパリパーク動物研究所の副所長。
ミライの友人であり、コミック版主人公の菜々の従姉(当初は不確定な情報だったが、アプリ版3にて判明。つまり、彼女の亡き両親のどちらかが菜々の両親のどちらかときょうだいという事になる)。ミライより少し年上で、ミライがまだ幼かったときに動物園で出会い、動物のことをたくさん教え、元々動物好きであったミライがパークガイドを志すきっかけを作った。基本的にファッションには無頓着だが、頭のリボンについてはとあるフレンズとの出会いがきっかけでその尻尾を意識したカラーリングになっている。
幼少期に両親を亡くしており、その経験から『会えない悲しみ』を少しでも減らすべく、ジャパリパーク動物研究所で絶滅動物の研究をしている。
また、彼女の応用研究の結果、記憶・記録のみから絶滅種の復元に成功している。劇中で登場するフレンズに絶滅種や実在しない動物が混ざっているのはこのためである。ただし、あくまでもアニマルガールの状態での復元であって、厳密にオリジナルとなった生物種を復元できているわけではない。
容姿
ウェーブのかかった青みの強い長い黒髪をリボンでポニーテールにしている。
髪の先の部分には黄緑のグラデーションがかかっており、ミライと同じくサンドスターの影響を受けていると思われるが
ミライと違って全部が黄緑に染まっていないのはデスクワーク中心でサンドスターに触れる機会が多くなかったからと思われる。
服装は薄灰色のシャツと黒いズボン、その上から白衣を羽織っている。
胸は公式イラストの時点で大きめに描かれており、ファンアートでもそれに準じているものが多い。
けものフレンズ3で明かされた、後にジャパリパークとなる島に来訪した当初は、髪はツインテールで、服装はフォーマルな感じになっている。
NEXONアプリ版
ストーリーの発端であるパーク・セントラルでの『セルリアン襲撃事件』の際、ほとんどのスタッフは避難できたが、彼女だけがセルリアンに襲われてしまう。その際、セルリアンに『輝き』を奪われ、彼女の潜在意識にある『両親にもう一度会いたい』という意志を、『いずれ消える世界中の『輝き』を奪い、セルリアンの統治下で永久に再生・管理しなければならない』とセルリアンが歪めて解釈し、セルリアンが暴走する原因となってしまった(その影響かセルリアンの女王は彼女に酷似した容姿をしている)。
その後意識不明の状態で発見、パーク外の病院へ搬送されたものの、意識は戻っていない。
結末
物語終盤、プレイヤーたちが女王を撃破したことでパークの脅威はなくなり、パーク・セントラルはパークの玄関口として再建が進む中、女王を倒した影響で『輝き』が戻ったためか、病院内で無事に意識を取り戻す。
回復も早いらしく、「近いうちにスタッフへ復帰する」という旨の内容がエピローグのミライの日記に綴られている。
ようこそジャパリパーク
15話以降、本編とは別に映し出される記録映像にて姿を見せる。
本来の動物の研究から離れてセルリアンについての研究を進めており、この時からセルリアンの『再現する』性質に目を付けていた。
同時に、研究を進めるにつれてパークの存亡に関わりかねない不穏な解答にばかり行き着く事に気が滅入っており、「早く元の研究に戻りたい」とも嘆いている。
また、フレンズ化する前のサーバルが脚を怪我していた頃の経過観察もしており、元気が戻らないサーバルの様子を見守っていた。
アニメシリーズにおける扱い
アニメシリーズには登場せず、ミライのように記録映像の中にも登場することはなかった。
最終話にてアニメ1期における主人公のかばんの正体が「帽子に付着した頭髪から生まれたフレンズ」であることが判明しており、「ウェーブのかかった青みの強い黒髪」という髪の毛の特徴から、かばんを生み出した毛髪はカコのものなのではないかという解釈がある。
ただし、かばんのCVがミライと同じ内田彩であることや、同じく最終話における観覧車のシーンにて元となった帽子がミライのものであったことが示唆されたことなどから、現在は「かばんちゃんのオリジナルになったのはミライである」という解釈が一般的である(そもそもの話フレンズは主に「種」レベルの擬人化である以上、「ヒト」であればだれの髪の毛でもかばんちゃんのデザインで発生するはずである。「人種」などの遺伝的な要因でブラックジャガーやホワイトタイガーのような黒変種・白変種、サラブレッドの毛色ように色違い判定がなされる可能性はある、尤もカコとミライの間に人種の違いは描写されていない)。
けものフレンズぱびりおん(ネタバレ注意!)
緊急警報 緊急警報
アトラクションエリアにセルリアン侵入
大変危険ですのでお客様は速やかに避難してください
カコ「どうしてセルリアンが……!?」
パーク職員「カコ博士、早く避難を!」
カコ「パビリオンにお客さんは!?」
職員「分かりません!シャッター降りてます!」
職員「中は安全です!大丈夫です!」
職員「早く避難!急いで!」
職員「荷物は置いといて!」
カコ「パビリオンのLB起動してる!?」
職員「止まってます!」
カコ「起動しておいて!!」
データ破損確認
システム破損確認
フレンズアーカイブに深刻な損傷
パビリオンセキュリティロック解除の為、オペレーションを開始してください
復元モードで、パビリオンを再起動します
アプリを初めて起動すると流れるOPムービー。
最初は大塚芳忠によるナレーションで明るい世界観が紹介されるのかと思いきや、その途中でいきなり画面が砂嵐で荒れた直後に警告メッセージが表示され、上記の不穏極まりないやり取りが聞こえてくる。
その後ナレーションが何事もなかったように再開され、ゲームも特に支障なくプレイできる。
その後のカコ達の行方について触れられる事は一切なく安否不明の状態だったが、ジャパリパークパビリオンのデータ復旧が可能になり、それの第一のセキュリティロックを解除すると、彼女からの通信を不安定ながら受信する。
どうやら上記の騒動以降無事にパークからの避難はできているようで、現在は「管理センター」なる場所でパークの完全復旧に向けてシステムの修復作業を進めているとの事。
けものフレンズ3
アプリ版
メインストーリー第8章で初登場したのち、『セーバルぶらり旅』にも登場。
女王事件解決後、無事にスタッフとして復帰しており、現在は研究所にてセーバルの力を応用した対セルリアン用防衛システムの開発を進めている。
ジャパリパーク動物研究所の主任としてフレンズやセルリアンの研究以外にも、セルリアン対策、各施設の総合管理など、パークに関わる様々な仕事をこなす多忙な日々を送っている。かつての女王事件から来る責任感のせいか、問題が起こった際には自己を顧みず解決に注力しており、従業員だけでなくセントラルに頻繁に出入りしているマンモスやサーベルタイガー、ニホンオオカミら、絶滅種のフレンズ達からもオーバーワークを心配されている(あまりの忙しさに従妹であるナナが身の回りの世話をしている時もあり、フレンズ達からは「ついにカコがお世話(飼育)される立場になってしまった」と言われることも)。
挙句には不慮の事故とはいえ、到頭強制的に休暇を取らされた事もあった。
主任となったことでパーク内施設の設備や立ち入り禁止区域の管理権限も持つようになった。
メインストーリーシーズン2からカレンダが正式にパークスタッフとなったおかげでカコの負担も多少は軽減している模様。カレンダとは根っこが「研究員」という共通点があることから、ジャパリパークやフレンズ、セルリアンについて現実的・科学的な目線で相談・議論を交わしている。時にはナナやミライには見せない弱気な本音を漏らすことも。
そしてシーズン2最終盤では遂に自らの過去との決着を付ける事になる。
カコミスルとの関係が掘り下げられてからは当人とのやり取りも増えており、カコミスルもカコの研究室に頻繁に出入りするようになり、カコの精神的なフォローを行ったりしている。
メインストーリーシーズン3ではこれまでの功績を評価され、「ジャパリパークの副園長」に就任。
現在ジャパリパークを離れている園長から、1人の少女の長期ステイを依頼される事になる。
アーケード版
直接登場はしなかったものの、ミライやナナと一緒の場面が撮影された特別なスキルカードを印刷できるQRコードが公式サイトにて配信されていた。