カトシツアシュク
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かとしつあしゅく
カナダに住むインディアン・イヌ族やクリー族に伝承される巨大な怪物。
カトシツアシュク(Katshituashku)とは、カナダに住むインディアンであるイヌ族やクリー族に伝承される怪物。
近隣の部族にも類似した伝承がいくつもあり、それらはアチパ・トコバ(Atipa-Tcoba)やヤクワウィアク(Yakwawiak)、ミシ・マスクワ(Misi-Maskwa)と呼ばれ、英語圏ではまとめてスティッフ・ジョインテッド・ベア(Stiff-Jointed Bea:硬い関節のクマ)と呼んでいる。
見た目は頭が大きめの無毛のクマのような巨大な怪物で、脚はまるで関節がないように硬いといわれている。
またこの怪物は人喰いである。
一説によるとこの怪物は、先住民の先祖が残したマンモスやアメリカマストドンについての言い伝えや、土中から発見されることがあるミイラや骨格をモデルに生み出された伝承であるといわれている。
なお中世ヨーロッパでは、ゾウの脚には関節が無く、眠るときには木に寄りかかるとされていたので、それも関連しているのかも知れない。
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