概要
カトウハルアキは日本の漫画家、イラストレーター。
経歴
2004年にライトノベル『憂鬱アンドロイド』の挿絵でイラストレーターとしてデビュー。当時は「珈琲」という名義であった。
その後、『COMIC SEED!』(ぺんぎん書房→双葉社のWEBコミック誌。2006年に休刊)の「COMIC SEED!大賞」に応募した『カシマシスタス』が最終選考まで残り、本誌掲載される。
2005年に「コーヒー」名義で、実質的な漫画家デビューとなる『夕日ロマンス』が『ファンロード』に読み切りとして掲載される。その後読者からの人気を得たためシリーズ化し本連載に至った。また、2005年9月からCOMIC SEEDで『アルファ+A』の連載を開始(「当時は珈琲」名義)したが、3話まで掲載された時点で休刊となったため未完結となった。
『月刊少年ブラッド』(SBクリエイティブ)の2006年5月号に「代理原稿」(いわゆる「穴埋め」)として読み切り『ホワイトタイガー』が掲載され、これを下地として少年ブラッドの公式サイト『Web★ブラッド』で『ヒャッコ』の連載を始める。
サイト移行に伴い『FlexComixブラッド』に移籍し、この時に「カトウハルアキ」の名義に改める。また、連載中であった『夕日ロマンス』の10・11話もカトウハルアキ名義で掲載された。
2008年10月に『ヒャッコ』がWEB上で掲載されているコミックとして初めてテレビアニメ化されたが、2009年ごろから不定期連載状態となり、2012年12月を最後に連載休止が発表される。10年以上経った現在も更新はされず、未完のままであるが作者から完結との言及がないため、ファンの間でもあくまで「休止」として扱われている。
その後、『COMIC メテオ』で『危ノーマル系女子』の連載を「真田ジューイチ」名義で始めたが、2015年8月を最後に同作の更新も停止。2022年3月に未完で完結する旨を発表した。本人いわく「本来は上下巻で完結する予定だった」とのこと。
その後は二次創作イラストは確認されるが、漫画家としての活動は2024年現在は確認されておらず、時折Twitter(現X)で投稿するのみとなっている。
ヒャッコのアニメ化に関する発言
ヒャッコのアニメ化に関して以下のように苦言をTwitter上でしている。
- 「自分の作品のアニメ化が失敗しちゃってるから女の子がちゃんとカワイ~~~ク描かれてる人気の他アニメ作品が妬まし過ぎてツラくって観れなくなってツライ!」
- 「端的に『失敗』って表現を使ったんだけど、より正確に言うなら『成功したとは言い難い結果だった』・・・かな?」
と発言しており、ファンの間で物議をかもした。これ以外にも直接「ヒャッコ」や他の作品の名前を出すことはないが、何度かアニメの出来栄えや人気について不満があったことをやんわりと言及している。